2024年8月以降、Windows Defenderを装ったサポート詐欺、「Microsoft Windows ファイアウォールの警告!トロイの木馬型スパイウェアに感染したPC」が報告されています。
サポート詐欺の画面には「0101」から始まる国際電話番号が記載されていますが、サポート料金の支払いや遠隔操作アプリのインストールを要求される場合があるので、電話をかけないよう注意してください。
目次
「Microsoft Windows ファイアウォールの警告」サポート詐欺に注意
2024年8月以降、検索結果に表示された広告(スポンサーリンク)などをクリックした際、Windows Defender を装ったサポート詐欺サイトに転送される事例が報告されています。
サポート詐欺サイトにアクセスすると、全画面で「Microsoft Windows ファイアウォールの警告!トロイの木馬型スパイウェアに感染したPC」と表示され、「0101」から始まる国際電話番号に発信するよう求められることがあります。
Windows Defender セキュリティ センター
Microsoft Windows ファイアウォールの警告!
トロイの木馬型スパイウェアに感染したPC
(エラーコード: 2V7HGTVB)このPCへのアクセスはセキュリティ上の理由からブロックされています.
サポートに電話する: (0101)-○○○○○-○○○○○
Escキーを長押しして全画面を解除して閉じる
サポート詐欺の画面を開いてしまった場合、ブラウザが全画面表示に切り替わり、機械音声で「コンピュータのロックを解除するには、すぐにサポートに連絡してください。コンピュータをシャットダウン、また再起動しないでください。」と流れます。
この状態になると、ブラウザやタブの閉じるボタンを押すことができないため、Escキーを長押しして全画面表示を解除し、閉じるボタンをクリックして消す必要があります。
その他のブラウザを強制終了する方法も有効ですが、次回起動時に直近のページを復元するか尋ねられる場合があり、この際に復元してしまうとサポート詐欺が開くので注意してください。
ブラウザで開いたサポート詐欺ページを閉じる方法
- Escキーを長押しして全画面モードを解除し、サポート詐欺が表示されているタブの×ボタンをクリックし、ページを閉じる
- AltキーとF4キーを同時押ししてブラウザを強制終了する
- Ctrlキー 、Shiftキー、Escキーを同時押し、タスクマネージャー上でブラウザの項目を右クリックし、タスクの終了をクリックする
サポート料金の支払い要求、不審な遠隔操作ソフトに注意
国際電話番号に発信してしまうと、サポート料金の支払いを要求される場合があります。また遠隔操作が必要として、不審なソフトウェアのダウンロードを求められることがあります。
国民生活センターでは、サポート詐欺で遠隔操作ソフトをインストールしてしまった事例として、大金を送金してしまった事例も紹介されているので注意してください。
もしサポート詐欺を介して不審なソフトウェアをインストールしてしまった場合は、問題のソフトウェアをアンインストールし、市販のセキュリティソフトを活用して端末をスキャンすることをお勧めします。
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