2025年11月7日現在、ウェブページやアプリ内に埋め込まれたYouTube動画が「エラー153 動画プレーヤーの設定エラー」で再生できない問題が報告されています。
iPhone(iOS26以降)やWindows PC(Chrome・Firefox)などで発生しており、一部のウェブサイトやアプリではエラー153への対処が行われている事例も増えています。
本記事では、YouTube動画がエラー153になる原因と対処法、アプリやウェブサイト側の対処で改善した事例を解説します。
目次
YouTube「エラー153 動画プレーヤーの設定エラー」が発生
2025年11月7日現在、ウェブやアプリに埋め込まれたYouTube動画が「エラー153 動画プレーヤーの設定エラー」で再生できない問題が発生しています。
特定のアプリで発生しているわけではなく、iOS版Xアプリ、RSSリーダーのfeedly、ノートアプリのObsidian、一部のウェブサイトなどで報告されています。
もしエラー153が表示された動画を再生したい場合は、プレーヤー内の「YouTube で動画を見る」をクリックするとyoutube.com上で再生できます。

YouTude で動画を見る
エラー 153
動画プレーヤーの設定エラー
iOS26以降のiPhoneやWindows PC(Chrome、Firefoxなど)で報告
iOS26以降のiPhoneユーザーからの報告が多いですが、海外ではWindows PC(Chrome・Firefox)やAndroidユーザーからも同様の問題が報告されています。
エラーがiOS26やiOS26.1のリリース時期と重なる場合があり、iOSの不具合と思えてしまう場合もありますが、実際にはiOS端末以外でもエラー153は発生します。
今のYouTubeの動画全部、動画のサムネイルの代わりに、黒い画面に上のエラーメッセージが表示されてるんだよね。サイトで拡張機能は動いてないのを確認したよ。
翻訳・引用:Reddit
今週になって、この問題が起こり始めました。Windows 10 と Firefox です。
翻訳・引用:Reddit
エラー153の原因は?サイトやアプリ側に問題がある可能性
YouTubeヘルプでは、エラー153について「HTTPリファラーの指定がない場合は再生がブロックされエラーが表示される」と説明されています。
YouTube側の問題でエラー153が発生する可能性も否定できませんが、動画を埋め込んでいるウェブサイトやアプリ側の実装方法、ブラウザの拡張機能や設定が原因の可能性も考えられます。
YouTube の利用規約は、埋め込みを行うユーザーに HTTP リファラーの指定を義務付けています。この情報を指定しておかないと、埋め込まれた YouTube 動画を視聴者が視聴しようした際に、再生がブロックされ、エラー画面(「エラー 153」)が表示されます。
引用:YouTubeヘルプ
ブラウザの拡張機能オフやアプリの設定変更を試す
ブラウザやアプリ内蔵のウェブビューでYouTube動画がエラー153になる場合は、以下の対処を順に試してみてください。
ただし、一部の設定はプライバシー保護レベルが低下するため、動画の再生可否を確認した後は元の設定に戻してください。
ブラウザやアプリの設定変更:
- ブラウザとアプリ:キャッシュとCookieの削除
- ブラウザとアプリ:最新バージョンへのアップデート
- ブラウザとアプリ:デバイスの再起動
- ブラウザ:拡張機能のオフ(Ad Blockerなど)
- ブラウザ:シークレットモードやプライベートモードを試す
- ブラウザ:トラッキング防止機能のレベルを下げる
- ブラウザ:サードパーティCookieのブロック解除
iOS版Safariでトラッキング防止機能のレベルを下げる手順:
- 「設定」を開く
- 「アプリ」をタップ
- 「Safari」をタップ
- 「サイト超えトラッキングを防ぐ」をオフ
iOS版SafariでサードパーティCookieのブロックを解除する手順:
- 「設定」を開く
- 「アプリ」をタップ
- 「Safari」をタップ
- 「詳細」をタップ
- 「すべてのCookieをブロック」をオフ
アプリやウェブ側の対処による改善事例について
上記の対処法で解決せず、特定のウェブサイトやアプリでのみYouTube動画がエラー153になる場合は、ウェブサイトやアプリ側に原因がある可能性があります。
例えば、ノートアプリの「Obsidian」や「Noteey」でも同様のエラーが報告されていましたが、いずれもアップデートで修正されています(Obsidianはバージョン1.10.3で修正予定)。
YouTube動画がエラー153で再生できない問題を修正しました。
翻訳・引用:Noteey
また、ウェブサイトでは遅延読み込み機能(Lazy Load)が原因の場合もあり、ウェブサイト側の設定変更やコード処理で対処できるケースも報告されています。
10月からの仕様変更によってsrc差し替え形式の遅延読み込みで初期化エラーみたいなのが発生してしまうようですね…
引用:SWELL
普段利用しているウェブサイトやアプリでエラー153が発生する場合は、問い合わせフォームなどからエラーを報告すると改善につながる可能性があります。


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