今回はiOS9.2で追加された新機能「Mail Drop」の使い方について解説します。
一般的にメールでの添付ファイルの上限サイズ※1はおよそ2MB程度となっていますが、iOS9.2では添付ファイルをiCloud経由で送信することが出来るMail Dropを使用することで、最大5GBの添付ファイルを送信することが出来ます。
※1 キャリアや使用しているメーラー(サービス)によって受信ファイルの上限サイズは異なります。
目次
Mail Dropで大きなサイズの添付ファイルを送信する
標準メールアプリを起動し、新規メールの本文を長押しして「►」→「添付ファイルを追加」→添付したいファイルをタップ。
※ 左上の「場所」をタップすると、DropBoxなどからもファイルの添付をすることが出来ます。
「送信」→「Mail Dropを使用」の順にタップすると、大きなサイズの添付ファイルをメールで送信することが出来ます。
受信したMail Dropからファイルをダウンロードする
Mail Dropで受信した添付ファイルはタップするとダウンロードが始まり、ダウンロード完了後にファイルを長押しすると表示されるアクションシートから保存することができます。
※ 「添付ファイルを保存」をタップするとiCloud Driveに保存されます。
PCの場合はリンクを開くとダウンロード用WEBページが自動で開き、ダウンロードが始まります。
不具合?
Mail Dropでは5GBまでの添付ファイルを送信出来ることがAppleのページに記載されていますが..
Mail Drop では、Mac 上の Mail から直接、または Mac か Windows パソコンを使って icloud.com/mail から、最大サイズ 5 GB の添付ファイルを送信できます。
引用:Mail Dropの制限
iOS9.2にアップデートしたiPhone 6 Plusで、幾つかのファイルサイズのZIPファイルで正常に添付が出来るか試したところ、661MB以上のファイルは添付することが出来ませんでした。
ファイルサイズ(ZIPファイル) | 添付可否 |
---|---|
195MB | 可能 |
285MB | 可能 |
383MB | 可能 |
473MB | 可能 |
567MB | 可能 |
661MB | 不可 |
758MB | 不可 |
898MB | 不可 |
1.07GB | 不可 |
1.33GB | 不可 |
この件についてサポートに連絡したところ、やはりiOS9.2の仕様でもMail Dropの上限サイズは5GBとなっているようで、今回の件については一定の容量を超えない場合は正常に添付出来ていることから、電波やデバイスの問題では無く、容量が何かしら大きく関連している可能性があるとのことで、Appleのエンジニアスタッフからの回答を待つ運びとなりました。
iOS9.2自体の不具合なのか、私の使用しているデバイスの問題なのかは現時点では不明ですが、遅くとも15日頃までには回答を頂けるとのことなので、また追々ご報告します。
2015/12/19 追記
担当者から連絡があり、iOS9.2.X〜iOS9.3に改善プログラムを組み込むようです。
更に詳しい情報(具体的なバージョン云々)は後日再度ご連絡頂けるとのことなので、また進展があり次第追記します。
2016/01/25
あれから1ヶ月少々経過しましたが、未だサポートからは連絡は来ていません。
残念。
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