【SMS】「【三井住友カード】現在、お客様のカード利用に一部制限を設けております。詳細はこちらからご確認ください。」詐欺の詳細と対処

2025年6月17日現在、三井住友カードを装った詐欺ショートメール（SMS）「【三井住友カード】現在、お客様のカード利用に一部制限を設けております。詳細はこちらからご確認ください。」が出回っています。

SMSに記載されたURLを開いてしまうと、三井住友カードの会員向けサイト「Vpass」を装ったフィッシングサイトに転送されるため注意してください。

三井住友カードを装った詐欺SMSが報告

2025年6月17日、カードの利用を制限したとして詳細を確認するよう求められる、三井住友カードを装った詐欺ショートメール（SMS）が確認されています。

【三井住友カード】現在、お客様のカード利用に一部制限を設けております。詳細はこちらからご確認ください。t.co/○○○

SMSには「t.co」から始まる短縮URLが記載されており、実際にリンク先を確認したところ、三井住友カードの会員向けサイト「Vpass」を装ったフィッシングサイトに転送されました。

筆者自身も三井住友カードの利用者ですが、フィッシングサイトの見た目やURLが公式サイトに似せられており、状況次第では騙されかねない見た目（デザイン・URL）なので注意してください。

Vpassを装ったフィッシングサイトへ誘導

Vpassを装ったフィッシングサイトでは偽のログインフォームが表示され、先のページに進むとクレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコード、電話番号の入力を求められます。

これらの個人情報を入力してしまうと、不正アクセスやクレジットカードの不正利用被害に遭う恐れがあります。もしフィッシングサイトにアクセスした場合は、個人情報を入力せずに閉じてください。

正規の送信元電話番号や内容を見比べる

三井住友カードから配信されるSMSは、送信元電話番号が「0」もしくは「+81」から始まるため、これに該当しない電話番号からのSMSは詐欺と判断してください。

ただ、詐欺SMSの送信元電話番号が「0」や「+81」から始まるパターンも報告されており、この方法では見分けがつかないケースもあります。

そういった場合は、三井住友カードの公式サイトの「三井住友カードからSMS（ショートメッセージ）が届くことはありますか？」に掲載されている電話番号と内容をSMSと見比べてください。

もし公式サイトに受信したSMSの送信元電話番号と内容が掲載されていない場合は、詐欺SMSと判断できます。

VpassIDやカード情報を入力してしまった時の対処

フィッシングサイトでVpass IDやパスワード、クレジットカード情報を入力してしまった場合は、三井住友カードの公式サイトからカード停止、VpassIDとパスワードの変更を行ってください。

• 紛失・盗難・不正利用に伴うカード停止
• VpassID、パスワード、メールアドレスなどの照会・変更

身に覚えのない明細や利用通知が届いている場合は、「身に覚えのない明細や利用通知でお困りの方」を参考に、不正利用として申請するようにしてください。