2026年10月26日現在、「セキュリティ通知:2要素認証(SMS)用電話番号が変更されました」といった件名の詐欺メールが出回っています。
件名の頭にはドメイン名(サービス名)が記載されており、筆者のもとには「i.softbank.jp」を名乗るものが届きました。以下詳細です。
目次
2要素認証の電話番号変更に関する内容の詐欺メールに注意
2026年10月25日頃から、セキュリティ保護(2要素認証)に使用される携帯電話番号の変更手続きが完了したとする内容の詐欺メールが報告されています(投稿1、投稿2)。
筆者に届いたメールは「noreply(at)i.softbank.jp」を名乗るものでしたが、~.comのパターンも報告されているため、配信先のメールアドレスに合わせた内容でばら撒かれている可能性があります。
件名:【i.softbank.jp】セキュリティ通知:2要素認証(SMS)用電話番号が変更されました
[メールアドレス] 様
平素は i.softbank.jp をご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客様のアカウントにおいて、セキュリティ保護(2要素認証)に使用される携帯電話番号の変更手続きが完了いたしました。
■ 変更内容
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・手続き日時:2026年10月25日 21:** (JST)
・変更後の電話番号:090-****-****
・アクセス環境:Windows / デスクトップブラウザ
--------------------------------------------------※本変更にお心当たりがない場合、第三者によってアカウント設定が変更された可能性がございます。
ご自身で変更を行っていない場合は、以下のリンクより直ちに変更をキャンセルし、アカウントの保護手続きを行ってください。
[電話番号の変更をキャンセルする(アカウントの安全確保)]
※本メールは送信専用アドレスより自動送信されています。
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i.softbank.jp セキュリティ運用センター (SOC)
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差出人は偽装、ケニアの通信事業者から送信
差出人には「noreply(at)i.softbank.jp」と表示されていましたが、実際にはケニア・ナイロビの通信事業者のIPアドレスが割り当てられたサーバーから送られていました。
送信元の情報:
- IP: 105.21.40.246
- 事業者: SEACOM Limited(AS37100)
- 位置: ケニア・ナイロビ(推定)
送信ドメイン認証も「fail」や「none」となっていたため、ソフトバンクが許可した送信元からのメールではないことがわかります(=詐欺メール)。
詐欺メールの認証結果:
- SPF:fail(i.softbank.jpの送信サーバーとして未認証)
- DKIM:none(電子署名が未付与)
リンク先はgoogle.com、偽サイトに変わる恐れも
詐欺メールには「電話番号の変更をキャンセルする」といったリンクが記載されていますが、筆者に届いたものはリンク先が「https://google.com/」になっており、フィッシングサイトではありませんでした。
あくまで推測ですが、AIなどを使用して詐欺メールを作成した後、リンクの内容を差し替えることを忘れているか、失敗している可能性があります。
リンクが差し替えられた場合、アカウント情報やクレジットカード情報を窃取するフィッシングサイトに転送される危険性があるため、リンクをクリックしないよう注意してください。
2要素認証の変更メールが届いたら公式サイトで確認
身に覚えがないアカウント情報(2要素認証、電話番号等)の変更メールが届いた場合は、メール記載のリンクはクリックせず、自身の操作で公式サイトや公式アプリから状況を確認してください。
筆者の場合はドメインが「i.softbank.jp」だったため、ブラウザでMy SoftBankにログインして、登録情報に変更がないか念のため確認しました。
不正アクセスの対策として、各種アカウントのセキュリティを強化されている方も多いと思いますが、今後は「2要素認証」や「パスキー」などに関する詐欺メールには警戒したほうが良いかもしれません。
✓ 検証済み 検証・調査の詳細
検証対象
詐欺メール「セキュリティ通知:2要素認証(SMS)用電話番号が変更されました」
OS
iOS27.0.1 / Windows 11
端末
iPhone 17 / PC
検証結果・調査概要
筆者宛てに届いた「i.softbank.jp」を名乗るメールのヘッダを解析したところ、SPFはfail、DKIMは未署名でした。送信元はケニア・ナイロビの通信事業者SEACOM(AS37100)のIPアドレス105.21.40.246で、ソフトバンクとは無関係のサーバーから送られていました。





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