保健医療局「保険証の使用に関して重要なお話」詐欺電話に注意（181・183・819など）

2025年6月26日現在、「181」や「183」から始まる電話番号から、保健医療局を騙る詐欺電話「保健医療局です。保険証の使用に関して重要なお話があります。」の着信が報告されています。

電話に出てしまうと、保険証の使用に関して重要な話があるとして、オペレーターにつなぐよう促されますが詐欺電話なので無視してください。

保健医療局を装った詐欺電話「保険証に関する重要なお話」

2025年6月以降、「181」「183」「817」「819」などから始まる電話番号から、保健医療局を騙る詐欺電話の着信が確認されており、SNS上で着信を報告する投稿が増えています。

保健医療局です。保険証の使用に関して重要なお話があります。何度もご連絡を差し上げましたが、ご返答がなかったのでこちらが最終のご連絡となります。オペレーターにおつなぎする方は１を押してください。

保険証について自動音声ガイダンスで連絡は来ない

保健医療局を装った詐欺電話は昨年から確認されており、国や地方自治体が保健医療局を騙る特殊詐欺電話に警戒するよう注意喚起を行っています。

保険証の利用について、国や地方自治体から自動音声ガイダンスで電話がくることはないので、万が一電話に出てしまった場合は、個人情報等を伝えず速やかに電話を切るようにしてください。

国や地方自治体が保険証等について、電話や自動音声ガイダンス、ショートメッセージ（SMS）などを使って、直接利用登録を要求することや金銭の要求をすることはありません。

引用：時津町

オペレーターに繋ぐと警察を騙る人物に誘導

オペレーターに繋いでしまうと、「保険証が不正利用されている」「不正な薬品が処方されている」などと説明があり、本人確認と称して氏名や生年月日を聞かれるケースが報告されています。

さらに会話を続けると、警察官を装った人物に替わり、マネーロンダリング等の理由で金銭を要求されることもあるため注意してください。

自宅の固定電話に、音声ガイダンスで、「何度かご連絡しましたがこちらが最終通告となります。1をプッシュしてください。」と電話があった。案内に従いプッシュしたところ、厚生労働省保険局調査課と名乗る者から、「不正な薬品が処方されており、あなたの保険証が不正使用されている。」とのこと。本人確認のため、氏名と生年月日を問われた。不正な薬品の処方には心当たりがないことを伝え、不正使用された保険証番号を求めたところ、自分の保険証番号と相違していたため、そのことを伝えた。何かあれば連絡すると言って切電された。

引用：厚生労働省 四国厚生支局

「不明な発信者の消音」で迷惑電話対策（iPhone）

iPhoneを使用している場合は、設定アプリで「不明な発信者の消音」をオンにすると、関わったことのない電話番号からの着信を自動で消音にできます。

ただし、通話したことがない電話番号や連絡先に登録していない電話番号全般が対象になります。該当する着信はすべて留守番電話サービスに転送される点に注意してください。

また、自動で文字起こしができる留守番電話機能「ライブ留守番電話」も利用できます（iOS17以降）。留守番電話の内容をテキストで確認して折り返すことができるため、筆者も重宝しています。