2025年11月12日現在、Amazonを装った詐欺メール「【重要】お客様のAmazonアカウントに利用制限がかかっています」が出回っています。
メールには期限までに本人確認を行うよう求められますが、Amazonを装ったフィッシングサイトへ誘導する詐欺なので無視してください。
Amazonからの正規メールには、アカウントの登録氏名やリンク先のURLがテキストとして記載されていますが、このメールにはどちらもありません。以下詳細です。
目次
「【重要】お客様のAmazonアカウントに利用制限がかかっています」詐欺に注意
2025年11月12日現在、システムにより通常と異なる動作が検知されたとして、一部機能を制限したとする、Amazonを装った詐欺メールが出回っています。
詐欺メールの見分け方として、差出人メールアドレスのドメインを確認する方法もありますが、このメールは差出人が「Amazon.co.jp <[email protected]>」と偽装されている場合があるため注意してください(参考:ポスト1、ポスト2)。
【重要】アカウント情報確認のお願い
平素より Amazon をご利用いただきありがとうございます。
最近、当システムにより通常と異なる動作が検知されたため、セキュリティ保護措置として一部機能を制限させていただいております。
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■ 現在制限されている機能
・注文の確定および支払い処理
・支払い方法・請求先情報の追加/編集
・ギフト券およびポイント残高の使用
・配送先住所・アドレス帳の登録/変更
■ ご対応のお願い
下記ページより、ご登録者様ご本人の確認をお願いいたします。
ご本人確認に進む
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■ 期限
2025年11月12日 23:59 までにご確認いただけない場合、制限が継続される可能性がございます。
ご不便をお掛けし申し訳ございませんが、何卒ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします。
Amazonを装ったフィッシングサイトに誘導
メール内の「ご本人確認に進む」などのリンクをクリックすると、Amazonを装ったフィッシングサイトに転送され、偽のログインページが表示されます。
Amazonアカウント(メールアドレス・電話番号・パスワード)やクレジットカード情報を入力すると、不正アクセスなどの被害に遭う可能性があるため注意してください。
偽サイトでAmazonアカウントを入力した時の対処
万が一、Amazonアカウントやカード番号を入力してしまった場合は、早急に以下の対処を行ってください。
偽サイトでAmazonアカウントを入力した時の対処:
- Amazon公式サイトのアカウントサービスからパスワードを変更する
- 注文履歴に不審な注文がないか確認
- 身に覚えのない注文をあった場合はAmazonカスタマーサービスに連絡
偽サイトでクレジットカード番号を入力した時の対処:
- クレジットカードの発行会社にフィッシングサイトでカード情報を入力した旨を報告(連絡先はカード裏面などに記載があることが多い)
Amazonからのメールはメッセージセンターを確認
Amazonから配信される正規メールは、Amazon公式サイトや公式アプリから確認できるメッセージセンターにも配信されるケースが多いです。
メールが本物か偽物か迷った場合は、まずメッセージセンターに同じ内容のメッセージが届いているか確認することをお勧めします。
メッセージセンターに届かないメールの見分け方
メッセージセンターにメールと同じ内容のメッセージが届いていない場合、メールが偽物(詐欺)の可能性があるため十分な注意が必要です。
ただし、パスワードリセット時に届くメール「amazon.co.jp:パスワード回復」など、一部の重要なメールはメッセージセンターに配信されないものがあります。
リンク先で操作を必要とする重要なメールの場合、本文の冒頭にAmazonアカウントの登録氏名、本文の最後にリンク先のURLがテキストで記載されています。
このEメールがAmazonから送信されていることを確認するにはどうすればよいですか?
このEメールのリンクは「https://www.amazon.co.jp」で始まります。以下のリンクをいつでもブラウザに貼り付けて表示できます。https://www.amazon.co.jp/a/c/r/○○○
これらを踏まえて今回のメールを見直すと、Amazonアカウントの登録氏名の記載がなく、リンク先のURLがテキストとして書き起こされていないため、詐欺と判断できます。
※ AmazonおよびAmazon ロゴは、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。


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