AppleがApple Watch向けに「watchOS4.1」を正式リリースしました。
watchOS4.1では、Apple Watch Series 3でApple MusicやiCloudミュージックライブラリのストリーミング再生に対応した他、一部のユーザーでスタンドのリマインダーが表示されない問題など、不具合の修正も含まれています。
目次
watchOS4.1の新機能や変更点について
watchOS4.1のリリースノートは次の通りです。
- Apple Watch Series 3で、Apple MusicまたはiCloudミュージックライブラリを使用してミュージックのストリーミングが可能
- Apple Watch Series 3で、新しいRadio Appを使用して、Beats 1でライブラジオや、カスタマイズしたステーションや、エキスパートにより厳選されたステーションの視聴が可能
- Siriを使用して、曲、プレイリスト、またはアルバムを検索したり、見つけたり、再生したりすることが可能
- フィットネスデータをGymKitに対応しているトレッドミル、エリプティカル、ステアステッパー、およびインドアバイクと同期して、より正確な距離、ペース、およびエネルギー消費の計測が可能
- Apple Watch Series 3(GPS +Cellularモデル)で、コントロールセンターでWi-Fiネットワークからの接続解除が可能
- Apple Watch Series 1以降で、心拍数の通知機能が有効でないときに通知が表示されてしまう問題を修正
- 一部のユーザーで、スタンドのリマインダーが表示されない問題を修正
- 一部のユーザーで、現在のスタンド時間が表示されない問題を修正
- 消音アラームで、触覚に寄る通知が行われない問題を修正
- Apple Watch(第1世代)で充電ができない問題に対応
- 日の出と日の入のコンプリケーションがときどき表示されない問題を解決
- 中国のデフォルトの音声入力言語を北京語に修復
新機能の追加は、主にApple Watch Series 3を対象とした次の5つとなりそうです。
- Apple MusicとiCloudミュージックライブラリの音楽ストリーミング再生(Series 3)
- Radio Appの追加(Series 3)
- Siriを使った音楽操作機能の向上
- GymKitに対応したフィットネス器具とのデータ連携
- コントロールセンターでのWi-Fi接続解除機能(Series 3 GPS +Cellularモデル)
Radio Appについては、ステーションを視聴する場合はApple Musicの契約が必要になりますが、Beats 1、ブルームバーグやBBCのラジオは無料で視聴することができます。
またリリースノートには記載されていませんが、悪意のZIPファイルによってファイルシステムにより制限されている領域が変更される問題など、CVE基準で4件の脆弱性も修正されています。
種類 | StreamingZip |
---|---|
対象 | すべてのApple Watchモデル |
影響 | 悪意のあるZIPファイルは、ファイルシステムの制限された領域を修正する可能性があります |
解説 | パス処理の問題は、検証の改善により解決されました。 |
CVE-ID | CVE-2017-13804:KJC Research Intl。の@qwertyoruiopz SRL |
watchOS4.1へのアップデート方法
Apple WatchをwatchOS4.1にアップデートする場合は、次の条件を満たす必要があります。親機のiPhoneがiOS11以降である必要があるので、親機共に暫くアップデートを適用していない方は注意してください。
- Apple WatchがWi-Fiに接続されたiPhoneの通信範囲内にある
- 充電器に接続されている
- 50%以上充電されている
- 親機のiPhoneがiOS11.1以降にアップデート済みであること
- Watchアプリ→一般→ソフトウェア・アップデートをタップ。
- ダウンロードとインストールをタップし、パスコードと規約に同意することでアップデートが開始されます。
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