2025年3月27日現在、末尾が「0110」の電話番号から警視庁や県警を装った特殊詐欺電話が急増しており、XなどのSNSでは「警視庁捜査二課から電話がかかってきた」などの報告が相次いでいます。
この電話に出ると、刑事や警察官を装った人物から「口座が資金洗浄により悪用されている」「逮捕や起訴の可能性がある」などと説明されますが、特殊詐欺なので通話を切るようにしてください。
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末尾「0110」の電話番号から不信な着信が急増
2025年3月27日現在、「+」で始まり末尾が「0110」になっている国際電話番号からの不審な着信が多数報告されています。
- +881●●●0110
- +295●●●0110
- +991●●●0110
- +422●●●0110
X(旧Twitter)では、この着信に応じたユーザーからの報告も増えており、警視庁捜査一課や警視庁捜査二課、県警の刑事や警察官を騙るケースが特に目立ちます。
- 「末尾0110から電話がきた。警視庁捜査二課だそう。詐欺だと思う。」
- 「電話にでたら宮崎県警を名乗っていた」
- 「キャッシュカードが詐欺グループの拠点で見つかったとの作り話だった」
この特殊詐欺では「(本名)さんでしょうか?」と確認されるケースの報告されています。本名を伝えられた驚くかもしれませんが、漏えいした個人情報を悪用している可能性が疑われます。
電話番号が「+」で始まり末尾が「0110」の国際電話から着信があった場合は、今回の警視庁や県警を装った特殊詐欺の可能性が高いため無視することをお勧めします。
実在する警察署の電話番号が表示されるケースに注意
最近では実在する警察署の電話番号が表示されるケースも急増しています。もし正しい電話番号であっても「あなたが捜査対象になっている」「資金洗浄の疑いがある」などと告げられた場合は、特殊詐欺の可能性が高いです。
警察庁も「 警察から、あなたが捜査対象となっているなどと電話で伝えることはありません。」と注意喚起しているため、こういった内容の電話は詐欺と考えて問題ありません。
警察官が、電話で捜査対象となっているなどと伝えることはありません。それは、詐欺です!
所属や部署、氏名を尋ね最寄りの警察署や#9110に相談する
実在する警察署の電話番号から着信があり応答した場合は、その場では個人情報を一切伝えずに、相手の所属、担当部署、氏名を確認し、折り返し確認する旨を伝えて電話を切ってください。
この際、相手から折り返し先の電話番号を指定されたり、電話を転送されたりする場合もありますが、必ず自身で最寄りの警察署の電話番号を調べるか、#9110に相談してください。
相手が指定する電話番号や転送先は、あらかじめ用意された偽の窓口である可能性が高いため、安易に信頼するのは非常に危険です。
電話を切って警察相談専用電話(#9110)に御相談ください。
相手方から教示された番号には、決して折り返さないでください。
身に覚えのない国際電話は無視する
国際電話を悪用した特殊詐欺から身を守る方法として、身に覚えのない「+」から始まる国際電話に出ないようにすることが最もお勧めです。
万が一、不審な電話で個人情報を伝えてしまい不安を感じる場合や、不審な郵便物が届くなどの被害が発生している場合は、迷わずに最寄りの警察署や#9110に相談することをお勧めします。
※ この記事は、2025年3月27日時点の情報に基づいて作成されています。最新の情報は、警察庁 特殊詐欺対策ページをご確認ください。
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