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【iOS11.2.5】バッテリーの減りが早いとの声が相次ぐも気温による影響も

iOS11.2.5がリリースされてから約1週間程経過しましたが、やはり今回も「バッテリーの減りが早い」「バッテリーが急激に減る」といった声が相次いでいます。

iOS11.2.5でも相次ぐバッテリーの減りが早いとの声

iOS11以降、アップデートがリリースされる度にSNSやAppleSupportCommunityで「バッテリーの減りが早くなった」「バッテリードレインが生じている」といった声が継続的に挙がっています。

iOS11.2.2未満からiOS11.2.5にアップデートしたのであれば、脆弱性”Spectre”に関するセキュリティ強化などによる影響も考えられますが、今回に限ってはタイミングが重なった低気圧による気温低下が関係するかもしれません。

iOS11.2.5と寒波のタイミングが重なる

iOS11.2.5がリリースされた翌日の今月25日頃から、日本に最強クラスの寒波が到来した影響で全国的に気温が冷え込んでおり、東京都心でも6日連続で氷点下を記録しています。

 日本列島は25日、強い冬型の気圧配置の影響で寒気が流れ込んだ。同日午前6時20分に東京都心で48年ぶりとなる氷点下4度を観測するなど厳しい冷え込みとなった。

引用:日本経済新聞

東京都青梅市では、氷点下9.3度まで下がり、1976年からの観測史上1位の記録を更新しました。このほか、八王子市(氷点下8.7度)、神奈川県海老名市(氷点下7.7度)など、1月の1位の記録を更新している所もあります。

また、東京都心では6日連続の冬日となり、これは、1984年2月以来、34年ぶりです。

引用:ハフィントンポスト

全国各地で水道管の破裂などのトラブルが続出していますが、氷点下にもなる低温の環境はiPhoneにも良い環境では無く、ここ連日続いている氷点下0度以下の気温は、iPhoneにとっては”低温過ぎる“状態です。

Apple製デバイスは、広い周囲温度範囲で正しく動作するように設計されており、最適な範囲は16°C~22°Cです。バッテリー容量に回復不能な損傷を与える可能性があるため、35°Cを超える周囲温度にデバイスをさらさないことが特に重要です。

引用:Apple – バッテリー

iPhone周囲の温度(気温)が極端に低い場合、内蔵されているリチウムイオンバッテリーの特性上、本来のバッテリーパフォーマンスを発揮することができず、一時的にバッテリーの消費が激しくなります。

温度が非常に低い環境でデバイスを使用する場合もバッテリー駆動時間が短くなることがありますが、この状態は一時的なものです。バッテリーの温度が通常の動作範囲内に戻ると、パフォーマンスも通常の状態に戻ります。

引用:Apple – バッテリー

iOS11.2.2からiOS11.2.5にアップデートし、バッテリーが目に見える速さで極端に減少する場合、上記の気温が影響しているかもしれません。

その場合、0〜35度の室温(中でも16〜22度が最適)でiPhone内部を正常な温度に戻すことで、バッテリーのパフォーマンスが回復するはずです。

もし最近になってバッテリーの減りが早く感じるのであれば、外出しない日に改めてバッテリーの持ち時間を意識して確認してみてください。

また一部では「寒さでバッテリーの減りが早く感じるのであれば、はやめにバッテリー交換を!」等と宣伝している修理業者もいるようですが、寒さによるバッテリーパフォーマンスの低下はバッテリー交換だけで防ぐことは出来ないので、その点だけは注意してください。

コメント欄

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  1. 暖かいタイでも同じ現象です。寒波とは関係薄いと思われます。

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