iOS16以降、iOSアップデート後にシステムサービスのソフトウェアアップデートにより、大量のモバイル通信が発生する問題が発生していますが、先日リリースされたiOS16.4においても問題が継続しているようです。
目次
iOS16.4でシステムサービス「ソフトウェアアップデート」により大量のモバイル通信が発生
iOS16以降、iOSアップデート後にシステムサービス(設定→モバイル通信→システムサービス→ソフトウェアアップデート)が大量のモバイル通信を行う問題が発生していますが、先日リリースされたiOS16.4アップデートを実行したユーザーからも、同じ問題を報告する声が増えています。
システムサービス「ソフトウェアアップデート」によるモバイル通信量の問題の件、iOS16.4でも改善されていないようです。
アップデート後、電源を切りモバイル通信環境で電源再投入、そのまま約12時間強使った後に確認したらソフトウェアアップデートは550MBのモバイル通信量でした。
Appleは問題として認識していないのではないでしょうか?コメント投稿者:まっささん
iOS16.4、勝手に大量にモバイル通信消費するの直ってません!! pic.twitter.com/PJNQ9FvGPx
— むっち (@muttie70) March 31, 2023
iPhoneの再起動後にモバイル通信が発生する傾向
iOSアップデート後、システムサービスにより大量のモバイル通信が発生する問題の特徴として、「iPhoneを再起動すると、システムサービスのソフトウェアアップデートにより、数百MB~数GBのモバイル通信が発生する傾向がある」ことが判っています。
また、この問題はiOSアップデート直後に限ったことでは無く、iOSアップデートから日数が経過した後に再起動しても同様の問題が発生する事例もコメント欄で報告されています。
iPhone11を16.2にアップデートしてほぼ2週間経っていますが、
今日、外で再起動したところ、モバイル通信>システムサービス>ソフトウェアアップデートに
420MBほどの消費がありました。
この問題が発生するのは、アップデート直後に限らないようです。コメント投稿者:匿名さん
iPhoneの再起動頻度を減らすことで問題の発生を防ぐ
システムサービスによりモバイル通信が発生する問題の回避対策として、iPhoneを再起動する頻度を極力減らすなど、以下の対処方法が挙げられますが、一部のユーザーからは「iPhoneがクラッシュして暗転画面から自動復帰した日からモバイル通信の問題が再発した」との声もあり、完全に防ぐことは難しい状況です。
- iOSアップデート実行後は、大量のモバイル通信が発生する可能性があるため、できる限りWi-Fiに接続した状態を維持する。
- 休日前日の夜間など、翌日以降もWi-Fi接続を維持できる日にアップデートを実行する。
- iPhoneの再起動や電源オフに繋がる操作は極力控える。
- モバイルデータ通信を使用する時のみ、設定→モバイル通信→モバイルデータ通信をオンにする。
- iOSアップデートから日数が経過しても、再起動すると問題が再発する場合がある。
- 再起動操作を行なっていない場合でも、フリーズや画面暗転が発生すると再起動される場合がある。
『システムサービス「ソフトウェアアップデート」により大量のモバイル通信が発生する』件、16.2アップデート後2日(はっきり覚えない)して発生(12/27)
なお、その日、「画面が暗転して動作しなくなり、電源ボタン長押ししたら再起動する前に回復した」というエラーも見られた。
この症状の際、再起動と同様の状態になり、大量のモバイル通信に繋がった可能性があるのではないかと個人的に思っています。コメント投稿者:H.Mさん
省データモードを選択し直す、オンにし直す
一部のユーザーからは、iPhoneの設定→モバイル通信→通信のオプション→データモードを省データモードに変更する、既に省データモードになっている場合は、省データモードを選択し直す(標準→省データモード)ことで改善したの声があります。
ただし、省データモードに変更しても直らないとの声も多く、必ずしもこの方法では改善するとは限らないため、iOS16.4アップデート後にシステムサービスのモバイル通信量が増えた際には、おまじない程度に試してみると良いかもしれません。
再起動後にデータを消費する事がほぼわかってきているので、被害を減らすためにバグ回避の手動による再起動、またOSアップデートをする前にモバイルデータ通信をオフにしておくと良いと思います。
モバイルデータ通信を切っていても電話はつながりますし、必要なときだけデータ通信をオンにするという方法でも被害は最小限に抑えられると思います。
コメントありがとうございます。
仰るように、モバイルデータ通信のオンオフ使い分けは対策として有効かと思われます。
モバイルデータ通信のオンオフまでは考慮していなかったので、この件の対策方法の一つとして追記させて頂きました。
Appのバッググラウンド更新をオフにすることで改善するのでしょうか。
【とりあえずの対処方法】
高校生の娘の端末が同様の症状です。
授業中は電源を消さなければいけない高校で、放課後電源を入れるとシステムサービスによってモバイルデータが0.5G程度消費されます。
電源を入れた時にwi-fiにつながっていないとモバイルデータが消費されるようで、学校に入る前に電源を切るのではなく【機内モード】にすることで消費しなくなりました。
機内モードは通信ができなくなるので電話の着信やLINEの受信などのほか緊急地震速報も入らなくなるそうで、同じような使用環境の方は試してみてください。
なお機内モードでもwi-fiに接続している場合は通信ができてしまいますので、完全に通信できないようにするためにはwi-fiも切っておく必要があります。
コメントありがとうございます。
記事中のモバイルデータ通信をオフにする、といった対処法と同じ効果があるものと思われます。
モバイルデータ通信のオフであれば、電話の発着信は可能なので、外出先などで最低限の連絡手段を残したい場合はこちらをお試しください。
iOS16.5でも改善されてく、0.42g消費されました。
アップデートの日と、数日して再起動した日…
なぜ改善されないのか???