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【iPhone】アプリ内課金の返金依頼は2回まで、2回とも却下されると返金は望めない

ソーシャルゲームアプリ(デレステ、ラグオリなど)をプレイしているユーザーから「アプリ内課金を1つ購入したところ重複課金が発生し請求が二重になった」など、アプリ内課金の購入に関する問題を報告する声が増えています。

ユーザーの意思による購入では無い場合、Appleに返金依頼をすることで返金対応が行われることもありますが、ユーザー側に過失が無い場合でも返金依頼が受け入れられないことがあります。

これから返金依頼を検討している方へ

不具合等による二重課金や意図しない課金決済が発生した場合、正当な理由に限り以下の手順でAppleに返金依頼を申して立てることができます。

  1. Appleの返金依頼ページ(問題を報告する)を開く
  2. Apple IDとパスワードを入力してログインをする
  3. 返金依頼をする商品が含まれるレシート番号(英数字)をタップ
  4. 領収書を表示をタップ
  5. 返金依頼するアプリ内課金の問題を報告するをタップ
  6. リストから返金をリクエストするをタップ
  7. 返金理由を選択(その他を選択すると詳細情報を入力できるためお勧めです)
  8. 返金を希望するアプリ内課金コンテンツを選択し次へをタップ
  9. 問題について説明を記入し送信をタップで完了です

上記手順の場合、詳細情報に返金の妥当性が確実に伝わるような文章を作る必要があるため、もし文章作りが苦手な場合はAppleサポートApple IDiTunes StoreとApp Store覚えの無い請求→「問題を解決しましたか?」でいいえAppleサポートと電話で話をするから電話口で返金依頼することも可能です。

正当な理由にも関わらず返金依頼が認められない

正当な理由(不具合による多重課金、購入等)による返金依頼の場合、本来は金銭を返金することがあるべき姿だとは思いますが、残念ながらAppleがこれを却下する場合があります。

返金依頼を却下された場合、一度のみ返金依頼ページ(問題を報告する)で購入コンテンツの決定を再検討するから不服を申し立てることができます。

ただ、再検討の申請まで却下されてしまうと、以降は正当な理由であってもAppleは一切の返金に応じることは無く、デベロッパーや公的機関に相談するよう勧められ、Appleは一切の対応を行いません。また返金依頼の否認理由についても開示しません。

これらの情報は「1ヶ月に1度のみ購入できるApp内コンテンツが重複購入された」との相談を受け、返金依頼のサポートをした過程に基づき記載しています。(残念ながら2度に渡る返金依頼が全て却下されています)

デベロッパーに別手段による補填、対応を求める

不具合等により発生したアプリ内課金にも関わらずAppleに返金依頼を却下された場合、アプリ内の問い合わせ画面等からデベロッパーに領収書を提示し、意図しない購入による金銭を失ったことを報告し、返金や別手段による何らかの補填を求めるほかありません。

領収書やデータ等から明らかな不具合であると判断できる場合、中には何らかの形で返金に応じるデベロッパーも居るかもしれませんが、私の経験上では個別返金に応じるデベロッパーは極稀です。(仕様上、デベロッパー個人がユーザーに対し個別返金することは困難)

実情としてデベロッパーとAppleの両方が「返金には応じない」との対応になることも珍しくなく、返金の代わりに同額商品(アプリ内課金)による補填による対応で済ませることが多いです。

もしそれでも現金による返金を強く望む場合は、公的機関である消費生活センター等に相談するほか無く、問題の長期化は避けられないかと思います。

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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