AppleがiPad向けにiPadOS15.4.1アップデートをリリースしています。iPadOS15.4.1では、アップデート適用後にバッテリーパフォーマンスが低下し、バッテリーの消耗が早くなる問題の解消などが行われています。
目次
iPadOS15.4.1アップデートの内容と詳細について
本日iPad向けにリリースされたiPadOS15.4.1アップデートでは、iPadOSアップデート適用後にバッテリーパフォーマンスが低下しバッテリーの消耗が早くなる問題の解消、点字デバイスが一部サードパーティ製アプリとの接続が解除される問題の修正などが行われています。
なお、同日リリースされたiOS15.4.1においても、iPadOS15.4.1と同様アップデートが適用されており、バッテリーパフォーマンスの問題解消などが行われています。
このアップデートには、以下のiPadのバグ修正が含まれます:
• iPadOS 15.4にアップデートしたあと、バッテリーが予想よりも早く消耗する可能性がある問題
• テキストナビゲートまたは通知表示中に点字デバイスが反応しなくなる可能性がある問題
• “Made for iPad”補聴器で一部の他社製Appとの接続が解除される可能性がある問題Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
iPadOS15.4.1アップデートのセキュリティアップデート内容
iPadOS15.4.1アップデートでは、CVE-ID基準で1件の脆弱性が修正されており、悪意あるアプリケーションがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性が対処されています。また本脆弱性は積極的に悪用された可能性があると報告されている模様です。
AppleAVD
Available for: iPhone 6s and later, iPad Pro (all models), iPad Air 2 and later, iPad 5th generation and later, iPad mini 4 and later, and iPod touch (7th generation)
Impact: An application may be able to execute arbitrary code with kernel privileges. Apple is aware of a report that this issue may have been actively exploited.
Description: An out-of-bounds write issue was addressed with improved bounds checking.
CVE-2022-22675: an anonymous researcher引用:About the security content of iOS 15.4.1 and iPadOS 15.4.1
iPadOS15.4.1アップデートの口コミと評判について
TwitterなどのSNSを確認した限りでは、iPadOS15.4.1アップデート適用により文鎮化(リンゴループ、起動できない状態)になったとの報告は見受けられず、アップデート適用の完了を報告する声が多く見受けられます。
ただ、今後アップデートを実行するユーザーが増えるにつれて問題も報告される可能性があり、とくにデバイスの容量不足によって発生する問題、PCでアップデートを実行する場合はエラー4000などが発生する可能性が考えられます。
もしPCでiPadをアップデートした際に「不明なエラー4000」が発生した場合は、デバイスのパスコードをオフにすることでエラーを回避できる可能性があるので、こちらを試すようにしてください。(iPhoneに関しても同様です)
iPadOS15.4.1アップデート方法について
iPadOS15.4.1には次の手順でアップデートできます。アップデートを実行する場合は、事前にバックアップを作成することを強くお勧めします。
またストレージの空き容量が少ない場合、インストール済みアプリの「書類とデータ(キャッシュ等)」が消去される可能性、デバイス起動時に延々とロゴが表示される状態(リンゴループ)になる可能性があるため、事前に不要なアプリ等を消去して空き容量を確保してください。
- 設定アプリをタップ
- 一般をタップ
- ソフトウェア・アップデートをタップ
- ダウンロードしてインストールをタップ
- パスコードを入力する
- iPadOS15.4.1のダウンロードが始まり、完了後にインストールが実行されます
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