SBAPP

【メール】「Amazon株式会社から緊急のご連絡」詐欺の詳細と対処

2023年1月以降、Amazonを騙る詐欺メール「Amazon株式会社から緊急のご連絡」の受信を報告する声がSNSで増えています。とくに「緊急のご連絡」と称した詐欺メールが増えており、内容が異なる複数種類の詐欺メールが出回っています。

  • Amazon株式会社から緊急のご連絡
  • [最終警告]Amazonあらの緊急のご連絡、情報を更新してください。
  • 【重なら】amazon株式会社からの緊急のご連絡
  • Amazon株式会社から緊急のご連絡メ-ル番号:XXXXX

詐欺「Amazon株式会社から緊急のご連絡」が急増

2023年1月以降、Amazonを騙る詐欺メール「Amazon株式会社から緊急のご連絡」などが不特定多数のメールアドレス宛に送信されています。

Amazonを騙る詐欺メールは増加傾向にありますが、その中でも件名に「緊急のご連絡」といったキーワードを含むものが非常に多く、心理的に焦らすような内容の詐欺メールが増えています。

(メールアドレス)

以前に2通のメールを送信しましたが、確認情報を取得できませんでした。残念ながら、あなたのアカウントは24時間後に自動的に削除されます。Amazonアカウントを引き続き使用する必要がある場合は、24時間以内に個人情報を確認してくださ。Amazonサポートに感謝します。

確認用アカウント

※ 24時間経過してもこのメッセージに返信しない場合、アカウントのステータスは1週間後に放棄され、完全に削除されるように設定されます。

Amazon.co.jpカスタマーサービス

※本メールは、Amazon.co.jpにご登録があるお客様に送信しております。

Amazon お客様

最近の第三者による不正利用の急増に伴い、当社では「不正利用監視システム」を導入し、24時間365日体制でのアカウントの使用を監視しています。

この度、御本人が使用しているか確認したい取引がありましたので、勝手ながら一部アカウントの使用を制限させていただきますのでご連絡させていただきます。

Amazon ログイン

なお、24時間以内にご確認がない場合、誠に申し訳ございません。お客様の安全の為、アカウントの利用制限をさせていただきますので、予めご了承ください。

アカウントに登録のEメールアドレスにアクセスできない場合
お問い合わせ: Amazonカスタマーサービス。

「緊急のご連絡」は要注意、メッセージセンターを活用する

執筆時点、Amazonはユーザーに対してアカウント情報の入力を求める「緊急のご連絡」といったメールは送信しておらず、Amazonを名乗る差出人から「24時間以内にアカウント情報を確認してください」といったメールは詐欺である可能性が非常に高いです。

なお、Amazonから届き正規のメールについては、Amazon公式サイトで利用できる「メッセージセンター」でも読むことができるため、もし受信したメールがメッセージセンターに存在しない場合は、受信したメールが詐欺であると判断できます。

Amazon公式サイトで「メッセージセンター」を確認する

詐欺サイトでアカウント情報を入力した時の対処

メールに添付されているURLリンク先は、Amazonを装ったフィッシング詐欺サイトとなっており、Amazonのアカウント情報を入力すると不正アクセス被害に遭う恐れがあります。

もしフィッシング詐欺サイトでアカウント情報を入力した場合は、以下の手順でAmazonアカウントのパスワード変更を行ない、パスワード変更後に注文履歴非表示にした注文に身に覚えがない注文が無いか確認し、不審な注文が見つかった場合はAmazonカスタマーサービスに相談するようにしてください。

また今後の不正アクセス対策として、Amazon公式サイトのログインとセキュリティページから、2段階認証を設定することもお勧めです。

  1. Amazon公式サイトを開く
  2. Amazonアカウントを入力してサインイン
  3. ページ右上の人の形をしたアイコン(本名さん)をタップ
  4. アカウントサービス横のすべてを表示をタップ
  5. 名前、Eメール、携帯番号、パスワードの管理をタップ
  6. パスワード欄の横にある編集をタップ
  7. 現在のパスワードと新しいパスワードを入力
  8. 変更を保存をタップ

クレジットカード情報を入力した時の対処

Amazonを装ったフィッシング詐欺サイトでは、アカウント情報を入力し更に先の画面に進むと、氏名や住所、クレジットカード情報の入力などが要求されます。

もしクレジットカード情報を入力してしまった場合は、第三者によりクレジットカードを不正利用される恐れがあるため、必ずクレジットカード裏面に記載されているサポートデスクに連絡し、フィッシング詐欺サイトでカード情報を入力した旨を報告してください。

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

コメントを投稿する(承認後に反映されます)

*

Return Top