iOS15でiCloudバックアップ機能にモバイル通信でバックアップを作成できるオプション、「モバイル通信経由でバックアップ」がデフォルトで有効化(オン)された状態で追加されました。
Wi-Fi環境がない場合でもバックアップを作成できる便利な機能である一方、使用できるデータ通信量に制限がある通信プランを契約している場合は注意が必要です。
目次
モバイル通信でiCloudバックアップを作成できる新機能
iOS15アップデートでは、5G対応モデル(iPhone 12以降)向けにモバイル通信でiCloudバックアップを作成できるオプション「モバイル通信経由でバックアップ」が追加されています。(設定→Apple ID(自分の名前)→iCloud→iCloudバックアップ→モバイル通信経由でバックアップ)
注記: 5Gをサポートしているモデルでは、モバイルデータ通信ネットワークを使ってiPhoneのバックアップを作成できるオプションが通信事業者により提供されている場合があります。「設定」>「[自分の名前]」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」と選択し、「モバイル通信経由でバックアップ」のオン/オフを切り替えます。
引用:Apple
デフォルトで「モバイル通信経由でバックアップ」がオンに
モバイル通信経由でバックアップはデフォルトでオンになっているため、iCloudバックアップを使用しているiPhoneをiOS15にアップデートすると、気づかないうちにモバイル通信経由でiCloudバックアップが作成されてしまう可能性があります。
そのため、使用できるモバイル通信量に限りがあるプランを契約している場合は、iOS15アップデート適用後に設定→Apple ID(自分の名前)→iCloud→iCloudバックアップ→モバイル通信経由でバックアップがオフになっていることを確認することを強くお勧めします。
iCloudのバックアップに「モバイル通信経由でバックアップ」とかいう通信量を使い切りそうなアホなオプションがある。 pic.twitter.com/E9nevajp1J
— まさにゃん/Masaya Kimoto (@MasayaKimoto) September 25, 2021
モバイル通信経由でバックアップはバッテリーを消耗する原因にも
モバイル通信経由でバックアップがオンの場合、電源が近くに無い外出先などでもiCloudバックアップが作成されてしまうため、iOS14以前に比べるとバッテリーを多く消耗する可能性があります。
実際にTwitterなどでは、モバイル通信経由でバックアップをオフにしたことでバッテリーが長持ちするようになったとの声も挙がっているので、もしバッテリーを長持ちさせたいのであればオフにした方が良さそうです。
iOS 15にしてからバッテリーの減り方が異常だと思ったので、いろいろ設定を見直してたら、iCloudバックアップの項目に新たに"モバイル通信経由でバックアップ"という項目が追加されていて、しかも初期設定でオンになってたのでオフにしたらだいぶ減り方が軽減された気がする。#iOS15 pic.twitter.com/A4y9XNQdzs
— 世界のお花畑から♪ (@powermino) September 22, 2021
コメントを投稿する(承認後に反映)