AppleがiPhoneなどiOSデバイス向けに、iOS15.4.1アップデートをリリースしました。iOS15.4.1では、アップデート適用後にバッテリーを早く消耗する不具合などの修正が含まれています。
目次
iOS15.4.1アップデート内容の詳細、変更点について
iOS15.4.1では、iOSアップデート適用後にバッテリーを早く消耗するする不具合、MFi認証製品(Made for iPhone)の補聴器で一部サードパーティ製アプリと接続が解除される不具合の解消などが行われています。
以下はiOS15.4.1アップデートのリリースノートとなっており、アップデートサイズは筆者環境(iPhone 12 Pro)では297.5MBとなっており、マイナーアップデートとして若干サイズが大きい印象があります。
このアップデートには、以下のiPhoneのバグ修正が含まれます:
• iOS 15.4にアップデートしたあと、バッテリーが予想よりも早く消耗する可能性がある問題
• テキストナビゲートまたは通知表示中に点字デバイスが反応しなくなる可能性がある問題
• “Made for iPhone”補聴器で一部の他社製Appとの接続が解除される可能性がある問題Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
iOSアップデート後にバッテリーを早く消耗する不具合が解消
前回のiOS15.4アップデート適用後、多くのユーザーからバッテリーパフォーマンスの悪化が報告され、各所で「iPhoneのバッテリーの減りが早い」などの声が挙がっていましたが、今回のバッテリーパフォーマンスの悪化はiOS側に原因があったようで、iOS15.4.1ではバッテリーパフォーマンスの改善が行われています。
もしiOS15.4をお使いでバッテリーの持ちが悪い場合、iOS15.4.1アップデートを適用することでバッテリーの消耗が改善する可能性がありますが、アップデート適用後の48時間~数日程度は内部処理の兼ね合いにより、バッテリーの減りが早くなる可能性も考えられます。
テキストナビゲート、通知表示中に点字デバイスが反応しなくなる不具合が解消
iPhoneでテキストナビゲート(恐らくVoiceOver)中、あるいは通知表示中に点字ディスプレイ等の点字デバイスが反応しなくなる問題がiOS15.4.1で解消されています。
具体的なメーカー名などは挙げられていない為、AlvaやBaumなどメーカー問わず点字ディスプレイ全般で問題が生じる可能性があったものと思われます。
MFi認証製品の補聴器がアプリと接続が解除される不具合が解消
MFi認証(Made for iPhone)された、正規の補聴器で一部サードパーティ製アプリと接続が解除される問題がiOS15.4.1で解消されています。
もしiOS15.4以前をお使いの場合で、補聴器とiPhoneの接続が頻繁に解除される、あるいは途切れるといった問題が生じている場合は、iOS15.4.1アップデートで不具合が解消される可能性が考えられます。
カーネル権限で任意のコードを実行できる脆弱性が修正
iOS15.4.1アップデートのリリースノートには記載されていませんが、iPhone 6s以降やiPod touch(第7世代)でアプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる脆弱性が修正されています。
この脆弱性は積極的に悪用された可能性があるとの報告があるため、iPhoneのセキュリティを担保するためにもiOS15.4.1アップデートの適用を積極的に検討するようにしてください。
AppleAVD
Available for: iPhone 6s and later, iPad Pro (all models), iPad Air 2 and later, iPad 5th generation and later, iPad mini 4 and later, and iPod touch (7th generation)
Impact: An application may be able to execute arbitrary code with kernel privileges. Apple is aware of a report that this issue may have been actively exploited.
Description: An out-of-bounds write issue was addressed with improved bounds checking.
CVE-2022-22675: an anonymous researcher引用:About the security content of iOS 15.4.1 and iPadOS 15.4.1
iOS15.4.1で報告されている不具合について
iOS15.4.1アップデートで不具合が発生した場合はコメントにて詳細を共有して頂けると幸いです。なお、コメントは全て読ませて拝読していますが、不適切な言葉を含むコメントについては承認しない場合がある他、コメント欄に反映されるまで時間を要する場合があります。報告が多い不具合については、優先して調査し記事として詳細をお知らせします。
iOS15.4.1アップデートの評判と感想
iOS15.4.1アップデート実行後に、iPhoneが使用不可になる文鎮化(リンゴループ)やモバイル通信が圏外になる等の声は見当たりません。
また筆者環境(iPhone 12 Pro)においても、iOS15.4.1へのアップデートが正常に完了しており、記事に記載すべきような致命的な不具合は発生せずに動作していますが、デバイスの空き容量が不足していると問題が発生する場合があるため、アップデート適用時は空き容量を必ず確認するようにしてください。(数GBは空けておくと安心です)
iOS15.4.1アップデート実行時の注意事項について
iOS15以降、iOSアップデート適用後にTwitterなど一部アプリのセッション情報(ログイン状態)が削除され、再ログインを要求される事例が増えており、原因の一つとしてデバイスの空き容量不足が指摘されています。
ストレージの空き容量が少ない状態でアップデートを実行すると、iOSがインストール済みアプリの書類とデータ(キャッシュ等)を消去する場合があるため、アップデートを実行する際には空き容量を十分に確保するようにしてください。
iOS15.4.1アップデート後にバッテリーの減りが早い時の対処
iOS15.4.1アップデート適用後、48時間~1週間程度はバッテリーを多く消耗する場合もありますが、もしアップデートを適用してから1週間以上経過してもバッテリーの減りが著しく早い場合、IOSあるいはインストール済みアプリがバッテリーを多く消耗している可能性があります。
一時的にiOSがバッテリーを大量に消耗している場合は、設定アプリのバッテリー画面で「iOSをアップグレード中のためiPhoneは通常より多く使用されています。これによりバッテリーの持続時間に影響がある場合があります。」とされるので、こちらが表示されている場合は時間をあけることで解消する場合があります。
また設定アプリのバッテリー画面、App毎のバッテリー使用状況を確認し、特定アプリがバッテリーを大量に消耗している場合は、該当アプリのバックグラウンド更新をオフにするか、代替えとなるアプリに乗り換えることでバッテリーパフォーマンスの改善が期待できます。
これらを確認しても問題無い場合は、iOSが何らかの理由(不具合等)によりバッテリーを多く消耗している可能性があるため、アップデートで改善されるまでの間は以下の設定等を見直し、バッテリー駆動時間を延長させるようにしてください。
- 画面ミラーリングの使用を控える
- iPhoneを低電力モードで使用する
- iPhoneの自動ロックを1分に設定する
- アクセシビリティ機能「自動で電話に出る」をオフにする
- 使用していないアプリのプッシュ通知をオフにする
- 画面の明るさを自動設定にする(設定>アクセシビリティ>画面表示とテキストサイズ>明るさの自動調節)
- コントロールセンターから手動で画面の明るさを暗くする
- 長時間の映像ストリーミングは可能であれば他デバイスで視聴する(テレビなど)
- 起動したアプリをマルチタスク画面から完全に終了しない(最小化した状態で使い続ける)
- プライバシー→位置情報サービスで、アプリの設定を可能な限り「使用中のみ」に変更する
- メールの受信頻度(フェッチ)やカレンダーのデータ取得頻度を減らす
- 設定→一般→Appのバックグラウンド更新で不要なアプリをオフにする
- バッテリー残量が20〜30%になる前に充電する
- Wi-Fi環境がある場合は積極的に利用する
- モバイル通信やWi-Fi通信の電波強度が低い、圏外になる場合は機内モードを使用する
- Wi-FiやBluetoothを使用していない場合はオフにする
- 設定→モバイル通信でWi-Fiアシストを有効にする
- 設定→バッテリー→バッテリーの状態に交換を勧めるメッセージ等が表示されていないか確認する
- 設定→Apple ID(自分の名前)→iCloud→iCloudバックアップ→モバイル通信経由でバックアップをオフにする
ios15.4.1に更新したのですがスクリーンタイムの時間のカウントがおかしくなりました
iPhoneSE2 128GB
15.4にしてストレージが38GBから48GBにいっきに増えました。15.4.1にしましたが、変わらずです。
今回のアップデートで、バッテリーの消費量問題にたいする修正がされていると言う事で、iPhone8とiPhone12minのIOSを、15.4.1にアップデートしたのですが、15.4の時と何ら代りばえしないですね⤵
15.4にしてアプリ使用中に強制再起動(リンゴマーク)になっていました。15.4.1にしましたが改善されていません。
やはりアプリ使用中に強制再起動(リンゴマーク)になります。
15.4.1にアップデートしましたがモバイル通信が圏外となりました
15.4でもあったビデオが再生できない不具合は解消されてません。
wi-fi設定がおかしくなりました。
モデルNWLV2J/A A2221
iPhone11 RED 64GB
Wi-Fiに接続→離れたりオフにしたりで切断→再接続でWi-Fiに接続するもののインターネットなしと表示されて通信しなくなる…
ネットワーク接続設定をリセットしても症状変わらず。
(リセット後は繋がるが症状変わらず)
ルーターを変更してもNG
現在リカバリーモードから再インストール中。
リカバリーモードから再インストールの結果直りませんでした。
Appleサポートに連絡して症状を確認して貰いましたが、解決策は無く、iOSのアップデート待ちです。
モデムファームウェアバージョンを書き忘れてたので追加します。
3.02.01です。
ネットワーク設定をリセットし、再度Wi-Fiに接続すればエリア外に出るまでは使えるので騙し騙しアップデート待ちです。
更に追加です。
多分解決しました。
PC側のインターネット接続もおかしくなり、先日アパートの管理会社の方に外部機器を再起動して貰ったらPC側のインターネット接続は直りました。
iPhone側は変わらず一度範囲外に出たりオフ/オンを切り替えるとダメ繋がらない状態でしたが、本日PCのスリープが有り、復帰後にまた接続出来なくなり、ゲートウェイとDNSサーバーアドレスが間違った物となって居ました。
これをIPアドレス手動設定で正しいゲートウェイとDNSサーバーアドレスに設定すると繋がりました。
もしかして…と思い、iPhoneのWi-Fi設定も同じ様に設定してやると、オン/オフを切り替えても接続出来る様になりました。
原因として考えられるのは、アパートの他の入居者のWi-Fiルーターが正しい設定がされてなく、そのルーター宛にゲートウェイとDNSサーバーアドレスが向いてしまった事が原因と考えられます。
こちらを見ておられる方、似た症状で悩まされてる方、正しいルーター設定をお願い致します。
テラサの動画が再生できない
モバイル通信が入らなくなりました。
15.4.1にアップデートして、gmail、メール、LINEのプッシュ通知が来なくなりました。
iOS15以降 不具合だらけだったSafariがなんとか正常になったかなと思ったら、今度は csrfトークンに問題があります とエラー表示が出るようになりしょっちゅう固まるようになりました。
csrfトークンとはなんでしょう???
再起動してしばらく経つと再び固まるの繰り返しです。
また、ストレージ容量が無意味に増加していてなんだか変です。
バッテリーも異常なほど消費します。
パソコン無い為、ずーっと不具合解消されないのでiPhoneだけでなんとか出来るようにしてほしいですね。
YouTubeのアプリを使うと接続されていませんとなり、サムネなどは更新されるが、動画が見れない
Wi-Fiに繋げるがWi-Fiのマークがでないで4Gのまま
Twitterのスペースにてスピーカーができない。
今までアップデートを繰り返してきましが、世間で言われること電池の急速消耗とかはなかったのですが、今回の15.4.1へのアップデートで発生しました。電源OFFも効きません。まだ1日ですので、1週間ほど様子見ます。
上記同様アップデートを繰り返してきましが、世間で言われること電池の急速消耗とかはなかったのですが、今回の15.4.1へのアップデートで発生しました。電源OFFも効きません。
スマプラという音楽アプリの楽曲が全て消えました。
15.4.1にアップデートしてから、いくつかのアプリでタップした時の反応が悪くなりました。
無反応だったり、ときに時間が経ってから反応したり。
また、睡眠アプリをApple Watchと同期しているのですが、ウォッチからの情報が反映されなくなってしまいました。
Iphone SE2でIOS15.4にアップデートしてから、PHILIPSのモバイルバッテリーからのPD(TYPE-C)充電が出来なくなりました。Iphoneの右上のバッテリー充電表示(緑色)が点滅します。
AC充電器(15W)のPD(TYPE-C)充電は問題ありません。
IOS15.4アップデートでバッテリー充電に制限が追加されたと思います。
因みにAPPLサポートに問い合わせた結果、何と未だ1年しか経ってないIphone SE2のバッテリーを交換して下さいとのこと。話になりません。
従って、次アップデートを待っていて、今回のIOS15.4.1アップデートしましたが解決しません。
折角の急速充電のモバイルバッテリーが役に立たなくなってます。
IOS15.3に戻したい気持ちです。
15.4.1にしてからストレージの「iPadOS」のバーがめちゃくちゃ増えた…
下にスクロールして詳細をみても7.5GBなのだけど、上のバーだけ見ると40くらいを占拠してる…初期化しかないのかな。。
読んだ通知が消えず残り続ける
15.4.1にしてから、明確にモバイル通信のエリア移動に対する追従が悪くなりました。
自動車や電車で視聴していると、顕著に通信が止まります。
アンテナ表示は4本立っているように見えますが、その状態でスピードテストをすると上り下りともに0Mbps。
モバイル通信をOff/Onすると復旧するので、事象は明らかです。
はっきり言って使い物になりません。
戻したい。