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【iOS14】パスワード「セキュリティに関する勧告」の確認方法、侵害されたパスワードの確認も

本記事ではiOS14以降のiPhoneで、iCloudキーチェーンに保存されたパスワードに対する全ての「セキュリティに関する勧告」を確認する方法、パスワードを変更する方法について解説します。

iCloudキーチェーンに保存されたパスワードに関する警告

iPhoneでは、iCloudを使ったパスワード記憶機能「iCloudキーチェーン」を利用することができ、iPhoneの設定パスワードセキュリティに関する勧告からiCloudキーチェーンに保存されているパスワードに関する警告を確認することができます。

iOS14でパスワードの警告「侵害されたパスワード」が追加

パスワードに関するセキュリティ警告はiOS13でも確認できますが、iOS14では新たに「侵害されたパスワード」が警告に加わり、自身が使用しているパスワードが漏洩した場合にも警告が表示されるようになりました。

簡単に推測できるパスワード
このパスワードには連続した文字列(”12345″)が使用されているので、簡単に推測することができます。
簡単に推測できるパスワード
このパスワードは多くの人に使われているので、簡単に推測できてしまいます。
再利用されたパスワード
このパスワードは、”~”、”~”、及びその他20件のWebでも再利用されています。その内のどれかが危険にさらされた場合、このアカウントに対する危険性も上昇します。
侵害されたパスワード(iOS14で追加)
このパスワードはデータ漏洩で検出されたことがあるため、このアカウントは危険にさらされています。パスワードをすぐに変更した方がよいでしょう。

またこれらの警告は「侵害された、簡単に推測できるパスワード」のように、該当する2種類の警告が1つの警告として表示される場合もあります。

警告が表示されている場合は早めの対応を

「セキュリティに関する勧告」に警告が表示される場合、設定パスワードセキュリティに関する勧告任意のアカウント情報Webサイトのパスワードを変更をタップして該当のウェブサイト内でパスワードを変更するようにしてください。

とくに「再利用されたパスワード」の警告が大量に表示されている場合、どれか1つのアカウントが不正アクセス被害に遭うと他のアカウントにまで被害が広がる可能性があるので、1Passwordなどのパスワード管理アプリを活用してパスワードを変更・管理するようにしてください。

App Storeで1Passwordをダウンロード

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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