iOS17.6で衛星経由の緊急SOSが利用できるようになり、探すアプリから衛星経由の位置情報を家族や友人と共有できるようになりました。ただし、この機能を使用する場合は事前に設定が必要である場合があります。
目次
iOS17.6で利用可能になった「衛星経由の緊急SOS」について
iOS17.6では、「衛星経由の緊急SOS」が日本国内でも利用できるようになりました。
この機能を使用すると、Wi-Fiの電波が無い場所で110、118、119に発信すると、衛星中継センターとつながることができ、本人に代わり緊急通報サービスに連絡して貰うことができます。
対応機種はiPhone 14とiPhone 15の全てのモデル(Proシリーズ含む)となっており、アクティベーションから2年間は無料で利用することができます。
探すを使用した「衛星経由の位置情報共有」は事前設定が必要
衛星経由の緊急SOSでは、他にも「探す」を使用して衛星経由の位置情報を家族や友人と共有できるようになりました。
ただし、この機能を使用するには、事前にネットワークに接続した状態でデバイスを自分の位置情報として設定し、位置情報を共有する相手を追加しておく必要があるので注意が必要です。
iPhoneを自分の位置情報として設定する
iOS17.6以降、衛星経由の緊急SOSの機能を使用し、圏外の場所から家族や友人に位置情報を共有する場合は、探すアプリでこのiPhoneを自分の位置情報に使用を有効化し、自分の位置情報を共有をオンにしてください。
「このiPhoneを自分の位置情報に使用」と「自分の位置情報を共有」の設定方法
- 探すアプリを開く
- 自分タブをタップ
- 画面下に表示される自分のカードを上に引っ張る
- 画面をスクロールして、このiPhoneを自分の位置情報に使用をタップ
- 自分の位置情報を共有をオンにする
位置情報を共有する相手を探すに追加する
探すアプリに位置情報を共有する家族や友人を追加していない場合は、次の手順で位置情報を共有する相手を追加してください。
位置情報を共有する相手を追加する方法
- 探すアプリを開く
- 人を探すタブをタップ
- 位置情報の共有を開始をタップ
- 宛先に位置情報を共有する相手の連絡先を入力し、送信をタップ
- 共有期間(1時間、明け方まで、無期限)をタップ
- 「○○さんと位置情報の共有を開始しました」と表示(相手のデバイスにも通知が届きます)
設定が完了すると「設定を完了」が「詳しい情報」に
これら2つの設定を完了すると、探すアプリの衛星経由の位置情報から赤文字の設定を完了が消え、使用不可の横に詳しい情報と表示されるようになります。
この時点では使用不可と表示されますが、SIMがインストールされた状態で圏外の場所にいくと、自分の現在地を送信が表示され、これをタップして指示に従い操作をすることで、位置情報を共有できます。
「衛星通信経由の位置情報」の下にある「自分の現在地を送信」をタップしてから、画面に表示される指示に従います。
衛星通信に接続するために左または右に向ける必要がある場合は、iPhoneにガイドが表示されます。画面の指示に従ってください。引用:Apple
なお、使用不可となっている原因は詳しい情報から確認することができ、モバイル通信が接続された状態では次のように表示されます。
モバイル通信やWi-Fiネットワークが使用できない場所でもSIMがインストールされていると、衛星経由で情報を送信できます。
ほかのネットワークを使用できるようなので、衛星経由で位置情報を送信することはできません。
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