2024年9月以降、X(旧Twitter)で「レート制限を超えました しばらくしてからやりなおしてください」と表示される事例が増えています。ユーザーからは「レート制限を超えましたって何?」「レート制限を超えましたでツイートが見れない」といった声が相次いでいます。
目次
「レート制限を超えました」って何?初めて見たとの投稿が増加
2024年9月以降、X(旧Twitter)で「レート制限を超えました しばらくしてからやりなおしてください」といったエラーメッセージが表示され、タイムラインや通知が見れない、検索結果が表示されないといった報告が増えています。
レート制限を超えました、とかいう表記初めて見た……
諸々反応遅れるかもしれません…!すみません!— らぎ@取引 (@ajestial) September 15, 2024
レート制限を超えました
⬆️なにこれ— うず👾 (@uzu1124) September 15, 2024
レート制限って何?システムの過負荷を防ぐための仕組み
X(旧Twitter)のレート制限は、一定時間内に実行できる操作(ツイートの投稿、削除、検索など)の回数を制限する仕組みです。システムの過負荷を防ぎ、サービスの安定性を保つために、時間あたりの操作回数に制限がかけられています。
リミットを設けることでXシステムの負担が軽くなり、ダウンタイムやエラーページの発生を抑えることができます。システムの信頼性を維持することを目的に、アカウントの操作に関して以下のような一定の制限が定められています。
引用:Xヘルプセンター
Xヘルプセンターでは、ダイレクトメッセージ、ツイート、登録メールアドレスの変更、フォローのみ、時間あたりの操作回数の上限となる、リミットに関する情報が公開されています。
操作 | リミット(時間あたりの操作回数上限) |
---|---|
ダイレクトメッセージ | 1日あたり500件 |
ツイート | 1日あたり2,400件、30分単位の制限もあり |
登録メールアドレスの変更 | 1時間あたり4回 |
フォロー(1日) | 1日あたり400件(仕様上の上限、過剰なフォローはポリシー違反) |
フォロー(アカウント) | 5,000件到達後はアカウントにい応じた特定の比率で制限 |
このほかにも、Twitter API v2のレート制限に含まれる、検索、リツイート、ブックマーク、いいね、ミュート、ブロックなどにもリミットが設定されているものと思いますが、具体的な回数は公開されていません。
※ 上記のリミットは記事公開時点の情報であるため、変更される可能性があります。
利用者が集中するとリミットが引き下げられる
X(旧Twitter)では、「レート制限に達するような操作をしていない」といった投稿も見かけますが、これは利用者が集中したことにより、リミットが一時的に引き下げられている可能性があります。
とくに11時~13時、16時間~19時、21時~24時頃に、レート制限に関して言及した投稿が増えることから、このリミットの一時的な引き下げの影響を受ける事例が増えているものと思われます。
Xでは、利用が集中する時間帯にこのようなリミットを一時的に引き下げる場合があります。その場合は、Xステータスサイトで最新の情報をご案内します。
引用:Xヘルプセンター
※ XステータスサイトのURLは「ttps://status.twitterstat.us/」です。URL先頭に「h」を付加してアクセスしてください。(証明書の有効期限が切れているため、自己責任でアクセスしてください)
レート制限後は最低でも1時間以上あけてから開き直す
X(旧Twitter)で「レート制限を超えました しばらくしてからやりなおしてください」と表示された場合は、時間をあけてから再度操作する必要があります。
待機時間はレート制限の種類によって異なりますが、ダイレクトメッセージ、ツイート、アカウントの登録メールアドレスの変更、APIリクエスト(ツイート取得等)は、最低でも1時間以上空ける必要があります。
もし1時間待っても解決しない場合は更に2~3時間、それでも解決しない場合は1日待つことで、エラーが解決されないか確認するようにしてください。
リミットに達した場合、リミットに達したことを示すエラーメッセージが表示されます。1日単位または1時間単位のリミット(ダイレクトメッセージ、ツイート、アカウントの登録メールアドレスの変更、APIリクエストに関するリミット)に関しては、1日後または1時間後に再度お試しください。
引用:Xヘルプセンター
レート制限を超えましたは凍結されたの?について
「レート制限を超えました しばらくしてからやりなおしてください」は、アカウントの凍結を意味するものでは無く、時間をあけてから再度利用するよう促すメッセージです。
ただし、Xルールに違反する行為、例えばフォローチェーン、無差別フォロー、自動化によるフォローなどを行った場合は、レート制限を受けた後に凍結される可能性があります。
Xルールに違反していない限りは、レート制限の対象となったとしても、時間をあければ通常通り利用を再開できることがほとんどです。
Xルールで禁止されている行為(フォロー関連のみ)
- フォローチェーン:フォロワー数を増やすことを目的として、多くのアカウントフォローしてフォローを解除する行為
- 無差別フォロー:短期間に多数の無関係なアカウントをフォローまたはフォロー解除する行為
- フォロワーの複製:別のアカウントのフォロワーを自動化ツールなどで複製する行為
- フォロワー増加を目的としたツールの使用:フォロワー増加を目的としたサードパーティーサービスやアプリの利用、及び利用を助長する行為
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