2024年7月以降、+8035から始まる国際電話番号から、入国管理局を騙る詐欺電話の着信が報告されています。金銭の要求等を目的とした詐欺である可能性があるため、着信した場合は無視するようにしてください。
追記:2024年9月以降、+803から始まる電話番号から警視庁を騙る詐欺電話の着信が報告されています。
目次
+803から入国管理局を騙る詐欺電話に注意
2024年7月以降、+8035から始まる国際電話番号から、入国管理局(現:出入国在留管理庁)を騙る電話を着信したとの投稿がSNSで増えています。
出入国在留管理庁を騙る詐欺電話では、自動音声ガイダンスで数字キーを押下するよう案内され、指示通りに数字キーを押下してしまうと、金銭の窃取等を目的とした人物に転送される事例があります。
本件についても、同様の手口による詐欺の可能性があることから、着信した場合は無視してください。もし受話してしまった場合は、数字キーを押下せずに通話を切るようにしてください。
追記:2024年9月以降、+803から始まる電話番号から警視庁捜査二課を騙る詐欺電話の着信が増えています。 → 警視庁捜査二課や捜査一課を騙る詐欺電話に注意(+181・+188・+803・+8150・050など)
国際電話で+8035から掛かってきた
知らない番号だ— 雒ミミズク (@steS9LLBz75537) July 25, 2024
「法務省入国管理局です。」と自動音声でかかってきた電話番号。コロンビアから?国際電話詐欺か?
「+8035692713」— A・RI (@ARImasNEN) July 25, 2024
法務省入国管理局 から自動音声の電話かかってきたぞい
+8035261831 でかかってくるかという
— めるぽ (@merubisu) July 24, 2024
身に覚えのない国際電話は出ない、かけ直さない
日本国内の企業や行政機関が日本在住者に対して、自動音声ガイダンスを用いた国際電話を使用し、金銭の支払いを要求することは到底考えにくいです。
身に覚えのない国際電話は詐欺の可能性が高いことから、「出ない」「かけ直さない」ことを強くお勧めします。(掛け直すと国際電話の利用料金が発生する恐れがあります)
通信事業者であるKDDIも、海外からの迷惑電話の対策として「心当たりが無い海外からの電話には出ない」「かけ直しはしない」と案内しています。
心当たりがない海外からの電話には出ない
海外からの電話は「+(国番号)- 相手の電話番号(先頭の0を除く)」の形式でかかってきます。
このような電話番号からかかってきたときは、ご注意ください。引用:KDDI
+803に一致する国番号は無し、架空の電話番号の可能性も
+803から始まる国際電話番号について、電話番号に空白や括弧などの桁区切りが含まれておらず、国番号とエリアコードの識別が困難でした。
国番号を「+8」「+80」「+803」のいずれかと仮定した場合、これらは特定の国に割り当てられていないため、何らかのサービスで取得された電話番号、あるいは偽装されている可能性も考えられます。
この背景には、現在、国際電話番号に変えられるスマートフォンのアプリがあり、そういったサービスを利用し詐欺グループが、実際に海外から電話をかけているのではなく、同じ端末から国内などからその都度異なる番号で電話をかけていることが予想されています。
関わりのない電話番号からの着信を消音(iPhone)
iPhoneを使用している場合は、今まで関わったことの無い電話番号の着信を消音にできる機能「不明な発信者を消音」が用意されています。
不明な発信者を消音にすると、初めて着信した電話番号は留守番電話サービスに転送され、電話アプリの履歴タブに記録が残るようになります。
- 設定アプリを開く
- 電話をタップ
- 不明な発信者を消音をタップ
- 不明な発信者を消音をオンにする
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