【Twitter】著作権を侵害しているツイートを報告する方法と注意事項

Twitterが10月2日から効力が生じる新しい利用規約を公開し、Twitter界隈では利用規約内の著作権に関する事項への関心が高まっています。

多くの関心が集まる一方、利用規約を誤って解釈してしまったユーザーも続出しており、一部では「投稿したイラスト、写真などがフリー素材（著作権フリー）になる」といった誤解も広がっています。

利用規約を読み進めると、しっかりと「著作権侵害の申し立てに対応する」とも明言されており、決して自身が投稿したコンテンツが著作権フリーになる訳ではありません。

Twitterは他者の知的財産権を尊重しており、本サービスのユーザーも同様に他者の知的財産権を尊重されることを期待しています。当社は、予告なしで、当社独自の判断により、ユーザーに対して何らの責任を負うことなく、侵害の疑いがあるコンテンツを削除する権利を留保します。当社は、適用法に準拠し、かつ当社の著作権ポリシー（https://support.twitter.com/articles/15795）の定めに従い適切に当社に送信された、著作権侵害の申し立てに関する通知に対応します。

著作権侵害の申し立ては、以前からもすることができましたが、今回は改めて、著作権を侵害しているツイート、プロフィール、モーメントを報告する方法と、著作権侵害を報告する際の注意事項について解説します。

著作権侵害の申し立ては簡単。しかし自身の個人情報を開示する必要あり

自身が著作権を保有しているコンテンツ（文章やイラスト、写真など）が侵害された場合、Twitterのヘルプセンター「著作権侵害について報告する」から、著作権侵害の申し立てをすることができます。

著作権侵害の申し立てをする場合は、本人または正式な代理人である必要がある他、著作権者の氏名や住所などの個人情報の入力が必要です。

著作権侵害の申し立て自体は、連絡先情報（個人情報）、著作権を侵害している場所（ツイート、プロフィール、モーメント）、著作権を保有しているウェブページ等のURL、著作権を侵害している箇所の指摘入力など、特別な知識が無くとも報告が出来るフォームになっていますが、次の点に注意する必要があります。

著作権侵害に該当すると思われるコンテンツを報告するには、下記のフォームに入力してください。DMCAの侵害申し立てを行うと、法令で定められた法定の手続きが開始され、Twitterは、あなたの連絡先情報を含む申し立てに関する情報を、対象の違反者にすべて開示することになります。 詳しくは、著作権とDMCAに関するポリシーをご確認ください。Twitterルールおよび利用規約への違反を報告するには、 こちらをご覧ください。
引用：Twitter – 著作権侵害について報告する

要するに著作権侵害の申し立てを行うと、著作権を侵害した相手に自分の連絡先情報（氏名、住所、電話番号など）を全て開示する必要があるので、もし自分の個人情報を開示したくない場合は、著作権侵害の申し立て自体を熟慮する必要があります。