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【iPhone】iOS11のARKit製の拡張現実アプリは「A9/A10チップ」機種のみ対応

iOS11では、AR(拡張現実)機能を実装したアプリの開発を支援するフレームワーク「ARkit」が提供されますが、ARkitで作られた拡張現実アプリについては、A9チップもしくはA10チップを搭載した一部機種のみ対応となるようです。

ARKit runs on the Apple A9 and A10 processors. These processors deliver breakthrough performance that enables fast scene understanding and lets you build detailed and compelling virtual content on top of real-world scenes.
引用:Introducing ARKit – Apple

※ AR機能を実装したアプリ:デジタルデータをカメラ越しに現実世界に表現できる仕組み。最近の拡張現実ゲームであればポケモンGOがお馴染みです。(ポケモンGOのような非ARKit製の拡張現実アプリに関しては、今回の件とは無関係です)

iOS11とARKit対応機種のまとめ

先日明らかになったiOS11にアップデート出来る機種と、ARKit対応機種を一つの表にまとめてみたところ、次の機種については、iOS11にアップデートが出来るものの、ARKit製アプリは非対応となるようです。

  • iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus
  • iPad Air、iPad Air 2
  • iPad mini 2、iPad mini 3、iPad mini 4
  • iPod touch(第6世代)

また次の機種については、iOS11にアップデートとARKit製アプリの両方に対応となるようです。

  • iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE、iPhone 7、iPhone 7 Plus
  • iPad(第5世代)、9.7インチ iPad Pro、10.5インチ iPad Pro、12.9インチ iPad Pro(第1世代/第2世代)
デバイス モデル プロセッサ アップデート ARKit
iPhone iPhone 7 A10
iPhone 7 Plus A10
iPhone SE A9
iPhone 6s A9
iPhone 6s Plus A9
iPhone 6 A8 ×
iPhone 6 Plus A8 ×
iPhone 5s A7 ×
iPhone 5c A6 × ×
iPhone 5 A6 × ×
iPad 12.9インチ iPad Pro(第2世代) A10X
12.9インチ iPad Pro(第1世代) A9X
10.5インチ iPad Pro A10X
9.7インチ iPad Pro A9X
iPad Air 2 A8X ×
iPad Air A7 ×
iPad(第5世代) A9
iPad(第4世代) A6X × ×
iPad mini 4 A8 ×
iPad mini 3 A7 ×
iPad mini 2 A7 ×
iPod iPod touch(第6世代) A8 ×
iPod Touch(第5世代) A5 × ×

今後ARKitを活用したアプリがどれぐらい登場するかは未知数ですが、ARKitを使った人気アプリが登場した時に備えるのであれば、上記のA9チップもしくはA10チップを搭載したiOSデバイスが必須となりそうです。

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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