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「AppStore 購入明細」Appleを装った詐欺メールの詳細と対処

2026年7月30日現在、App StoreでApp内課金を購入したとする内容の、Appleを装った詐欺メール「AppStore 購入明細」が出回っています。

実際に筆者のメールアドレス宛にも届いており、差出人は「Apple <[email protected]>」と偽装されているため、騙されないよう注意してください。

メールヘッダから送信元を確認したところ、香港のホスティング事業者が管理するIPアドレスのサーバーから送られていました。以下詳細です。

「AppStore 購入明細」Appleを装う詐欺メールに注意

iOS向けのPUBG MOBILEでApp内課金「15000コインセット」を購入したとする内容の、領収書を装った詐欺メールが出回っています。

本文には、注文した商品は一定期間内であれば返金対応が可能な場合があるとして、注文のキャンセルを促すボタンが記載されています。

実際にボタンのリンク先を確認したところ、Apple Accountのログインページを装ったフィッシングサイトになっていました。

Appleを装った詐欺メール「AppStore購入明細」、架空の領収書に注意

差出人「[email protected]」は偽装、Appleと無関係のサーバーから送信

今回の詐欺メールは、差出人にはApple公式のメールアドレスが表示されていますが、メールヘッダーを確認したところ、香港の事業者が管理するIPアドレスのサーバーから送信されていました。

差出人メールアドレスや表示名だけでは詐欺メールと判断できませんが、メールヘッダで送信ドメイン認証の結果を確認すると、すべて失敗または未署名であることがわかります。

詐欺メールの認証結果:

  • DMARC:fail(差出人「apple.com」の認証に失敗)
  • DKIM:none(Appleの電子署名なし)
  • SPF:softfail(Appleの正規送信サーバーではない)

領収書を装った詐欺メールは2026年4月にも別の件名で確認されていますが、差出人の偽装まで行う巧妙なケースが増えているため、差出人のアドレスだけで本物と判断しないよう注意してください。

本物と偽物の見分け方、Apple正規メールの特徴

筆者自身、App StoreでApp内課金やサブスクリプションを定期的に購入していますが、2026年7月時点の正規メールでは、件名が「Apple からの領収書です」となっており、本文には請求先(住所・氏名)が記載されています。

詐欺メールは不特定多数に「ばら撒き」されるため、注文番号や書類番号など、個人情報に紐づかない情報のみ記載されており、Apple Accountの氏名や請求先は記載されていません。

また詐欺メールはリンク先へ誘導することが目的のため、「一定期間内であれば返金対応が可能」など、注文キャンセルや返金を促すような案内が記載される傾向がありますが、正規メールにはこういった記載もありません。

Apple正規の「領収書」メールの特徴:

  • 差出人は「[email protected]
  • Apple Accountのメールアドレスが記載
  • Apple Accountの請求先(氏名や住所)が記載
  • 有料アプリやApp内課金には「問題を報告する」リンク

App内課金の購入履歴は「設定」アプリで確認する

App Storeで購入した有料アプリやApp内課金は、iPhoneやiPadの設定アプリの「購入履歴」で確認できます。

身に覚えのない領収書メールを受信した場合は、まず購入履歴にメールと同じ内容が反映されていないか確認してください。

購入履歴への反映にはタイムラグがあるため、翌日以降も購入履歴にメール記載のアプリやApp内課金がない場合は、受信したメールは詐欺メールの可能性が高いと判断できます。

App Storeの購入履歴を確認する手順:

  1. 「設定」を開く
    iPhoneやiPadで「設定」アプリを開く

  2. 「Apple Account」をタップ
    設定上部の「Apple Account」をタップする

  3. 「メディアと購入」をタップ
    「メディアと購入」をタップする

  4. 「購入履歴」をタップ
    「購入履歴」をタップして内容を確認する

偽サイトでApple Accountを入力した場合の対処

Appleを装ったフィッシングサイトでApple Accountを入力してしまった場合は、乗っ取りによる被害を最小限に抑えるためにも、パスワード変更などの対処が必須です。

基本的な対処の流れは以下の通りですが、より詳しい手順については、Apple公式サイトの「Apple Accountの不正利用が疑われる場合」を参照してください。

Apple Accountを入力してしまった時の対処:

  • Apple Accountのパスワードを変更する
  • Apple Accountの個人情報、二段階認証などのセキュリティ情報が変更されていないか確認する
  • Apple Accountに関連付けられた、身に覚えのないデバイスを削除する
  • Apple Accountに紐づけている、クレジットカード等に請求が発生していないか確認する
✓ 検証済み

検証・調査の詳細

検証アプリ

詐欺メール「AppStore 購入明細」

OS

Windows 11

端末

PC

検証結果・調査概要

筆者宛てに届いた詐欺メールのヘッダを解析し、送信ドメイン認証(DMARC・DKIM・SPF)がすべて失敗または未署名であること、送信元がAppleとは無関係の香港の事業者が管理するIPアドレスであることを確認しました。

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