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【比較】iPad Air(第3世代)やiPad mini(第5世代)などiPad現行機種の比較まとめ 2019年3月版

昨晩、AppleがiPad Air(第3世代)とiPad mini(第5世代)を発売しましたが、今回は現行のiPadシリーズiPad Air(第3世代)、iPad mini(第5世代)、iPad(第6世代)、iPad Pro 12.9-inch(第3世代)、iPad Pro 11-inch(第3世代)のスペックを比較してみました。

iPadシリーズの中では軽量な部類に入るiPad AirとiPad mini

iPad Air(第3世代)は、iPad Pro 11-inchと概ね同じサイズ感と重量ではあるものの、iPad mini(第5世代)は、iPad Pro 12.9-inchの約半分の重量となる300.5gとなっており、タブレットながらもiPhone XS Max(208g)の約1.5倍程度の重量です。

iPad iPad Air iPad mini iPad Pro 12.9-inch iPad Pro 11-inch
カラー シルバー
スペースグレイ
ゴールド
シルバー
スペースグレイ
ゴールド
シルバー
スペースグレイ
ゴールド
シルバー
スペースグレイ
シルバー
スペースグレイ
Wi-Fiモデル容量 32GB
128GB
64GB
256GB
64GB
256GB
64GB
256GB
512GB
1TB
64GB
256GB
512GB
1TB
Wi-Fi + Cellularモデル容量 32GB
128GB
64GB
256GB
64GB
256GB
64GB
256GB
512GB
1TB
64GB
256GB
512GB
1TB
高さ 240 mm 250.6mm 203.2mm 280.6mm 247.6mm
169.5mm 174.1mm 134.8mm 214.9mm 178.5mm
厚さ 7.5mm 6.1mm 6.1mm 5.9mm 5.9mm
重量(Wi-Fiモデル) 469g 456g 300.5g 631g 468g
重量(Wi-Fi + Cellularモデル) 478g 464g 308.2g 633g 468g

ディスプレイ性能はProMotionテクノロジー搭載有無の差が大きい

iPad Air(第3世代)とiPad mini(第5世代)のディスプレイ性能は、iPad Proシリーズに比べると、解像度や最大120Hzのリフレッシュレートを得られるProMotionテクノロジー有無の差はあるものの、True Toneディスプレイや広色域ディスプレイには対応しているので、日常使用をする分には何ら不自由しないスペックで、現行のiPadよりも優れています。

iPad iPad Air iPad mini iPad Pro 12.9-inch iPad Pro 11-inch
インチ 9.7インチ 10.5インチ 7.9インチ 12.9インチ 11インチ
LEDバックライトMulti-Touch
解像度 2,048 x 1,536 2,224 x 1,668 2,048 x 1,536 2,732 x 2,048 2,388 x 1,668
ppi 264ppi 264ppi 326ppi 264ppi 264ppi
耐指紋性撥油コーティング
フルラミネーションディスプレイ
反射防止コーティング
ProMotionテクノロジー
広色域ディスプレイ
True Toneディスプレイ

プロセッサの性能は現行のiPhone XS/XS Max/XRに近い性能

iPad Air(第3世代)、iPad mini(第5世代)ともに、iPhone XS/XS Max/XRにも採用された最新チップ、A12 Bionicチップが搭載されており両機種間でチップ自体に優劣はありません。

iPad(第6世代)はモデルチェンジが行われていないため、搭載されているチップはiPad Air(第3世代)、iPad mini(第5世代)よりも数世代古いA10 Fusionチップとなるので、性能面ではiPad Air(第3世代)とiPad mini(第5世代)が勝っています。

iPad iPad Air iPad mini iPad Pro 12.9-inch iPad Pro 11-inch
チップ 第4世代 A10 Fusionチップ A12 Bionicチップ A12 Bionicチップ A12X Bionicチップ A12X Bionicチップ
Neural Engine
コプロセッサ M10コプロセッサ M12コプロセッサ M12コプロセッサ M12コプロセッサ M12コプロセッサ

バッテリーパフォーマンスはiPadシリーズで大きな差は無い

バッテリーパフォーマンスは、iPad Proシリーズと同じ程度のWi-Fi利用で最大10時間、モバイルデータ通信で最大9時間程度のバッテリーパフォーマンスになっています。充電方式は通常のUSBと電源アダプタに対応しており、iPad Proシリーズが採用しているUSB-Cは使用していません。

iPad iPad Air iPad mini iPad Pro 12.9-inch iPad Pro 11-inch
Wi-Fiでのインターネット利用 最大10時間 最大10時間 最大10時間 最大10時間 最大10時間
携帯電話データネットワークでのネット利用 最大9時間 最大9時間 最大9時間 最大9時間 最大9時間
充電方式 USB、電源アダプタ USB、電源アダプタ USB、電源アダプタ USB-C、電源アダプタ USB-C、電源アダプタ

スマートキーボードやApplePencilは機種ごとに差がある

iPad Air(第3世代)、iPad mini(第5世代)の両機種ともに、Apple Pencilは第1世代をサポートしており、iPad Air(第3世代)のみSmart Keyboardに対応しています。

スマートキーボードで簡単なドキュメント作成をするならiPad Air、高度なペイントやPCの代用として事務作業をするならiPad Proシリーズ、いずれも必要無いのであればiPad miniといった選び方もありそうです。

iPad iPad Air iPad mini iPad Pro 12.9-inch iPad Pro 11-inch
Apple Pencil ○(第1世代) ○(第1世代) ○(第1世代) ○(第2世代) ○(第2世代)
Smart Keyboard ○(Folio) ○(Folio)

高画質な写真を撮影できるのはiPad Proシリーズ

iPad Air(第3世代)、iPad mini(第5世代)のいずれも8メガピクセルとf値2.4のバックカメラを搭載しています。iPad Proシリーズに搭載されているクアッドLED True Toneフラッシュ、Live Photosの手ぶれ補正機能は搭載されていません。

iPad iPad Air iPad mini iPad Pro 12.9-inch iPad Pro 11-inch
ピクセル数 8メガピクセル 8メガピクセル 8メガピクセル 12メガピクセル 12メガピクセル
ƒ値 ƒ/2.4 ƒ/2.4 ƒ/2.4 ƒ/1.8 ƒ/1.8
Live Photos ○(手ぶれ補正対応) ○(手ぶれ補正対応)
クアッドLED True Toneフラッシュ
写真とLive Photosの広色域キャプチャ
裏面照射
レンズ 5枚構成 5枚構成 5枚構成 5枚構成 5枚構成
ハイブリッド赤外線フィルタ
オートフォーカス ○(Focus Pixels利用) ○(Focus Pixels使用)
タップしてフォーカス ○(Focus Pixels利用) ○(Focus Pixels利用)
露出コントロール
写真のHDR ○(スマートHDR) ○(スマートHDR)
パノラマ ○(最大43メガピクセル) ○(最大43メガピクセル) ○(最大43メガピクセル) ○(最大63メガピクセル) ○(最大63メガピクセル)
バーストモード
タイマーモード
写真へのジオタグ添付

フロントカメラはポートレートやアニ文字対応、スマートHDRの差

iPad Air(第3世代)、iPad mini(第5世代)の両機種ともにFace Time HDカメラを採用しており、1080pのビデオ撮影、自動HDRに対応しています。ミー文字やアニ文字、ポートレートモードを使いたいならiPad Proシリーズ一択ですが、フロントカメラ自体をあまり使用しないのであれば気にする必要は無いです。

iPad iPad Air iPad mini iPad Pro 12.9-inch iPad Pro 11-inch
カメラ FaceTime HDカメラ FaceTime HDカメラ FaceTime HDカメラ TrueDepthカメラ TrueDepthカメラ
ピクセル数 1.2メガピクセル 7メガピクセル 7メガピクセル 7メガピクセル 7メガピクセル
ポートレートモード
ポートレートライティング
アニ文字とミー文字
Live Photos
Retina Flash
ビデオ撮影 720p 1080p 1080p 1080p 1080p
写真とビデオのHDR HDR 自動HDR 自動HDR スマートHDR スマートHDR
裏面照射
バーストモード
ビデオ通話

ビデオ撮影はiPad、iPad Air、iPad miniは同程度の性能

ビデオ撮影のスペックに関してはiPad Proシリーズが4K対応など、頭1つ飛び抜けた性能ですが、iPad Air(第3世代)とiPad mini(第5世代)は現行のiPadと同程度のスペックです。

iPad iPad Air iPad mini iPad Pro 12.9-inch iPad Pro 11-inch
ビデオ撮影 1080p 1080p 1080p 4K(30fpsまたは60fps) 4K(30fpsまたは60fps)
スローモーションビデオ 720p(120fps) 720p(120fps) 720p(120fps) 1080p(120fps)
720p(240fps)
1080p(120fps)
720p(240fps)
手ぶれ補正対応タイムラプスビデオ
ビデオの手ぶれ補正 ○(映画レベル) ○(映画レベル)
フォーカス タップしてフォーカス タップしてフォーカス タップしてフォーカス 連続オートフォーカス 連続オートフォーカス
3倍ビデオズーム
裏面照射
ビデオへのジオタグ添付

スピーカーは2基搭載、横置き時は非ステレオサウンド

セキュア認証には指紋を使った認証方式Touch IDが採用されています。本体下部にはスピーカーが2基搭載されており、縦置き/縦持ちの場合はステレオサウンドになりますが、横置き/横持ちの場合は音源が片方に寄ります(非ステレオサウンド)。その他のセンサー類についてはiPad Proシリーズと差はありません。

iPad iPad Air iPad mini iPad Pro 12.9-inch iPad Pro 11-inch
スピーカー 2スピーカー 2スピーカー 2スピーカー 4スピーカー 4スピーカー
セキュア認証 Touch ID Touch ID Touch ID Face ID Face ID
Siri
3軸ジャイロ
加速度センサー
環境光センサー
気圧計

iPad AirとiPad miniの価格はiPadとiPad Proシリーズの中間

iPad Air(第3世代)の64GB(Wi-Fi)が税別54,800円となっており、価格帯的には現行iPadとiPad Proシリーズの中間に位置づけられた価格です。iPad mini(第5世代)に関しては、ストレージ容量が64GB(Wi-Fi)〜で税別45,800円なので、比較的現行のiPadと近い価格帯です。

iPad iPad Air iPad mini iPad Pro 12.9-inch iPad Pro 11-inch
32GB(Wi-Fi) 37,800円
64GB(Wi-Fi) 54,800円 45,800円 111,800円 89,800円
128GB(Wi-Fi) 48,800円
256GB(Wi-Fi) 71,800円 62,800円 128,800円 106,800円
512GB(Wi-Fi) 150,800円 128,800円
1TB(Wi-Fi) 194,800円 172,800円
32GB(Wi-Fi + Cellular) 52,800円
64GB(Wi-Fi + Cellular) 69,800円 60,800円 128,800円 106,800円
128GB(Wi-Fi + Cellular) 63,800円
256GB(Wi-Fi + Cellular) 86,800円 77,800円 145,800円 123,800円
512GB(Wi-Fi + Cellular) 167,800円 145,800円
1TB(Wi-Fi + Cellular) 211,800円 189,800円

どのiPadを買うか悩む時は使用目的を考える

もしiPadシリーズを購入する場合、現時点ではあればiPad AirかiPad mini、iPad Proシリーズのいずれかになるかと思います。iPad (第6世代)に関してはスペックが数世代前相当なので、私であれば候補から外します。

機種の選び方としては、例えばタブレットらしい画面サイズでアプリで遊んだり動画鑑賞をしたい場合はiPad Air、リーズナブルな価格と携帯性重視であればiPad mini、全てにおいてハイエンドな性能でリッチな体験をしたいのであればiPad Proシリーズといった選び方も良いかと思います。

Apple公式サイトでiPadを購入・確認する

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著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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