今回はiPhoneのソフトウェアキーボード(内蔵キーボード)で、文字入力をより快適にすることができる、おすすめの設定についてご紹介します。
iPhoneのソフトウェアキーボードは、自分に合った設定に変更することで、初期状態よりも格段と文字入力を快適にすることができます。自身の使い方では必要の無い機能まで有効化にしていると、快適な文字入力の妨げに繋がる場合もあります。
目次
キーボードの種類を最低限に減らす
iPhoneのキーボードには、テンキー形式のキーボード、PCキーボード形式のキーボード、絵文字キーボードなどが用意されています。
もし普段から「フリック入力しか使っていない」「絵文字は使っていない」といった状態であれば、不要なキーボードを削除※することで、より快適にキーボードの切り替えが出来るようになります。
※ 削除したキーボードは後々再度有効化することも可能です。
- 設定→一般→;キーボードをタップ。
- キーボードをタップして、不要なキーボードを左方向にスワイプし削除をタップ。
- 普段使用しているキーボードの名称がわからない場合は、次の画像を参考にしてください。
英字キーボードの配列を変更する
英字キーボードは、初期設定で「QWERTY配列」に設定されていますが、もし他のキーボード配列(AZERTY、QWERTZ)に慣れているのであれば、次の方法でキーボード配列を変更することができます。
- 設定→一般→キーボード→キーボード→英語(日本)もしくは英語の順にタップし、任意のキー配列を選択してください。
- 各キー配列の実際の順序は、次の画像を参考にしてください。
キーボードの文字入力を快適する9個の機能について
iPhoneのソフトウェアキーボードには、文字入力をより便利にすることができる「自動修正」「スペルチェック」など、9種類の機能が用意されています。それぞれの機能を詳しく解説するので、自身の使い方とピッタリな機能をオンにしてください。
- キーボードの設定は、設定→一般→キーボードから変更することになります。
英単語の誤字を修正できる機能「自動修正」
自動修正機能は、入力した英単語や英文を自動的にチェックして、誤字や脱字があった場合には自動的に修正し、正しい英単語に置き換えてくれる機能です。
普段から英単語や英文を多く入力する方であれば便利な機能ですが、英語の造語や英字羅列のキーワード(IDなど)も自動で修正してしまうので、もしこれらが不便に感じるのであれば、オフにしておくべき機能です。
キーを拡大表示する機能「文字プレビュー」
文字プレビュー機能は、キーボードのキーに指を乗せた時に、キーをわかりやすく拡大表示する機能です。
もしキーボードの文字が小さく見づらいのであれば、オンにすることで誤入力を防ぐことも期待できますが、キーボードを見ないで入力している場合や、逆にキーが拡大表示され使いづらいと感じるのであれば、オフにした方が良い機能です。
音声で文字入力ができる機能「音声入力」
音声入力機能は、キーボードに表示されるマイクボタンをタップすることで、文字や文章を音声で入力できる機能です。もし身体的な理由によりタップでの文字入力が困難な場合や、ハンズフリーでも字を入力したいことが多いのであれば、便利な機能です。
ただし音声入力をオンにすると、キーボード切り替えキーの横にマイクボタンが表示されてしまい、誤タップにより意図せず音声入力を起動してしまう場合があるので、音声入力を使わないのであればオフにした方が快適に文字入力をすることができます。
フリックに特化したキーボードにできる「フリックのみ」
フリックのみをオンにすることで、テンキー配列のキーボードがフリック入力(”あ”を上方向にスワイプすると”う”が入力されるような操作)のみ受け付けるようになります。
ガラケーのような入力(”あ”を3回タップすると”う”になる)は出来なくなりますが、代わりに連続した文字を入力したい時(”ああ”など)は、キーを連続でタップするだけで入力ができるので、普段からフリック入力を活用しているのであれば、是非オンにしておきたい機能です。
英単語の頭文字を自動的に大文字入力する機能「自動大文字入力」
自動大文字入力は、英字入力字の最初の1文字を自動的に大文字で入力する機能です。英単語や英文の大文字の頭文字を入力する際に、シフトキーをタップする必要が無くなります。
普段から英文や英単語を入力する機会が多い方であれば便利ですが、普段から日本語を中心に入力されているのであれば、予期せぬ箇所で大文字の英語を入力してしまう場合があるので、オフにした方が良いです。
英単語や英字のスペルをチェックしてくれる機能「スペルチェック」
スペルチェック機能は、英単語や英文のミスを赤線で指摘してくれる機能です。
自動的に英単語を修正する「自動修正機能」とは異なり、こちらは赤線で該当部分が強調され、タップすることで複数の候補から置き換える英単語を選択することができます。メモアプリなどで赤線が表示されることに抵抗が無いのであれば、オンにした方が役立つことが多いかと思います。
連続で大文字入力ができる機能「Caps Lockの使用」
大文字の英字を入力する場合はシフトキーをタップする必要がありますが、「Caps Lockの使用」をオンにすることで、シフトキーを2度タップするとシフトが押下された状態が維持され、連続した大文字の英字を簡単に入力することが出来るようになります。
特にデメリットも無いので、オンにして問題はありません。
文章に続く英単語を提案してくれる機能「予測」
予測機能は、英字キーボードで英文や英単語を入力すると、キーボード上部に続くであろう英単語や英文を予測表示してくれる機能です。
普段から英文を入力する機会が多い方であれば役立ちますが、日本語を中心に入力しているのであれば、必要のないスペースを専有するだけなのでオフにすると良いです。
ピリオド「.」を簡単に入力出来る機能「ピリオドの簡易入力」
英字キーボードでピリオドを入力しようとすると、通常は数字入力キーボードに切り替え、ピリオドを入力する必要がありますが、ピリオドの簡易入力をオンにすることで、スペースキーを2度タップするだけでピリオドを入力することができます。
特にデメリットも無いので、オンにして問題はありません。
筆者の設定状況
参考程度となりますが、筆者は上記9種類の機能を次のように設定しています。普段の使い方は「フリック入力で日本語中心、時々英単語や英文の入力をする程度」です。
設定項目 | 設定状況 |
---|---|
自動修正 | オフ |
文字プレビュー | オフ |
音声入力 | オフ |
フリックのみ | オン |
自動大文字入力 | オフ |
スペルチェック | オン |
Caps Lockの使用 | オン |
予測 | オフ |
ピリオドの簡易入力 | オン |
お疲れ様です。
いつも有用な情報提供ありがとうございます。
気付きました点を一点だけお伝えします。
ピリオドの簡易入力は以下の手順だと思います。
1 英語キーボードで、アルファベットの入力
2 スペースキーをダブルタップ
^^ノシ
ありがとうございます!
ご指摘箇所を修正しました。
IPHONE11を利用しています。
ひらがな、カタカナで、”濁点文字”が使えなくて困っております。
例として、”ひらがなの”が”は表現できません。Androidではこんなことは皆無ですが
Appleは、英語圏を重視してキーボードのデザインをしているようにも思えます。
知識不足かも知れませんが解決策をご教授ください。