2025年11月10日現在、「【カスタマーサービス】ご利用料金についてご確認したい事があります。06-6XXX-XXXX上記まで御電話下さい。」といった詐欺SMSの受信報告が増えています。
SMSでは「06」から始まる電話番号への発信を促されますが、有料サイトの利用料金などを請求する架空請求詐欺の可能性があるため、発信しないよう注意してください。
本記事では詐欺SMSの概要と特徴、06から始まる電話番号に発信したことによる被害事例、別の名前を騙るパターンなどについて解説します。
目次
「ご利用料金についてご確認したい事があります。」SMS詐欺が増加
2025年11月頃から、カスタマーサービスを騙る詐欺SMS「【カスタマーサービス】ご利用料金についてご確認したい事があります。06-6XXX-XXXX上記まで御電話下さい。」の受信報告が増えています(ユーザーの言及:ポスト1、ポスト2)。
SMSには社名や担当者名の記載はなく、連絡先として「06」から始まる大阪府の電話番号のみが記載されています。
【カスタマーサービス】
ご利用料金についてご確認したい事があります。
06-6XXX-XXXX
上記まで御電話下さい。
06から始まる電話番号に発信し被害に遭った事例も
利用料金の確認を求める詐欺SMSは数年前から確認されており、今年3月頃には秋田市で100万円を騙し取られる詐欺の被害も発生しています。
以下の報道を見ると、SMSの内容や「06」から始まる電話番号などの共通点が見られるので、同様の手口による特殊詐欺の可能性が高いものと考えられます。
秋田臨港警察署の調べによりますと、今月12日、秋田市に住む70代の男性の携帯電話に「ご利用料金について確認したいことがあります」とショートメールが届きました。
男性が連絡先として書かれていた「06」で始まる番号に電話したところ、カスタマーサポートセンターを名乗る男が出て「バニラというサイトであなたの電話番号が使われている。電話料金が未納できょう振り込めば救済制度で95%が後日返済される」などと告げられました。
引用:ABS秋田放送
詐欺SMSの特徴について
一般的な企業から、社名や担当者名が記載されていない匿名のSMSや、折り返し電話を求めるSMSが届くことは考えにくいです。
もしSMSの内容に不安がある場合は、差出人や連絡先の電話番号をGoogle検索などで調べると、他のユーザーからの口コミなどが見つかる可能性があります。
詐欺SMSの特徴:
- 具体的な企業や個人名の記載がない
- 本文の内容が曖昧で具体性に欠ける
- 日本語が不自然、誤字脱字が多い
- 不自然なURLが含まれている(大手サービスに似せたドメイン、英数字がランダムなドメインなど)
「料金サポート」などを名乗るケース、偶然の一致に注意
本記事のSMSではカスタマーサービスを名乗っていますが、過去には「利用料金サポート」や「インフォメーション」などが使われたこともあります。
社名が記載されていないことが多いため、普段から注意している方は「誰が騙されるの?」と疑問を抱くかもしれません。
ただ、例えば「ECサイトで買い物した直後にクレジットカード会社から不正利用通知が届く」といったように、偶然が重なるケースもあるので注意してください。
詐欺SMSと"偶然"の例:
- 問い合わせの返答を待っている際にカスタマーを名乗るSMSが届く
- 荷物が届く予定日、留守中に不在通知を装ったSMSが届く
- 料金の支払いが遅れている状態で携帯キャリアを名乗るSMSが届く


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