Twitterで「いいね!機能が廃止」との噂が広がっていますが、公式Twitterアカウントも噂を否定するほど話題になっているので、今回の件の経緯と事実を解説します。
目次
海外記事から「いいね!が廃止」の誤報が広がる
イギリスの新聞社”デイリー・テレグラフ”が、ウェブ記事「Twitter to remove ‘like’ tool in a bid to improve the quality of debate(Twitterはいいね!機能を廃止して議論を向上させる)」を公開し、記事タイトルと冒頭の文章が独り歩きしてしまった結果、Twitterで「いいね!機能が廃止される」との誤報が広がりました。
Twitter is planning to remove the ability to “like” tweets in a radical move that aims to improve the quality of debate on the social network.
(意訳)Twitterはソーシャルネットワーク上での議論の質を向上するために急進的な動きをしており、ツイートの「いいね!」の機能を廃止する計画だ。
引用:Telegraph
会員登録をすることで読める全文に広報の話が掲載
ウェブ版のデイリー・テレグラフでは、会員登録をすることで上に続く全文を確認できますが、記事の続きではTwitter広報担当社の話として「現時点では具体的な計画について話す予定はない」、「健全な会話に繋がる行動を促すことを目指して、あらゆる変更を試し検討している」と書かれており、今回の話は”いいね!”に限った話では無いことがわかります。
これらのことから”いいね!”の廃止が決定したわけでは無く、Twitterとしての健全な在り方を目指す一環として、”いいね!”を含むあらゆる機能の見直しがありえるということになります。
※ “健全な会話”とは、デイリー・テレグラフの記事や公式Twitterアカウントのツイートを読む限りでは、会話として成り立たないツイート(いいね!やRTを要求するツイートなど)を排除したいように思えます。
公式Twitterアカウントが今回の件を否定
デイリー・テレグラフの記事が世界的にも話題になったことから、Twitterは公式アカウントでも「健全な会話を促すために、全てのサービスを見直しており、その中にそのようなボタン(いいね!)も含まれている」と説明し、また「現在は初期段階で情報を共有する予定はない」と述べています。
As we've been saying for a while, we are rethinking everything about the service to ensure we are incentivizing healthy conversation, that includes the like button. We are in the early stages of the work and have no plans to share right now. https://t.co/k5uPe5j4CW
— Twitter Comms (@TwitterComms) 2018年10月29日
簡単にこれらをまとめると、現時点では”いいね!”の廃止が決定した訳では無く、Twitterとして健全な会話を目指す一環として、“いいね!”を含むあらゆる機能の試行錯誤を繰り返し、今後も改善を続けていくという話になりそうです。
※ 一部文章を変更しました。記事の本質(内容)自体は変更ありません。
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