Appleがスマートスピーカー「HomePod」を日本国内で今夏発売することを発表しました。価格は今年4月の値下げ(349ドル→299ドル)が反映された、税別32,800円となっています。(予約開始日は未定)
目次
アメリカなどで先行発売していたHomePod
Appleのスマートスピーカー「HomePod」は、WWDC2017の基調講演で発表され、翌年2018年2月9日にアメリカなどで発売された製品です。
メディア界隈では、日本でも数ヶ月以内に発売されるとの見方を示している媒体もありましたが、結局日本で発売されることは無く約1年半年の月日が経過していました。
そんな中、先日Appleが唐突にMacBook Air 2019やMacBook Pro 2019などの新モデルを発売し、同時に日本国内で「HomePod」を夏に発売することを明らかにしました。
補足
- MacBookAirはTrue Toneに対応し、価格も約1万5000円安くなり手に取りやすい価格に。
- MacBook Pro 13インチ(エントリーモデル)のプロセッサが第8世代Core i5にアップグレードされ、Touch BarやTouch IDにも対応。
A8チップを搭載した高機能スマートスピーカー
Apple「HomePod」は、プロセッサにA8チップを採用し、音声アシスタントにはお馴染みのSiriを採用した高機能スマートスピーカーです。
HomePodでは、HomeKit対応家電の音声操作(IoT)だけでは無く、iOSデバイスをHomePodに近づけるだけで、音楽再生をシームレスにHomePodに切り替えることができるなど、音楽の視聴体験を重視したスマートスピーカーでもあります。
補足
音楽の視聴体験を重視しているといえど、Siri(Hey Siri)を搭載しているので「タイマーを10分でセット」「○○さんに”少し遅れます”とメッセージ」「今日の予定は?」など、iOSやiCloudを使用しているユーザー向けの音声操作機能が豊富です。
空間認識機能で音場を自動調整
HomePodには、競合機種(Google Home、Alexa)に無い強みとして、設置した部屋に応じた最適な「音の鳴らし方」を解析、最適化する空間認識機能があります。
空間認識機能によりボーカルなどの声は部屋の中央に向けて、楽器などの演奏音は壁などに反射するよう再生されるため、部屋全体を包み込むようなサウンドを楽しめます。
音の反射を使って音場を広く表現するオーディオ機器は、音量バランス(音の跳ね返りの強さ等)の手動調整を必要とする物が多いですが、HomePodではそういった煩わしい音響設定もA8チップによって自動で行われます。
ポイント
HomePodのレビューを読んでいると、「設置直後の音質はイマイチだけど、時間が経過すると良くなった」といった声があります。これは恐らく空間認識機能によって音場の最適化が行われるためだと思います。もし購入直後は「イマイチ」と感じた場合でも、しばらく音楽を鳴らしておくと改善する可能性が高そうです。
AirPlay 2による親和性が高い音楽操作
HomePodはAirPlay 2にも対応しており、複数台のAirPlay 2対応機器で同じ音楽を再生したり、異なる音楽の再生することもできます。(マルチルーム再生)
つまり、リビングのApple TVとHome Podで音楽「A」を再生、書斎のAirPlay 2対応機器で音楽「B」を再生、といった音楽の同時操作が可能ということになります。
環境によっては「買い」のHomePod
正直なところ、購入するかどうか非常に迷っています。というのも、家電の音声操作(IoT)はGoogle HomeとNature Remoで構築済み、音楽はSONY「HT-Z9F」と「SA-Z9R」のリアル5.1ch環境で視聴しているので、HomePodで音楽を聴くことは少なくなるのが目に見えているため。
もし「IoT環境は未構築」「リーズナブルな価格帯のスピーカーで音楽を聴いている」といった場合であれば、即決で買っていたとは思いますが、先述した理由があるので予約開始日までもう少しじっくりと考えたいと思います。
「あと1年早ければなぁ..」と心底思います。
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