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【iPhone】iOS13.3.1でFace IDがマスクを着用した状態で使えたとの声、学習機能による影響?

iOS13.3.1アップデート適用後、一部のユーザーから「マスクをした状態でFace ID(顔認証)を認識した」との声が増加しています。

Face IDがマスクをしても使えるとの声が増える

iPhone X以降のモデルではFace ID(顔認証)を使用することができますが、本来は顔を覆ったもの(マスク等)を着用した状態では使用できませんが、iOS13.3.1アップデートを適用した一部のユーザーからマスクを着用した状態でもFace ID(顔認証)が認識したとの声が複数挙がっています。

マスク着用頻度の増加、iOS13.3.1リリースが重なった影響?

今回のiOS13.3.1アップデート後にマスクを着用した状態でFace IDが利用できるようになった原因として、Face IDの学習機能によってマスクを着用した状態が学習された可能性、もしくはiOS13.3.1の不具合(脆弱性)が考えられます。

メークを変えた、髭を生やした、といった外見の変化も Face ID は自動的に認識します。顔いっぱいに生えていた髭を剃ったなど、外見が大幅に変わった場合は、パスコードで本人確認をしてから顔のデータを更新します。帽子をかぶったり、スカーフを巻いたり、メガネをかけたり、コンタクトレンズをしたり、サングラスをかけたりしても、Face ID は機能するようになっています。さらに、屋内でも屋外でも、たとえ真っ暗な中でも使えます。

引用:Apple

筆者としてはFace IDの学習機能による影響だと予想しており、iOS13.3.1のリリース時期とマスクを着用する機会(花粉症対策等)が増えたことが重なったことにより、「iOS13.3.1アップデートでマスクをしたままFace IDが使えた」との声が増えているのかもしれません。

セキュリティ面では良くない、必要に応じてFace IDリセットを

マスクを着用した状態でFace IDを使用できるのは便利に感じますが、マスクで覆っている部分が不正確な状態で学習されていることになるためセキュリティ面では良くはありません。(Appleは目、鼻、口がしっかり写っている状態での使用を推奨しています)

顔が何かで覆われていないか確かめる
目、鼻、口がしっかりと TrueDepth カメラに映っているか確認してください。

引用:Apple

Face IDの情報は設定Face IDとパスコードFace IDをリセットFace IDをセットアップの順に進むと再設定できるので、もしマスクをした状態で解除できることに不安を感じるのであれば再設定をお勧めします。

face id再設定

iOS13.3.1で必ずしもマスク着用でFace IDが使える訳では無い(追記)

当記事公開から約10日後、某大手メディアサイト等で同様の事例を「マスクをしていてもFace IDのロック解除が可能に」等の題で報じる記事もありますが、あくまでiOS13.3.1リリース後の時期からマスク着用した状態でFace ID認証ができたとの声が増加しているだけにしか過ぎません。

本記事で説明したように、今回の事例はマスク着用機会の増加や学習機能によって生じた変化である可能性が考えられます。iOSアップデートのリリースノートにその類の記載は一切無いことから、安易にアルゴリズムが変更されたと決めつけるのは誤りだと考えています。(もしiOS単位で行なわれた変更であれば、アップデートを適用したすべてのユーザーが同じ状況になるので国内外で大きな話題になるはずです)

また筆者所有のiPhone 11 Proでは再現できておらず、同様にアップデートを適用してもマスク着用時はFace ID認証できないとの声があるのも事実なので、今回の一件は一部で生じている事例と考えたほうが良いかと思います。またAppleは追記時点(2020年2月24日)でも、Face IDは目、鼻、口がしっかりと映るよう使用するよう推奨しています。

顔が何かで覆われていないか確かめる
目、鼻、口がしっかりと TrueDepth カメラに映っているか確認してください。

Face ID は、さまざまなサングラスをかけていても機能するようになっています。特定の光をカットしてくれる偏光サングラスをかけている場合は、TrueDepth カメラで使われている赤外線が遮られる可能性があります。その場合は、サングラスをかけずに Face ID をお使いください。

引用:Apple

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