今回は番外編として、Steelcase社製の高級OAチェア「Leap(リープ) V2」のレビューをします。
当初は様々なメディアやブログで紹介されている、アーロンチェアを購入するつもりだったのですが、様々なレビューや実際に使っている方の感想を調べて、結果的にリープチェアを購入する事にしました。
それまでの経緯も含めてお話していきます。
目次
意外とコスパが良い高級チェア
これから紹介するリープチェアや比較として出しているアーロンチェアは、高級チェアと呼ばれるもので、新品であれば10万円以上はします。
ただ、座り心地や耐久性が某大手量販家具屋で扱っているようなOAチェアとは段違いで、物によっては12年保証や8年保証が付いている物もあります。
もし、毎年〜2年おき位に1万以上のOAチェアを買い替えているような方であれば、耐用年数が高い高級OAチェアの方が、結果的には安く済むかもしれません。
迷いに迷った「アーロンチェア」
アーロンチェア..一度は聞いたことはありませんか?
様々なメディアやブログでも取り上げられており、絶賛されているハーマンミラー社製の高級OAチェアです。
当初はこのアーロンチェアにするか悩んでいたのですが、レビューをサラッと調べても、どれも絶賛するレビューばかりなんですよね。
私は「誰でも満足できる完璧な商品は無い」と考えているので、疑心暗鬼にブログや某掲示板を調べたところ、マイナス評価を幾つか見つける事ができました。
私が特に気になったマイナス評価は..
- 基本設計が20年前のもの
- サイズの選択(A~C)を誤ると、背面のフレームに骨が当たる可能性がある
- 座面のメッシュを支えるフレームが太腿にあたって痛い
- 経年劣化で座面がガタつく
- お尻が痛い
などなど。
レビューやサイズが複数種類ある事から、通常のOAチェアのように「人間が椅子に合わせる」タイプの最上級モデルなのかな?という印象でした。
サイズによって座り心地が大きく変わりそうだったので、今回は試座が出来ない為見送る事にしました。
リープチェアV2の購入を決めた理由
アーロンチェアは見送り、Steelcase社製のリープチェアの現行モデル「リープチェアV2」を購入することにしました。
購入を決めた理由は..
- 椅子が使用者に合わせる椅子
- 調整箇所がとにかく豊富
- 座面の高さ
- 座面の奥行き
- ライブバック(背もたれが使用者の背の形に変形する)
- リクライニングの強度
- ライクライニングの角度
- アームの高さ
- アームの角度(縦横)
- ランバーサポート(腰当て)の上下
- 自動チルト機能(太腿)
- カラーバリエーションが豊富
- 中古だと激安!
などなど。
特に、リープチェアのライブバック機構というのが優れもので、人の背形状に合わせて背部形状が変化する仕組みになっているようです。
従来のOAチェアは「人間が椅子に合わせる」だったものが、「椅子が使用者に合わせる」設計になっています。
但し、勿論アーロンと比べると劣っている点もあります。
1.ウレタン素材
アーロンチェアは独自のメッシュ生地が採用されており、非常に頑丈です。
ですが、リープチェアは、座面のクッション材にウレタン素材が採用されています。
ウレタンは使っていくと間違いなく劣化するので、恐らく数年使えば適当なクッションを敷く事になるかもしれません。
実際に使っている方も「座面がヘタってお尻が痛い」という方もチラホラ見受けられました。
ヘタりに関するマイナスレビュー以外は、特に気になる点はありませんでした。
過去のモデルであれば、アーム部分が劣化しやすいようですが、現行モデルのv2では幾分か改善されているとの声がありました。
2.保証期間(新品限)
アーロンチェアとリープチェアを比べると、保証期間が大きく異なります。
アーロンチェアは12年保証ですが、リープチェアは8年保証です。
また、リープチェアはパーツ単位で分かれており、パーツによっては5年保証の場合もあります。
長い目で見た時のコスパは、アーロンチェアの方が勝っていると思います。
リープチェアV2 レビュー
実際に購入したリープチェアV2(プラチナフレーム)はコチラ。
製造日が2014年11月の使用期間約3ヶ月の使用感が殆ど無い綺麗な中古品で、価格は59,800円(税別)でした。
座面と背面はクロスタイプの布張りで、ウレタンは思ったよりも弾力が良くかなり高反発です。
そこまですぐにへたる事はなさそうな感じがします。
アーム部分は上下昇降、奥行き、内側左右にスライドする事が出来ます。
細身の方であればアームを内側に寄せる事で、肘をしっかりと乗せる事ができると思います。
アーム部分の素材は、ゴムっぽい触感のジェルフォームパッドが採用されています。
硬いプラスチックとかでは無いので、肘を乗せても痛くはありません。
背面は蒸れないように空気通りが良くなっています。
この背面の中にライブバック機構(人の背形状に合わせて背部形状が変化する)が入っています。
今回はプラチナフレームモデルなのでフレームはシルバー色でした。
ブラックフレームもあるのですが、双方とも素材は一緒(強化プラスチック?)で塗装が違うようです。
(間違えてたらごめんなさい)
プラスチックといっても華奢な訳では無くて、ガッチリとした頑丈そうなフレームになっています。
座面の左右に各調整ペダルが用意されています。
リクライニング角度、リクライニング強度、座面スライド、椅子上下昇降、ライブバック機構の強度などなど、様々な調整が可能になっています。
背面にはランバーサポートの上下調節機能があります。
この上下調節機能については、付いているモデルと付いていないモデルがあるので、中古で購入する場合は問い合わせて確認して下さい。
キャスターの横幅が太くなっているので、厚手の絨毯の上でも問題なく移動が可能です。
※ 以下の写真は中古品のリープチェアの為、使用感(擦り傷)があります。
ライブバック機構や自動チルト機能については、コチラの動画が非常にわかりやすくなっています。
買ってよかった?
長々と書いてしまいましたが、結果的には良い買い物をしたと思っています。
今まで長い間OAチェアにはお世話になってきましたが、今までの椅子と比べたら雲底の差です。
こんなに座り心地が良いのなら、もっと早くに買っておけばよかった..と半ば後悔しています。
ただ、リープチェアは背筋の矯正力が中々のもので、猫背の方であれば最初は背中が矯正されて、痛く感じるかもしれません。
私も最初は背筋を伸ばされて痛かったですが、数日使うと痛みを感じなくなりました。
搬入時は中々の重量(20kg以上?)なので、女性の方であれば男性の方に手伝って貰った方が良いかもしれません。
また半年後、1年後に使用感想の記事を書きたいと思います。
中古
中古でも構わないという方であれば、3万円前後〜6万円前後で購入する事が出来ます。
但し、ある程度の傷みを許容できる方にしかお勧めは出来ません。
中古取扱店で悩むのであれば、私が購入したJAWS 中古オフィス家具さんがお勧めです。
メールのやり取りや入金確認も非常にスムーズで、とても気持ちの良い取引が出来ました。
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