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【KDDI】「利用料金の未払い金があります」5万円の架空請求、詐欺SMSに注意

2021年12月6日現在、主にKDDIを装った詐欺SMSに記載されているリンク先でau IDでログインしてしまい、「利用料金の未払い金があります」として50,000円の架空請求を受ける事例が急増しています。

「利用料金の未払い金」として5万円請求

2021年11月頃より、KDDIを装った詐欺SMS「【KDDI】利用料金の未払い金があります。お支払期限を過ぎた利用料金があります。ご確認下さい。」が急増しています。

以前まではau ID窃取や不正なアプリケーションのインストールを目的としたものでしたが、最近は未払い金として請求金額「5万円」を電子マネー(iTunes ギフトカード)にて決済するよう要求する手口に変化しています。

【重要なお知らせ】

恐れ入りますが、支払期限の為必ず当日までに利用料金をご支払いください。そうしないと、通話機能が停止してしまう場合がございますので予めご了承くださいますようお願い申し上げます。

コンビニ支払いなどは「メンテナンス」扱いに

詐欺ページでは決済手段がコンビニ支払い、ネットバンキング支払い、電子マネーが用意されているものの、コンビニ支払いとネットバンキング支払いはメンテンナスと称して選択できない作りになっており、窃取されると取り返すことが困難な電子マネー(iTunesカード)のみ選択できるようになっています。

メンテナンスに伴うサービス一時停止となります。

更に画面を進めるとカードに記載されている番号を入力するページに遷移し、番号などの情報を入力すると購入したiTunesカード(App Store & iTunesギフトカード)が第三者により不正利用される恐れがあります。

入力を完了すると画面に「今回のみのお支払いが完了しました」と表示されることから、これらの操作を実行すると来月以降も同様の手口でSMSが届く可能性が考えられます。

iTunesギフトカードによるお支払い(今回のみのお支払い)が完了しました。

盗まれたiTunesカードを取り戻せるのか

詐欺サイトでiTunesカードの番号を入力し不正利用された場合、Appleに対して返金を要求するのは難しく、公的機関に詐欺被害を相談し然るべき方法で対処する必要があります。(最終的に解決、返金に至るとは限りません)

このことから、日本では多くの被害者が泣き寝入りとなっているのが実情ですが、海外ではAppleが「詐欺被害に遭ったカードの追跡や返金は困難である」としたことに対して、被害者らは虚偽であるとしてAppleに対して集団訴訟も起こしています。

The lawsuit says that Apple tells scam victims there is nothing that can be done once the money has been spent, but argues that this isn’t true. In fact, Apple holds 100% of the funds for a period of 4-6 weeks, between the apps being purchased and Apple paying the developer. During this time, the company is in a position to refund 100% of the card value.

引用:9To5Mac

日本でもこういった事例が増えれば対応も変わるかもしれませんが、実際には中々難しい問題かと思います。

出処不明の割引率が高いiTunesカードに注意

ウェブでは、個人間で出所不明のiTunesカード(App Store & iTunesギフトカード)を売買できるサイトが存在し、通常よりも安い価格、高い割引率で販売されている場合があります。

出品されているiTunesカードの中には正規に購入したものもあるかもしれませんが、そういった個人間で売買したiTunesカードは不正な方法で入手された物も多く、それを知らずに使用した購入者のApple IDが停止(BAN)となる事例も報告されています。

価格が安く魅力的に感じた場合であっても、今まで積み上げてきたApple ID自体が無効化となる恐れがあるため、絶対に出処不明のiTunesカードは購入しないよう注意してください。

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