iOS15アップデートで、アクセシビリティにノイズ音や雨音を裏で再生できるバックグラウンドサウンド機能が追加されたので、早速使い方について解説します。
目次
iOS15でバックグラウンドサウンド機能が追加
iOS15では、アクセシビリティ機能の拡充が行われており、その中で雨音やノイズ音などを再生できるリラクゼーションサウンド機能、バックグラウンドサウンドが追加されました。
iOS15のアクセシビリティに関するアップデート内容
- VoiceOverを使って画像を調べて、写真の中の人物やオブジェクトをより詳しく把握したり、テキストや表データを理解することが可能
- マークアップのVoiceOver画像説明を使って、VoiceOverで読み上げることができる画像の説明を独自で作成して追加することが可能
- Appごとの設定では、画面表示やテキストサイズの設定を目的のAppだけでカスタマイズすることが可能
- バランスの取れたノイズ、ブライトノイズ、ダークノイズ、オーシャン、雨、ストリームの音をバックグラウンドで連続的に再生し、外部からの不要な雑音を隠すことができるバックグラウンドサウンド
- スイッチコントロールのサウンドアクションにより、単純な音を発するだけでiPhoneをコントロール可能
- オージオグラムを“設定”で読み込むと、聴力検査の結果に合わせてヘッドフォン調整をカスタマイズ可能
- 音声コントロールの言語に中国語(中国本土)、広東語(香港)、フランス語(フランス)、およびドイツ語(ドイツ)を追加
- ミー文字に人工内耳、酸素チューブ、ソフトヘルメットなどのオプションを追加
コントロールセンターもしくは設定アプリから環境音を再生
バックグラウンドサウンド機能は、iOS15アップデートを適用したiPhoneであれば機種やモデルを問わず使用することができ、コントロールセンターもしくは設定アプリから環境音を再生することができます。
バックグラウンドの音色は「バランスの取れたノイズ」「オーシャン」「ストリームなど6つから選ぶことができ、音量やメディア再生中の使用有無などの設定も可能です。
設定アプリでバックグラウンドサウンドの再生、音量などの設定を行う
バックグラウンドサウンドは設定アプリ内のアクセシビリティからでも再生することができ、音量やメディア再生中の再生有無などの設定を変更できます。(初回のみ設定アプリで調整&再生、2回目からはコントロールセンターが便利です)
- 設定を開く
- アクセシビリティをタップ
- オーディオ/ビジュアルをタップ
- バックグラウンドサウンドをタップ
- サウンドの種類、音量などを選択してバックグラウンドサウンドをオンにする
コントロールセンターからバックグラウンドサウンドを再生する
バックグラウンドサウンドはコントロールセンターからの再生が一番手軽です。以下の手順でバックグラウンドを再生できます。
- コントロールセンターを開く
- 聴覚ボタン(耳ボタン)をタップ
- バックグラウンドサウンド、音量を選択して、下部のバックグラウンドサウンドボタンをタップ
ただし、バックグラウンドサウンドの音量やメディア再生中の再生有無など、細かな設定については前述した手順でアクセシビリティの設定から変更する必要があります。
コントロールセンターに聴覚ボタンが表示されない時の対処
コントロールセンターに聴覚ボタン(耳ボタン)が表示されていない場合、以下の手順でコントロールセンターに聴覚ボタンを追加できます。
- 設定を開く
- コントロールセンターをタップ
- 聴覚の追加ボタン(+)をタップ
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