2025年11月12日現在、Appleを装った詐欺SMS「【Apple ID】安全確認のため停止中。連携で本人確認を至急完了して下さい。」が出回っています。
SMSにはフィッシングサイトのURLが記載されており、偽サイトでAppleアカウントを入力してしまうと、不正アクセス被害に遭う可能性があるため注意してください。以下詳細です。
目次
「【Apple ID】安全確認のため停止中」詐欺SMSが増加
2025年11月頃から、Apple IDの安全確認を理由に本人確認を求める詐欺SMSが出回っており、SNSやナレッジコミュニティで受信報告が増えています。
SMSに記載されたURLを確認したところ、Appleを装ったフィッシングサイトに転送されるものだったため、誤ってURLを開かないよう注意してください。
【Apple ID】安全確認のため停止中。連携で本人確認を至急完了して下さい。https://
Apple公式サイトを装った偽サイトに誘導
SMS記載のURLを開くと、「APP Store アカウントは安全異常があるので、再度ログインしてください」と表示された後、Apple公式サイトを装ったフィッシングサイトに転送されます。
誤ってアクセスした場合は、個人情報(Appleアカウント、請求先住所、クレジットカード番号等)を入力せず、すぐにページを閉じてください。
偽サイトでAppleアカウントを入力した時の対処
フィッシングサイトでAppleアカウントやクレジットカード番号を入力してしまった場合は、以下の対処を行ってください。
Apple Accountを入力した時の対処:
- Apple Accountでパスワードを変更する
- Apple Accountの登録情報が変更されていないか確認する
- 不審なデバイスがログインしていないか確認する(iPhoneの設定 → Apple Account)
- クレジットカード情報を入力してしまった場合:カードの発行会社に報告する
Apple Accountの問題は通知やメッセージが表示
Apple Accountで問題が発生した場合、サインイン済みのデバイスに通知が届くことが多く、突然SMSなどで「apple.com」以外のURLへのアクセスを求められることはありません。
また、Apple Accountがロックされた場合、サインイン済みのデバイスで「設定」や「App Store」を開いた時などに以下のメッセージが表示されます。
・「このApple Accountは、セキュリティの問題により使用が停止されています」
・「セキュリティ上の理由によりご利用のアカウントが無効になっており、サインインできません」
・「このApple Accountはセキュリティの問題によりロックされています」引用:Apple
デバイスにはメッセージが表示されていないものの、アカウントロックの不安が残る場合は、Apple Accountの管理ページでログインできるか確認する方法もあります。
管理ページに問題なくログインできれば、Apple Accountはロックされていないので、受信したSMSやメールは偽物と判断できます。
一般のスマートフォンから無断送信されている可能性
送信元の電話番号は「080」や「090」から始まる携帯番号が多く、いくつかの番号の口コミを調べると、過去に宅配業者の詐欺SMSを受信したとの報告がありました。
一部の番号は数年前から詐欺SMSが送信されており、マルウェアに感染した一般のスマートフォンから無断送信されている可能性もあるため、返信や電話の発信は控えてください。


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