2024年8月以降、+1(600)から始まる国際電話番号からの着信がSNSなどで報告されています。着信したユーザーからは「ドコモを騙る電話が来た」との報告もあり、国際電話詐欺の可能性が高いので注意してください。
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+1(600)から始まる国際電話詐欺の着信が報告
2024年8月以降、+1(600)から始まる国際電話番号から不審な着信が入ったとの事例が報告されています。
この電話を受信したユーザーからは、「ドコモを騙る詐欺電話が来た」との報告があることから、NTTや日本郵便といった国内企業、出入国在留管理庁などの行政機関を騙る詐欺電話である可能性があります。
こちらはNTTドコモです。お客様の携帯電話は本日で利用停止されます。詳しくは1を押してください。
ついに自分のとこにも特殊詐欺っぽい番号から着信きた
電話取ったり掛け直したりしたら、高額な国際電話料金請求されるタイプの詐欺かな pic.twitter.com/kHVUu6QuaK— 宝くじ専用垢ちゃこ (@b0TI86wa3fGAWy3) August 6, 2024
docomoを語る詐欺から電話が来たんやけどどこに通報すれば良いですか? pic.twitter.com/hn5qcxMxNu
— ようふぁん@ ゲーム配信やってます (@EnjoyAllTheGame) August 6, 2024
身に覚えのない国際電話は受話せずに無視する
ドコモ、NTT、日本郵便、出入国管理庁といった、日本国内の企業や行政機関が日本在住者に対して、国際電話を使用して個別に連絡することは考えにくいです。
身に覚えのない国際電話からの着信は詐欺の可能性が高いため、着信しても受話せずに無視するようにしてください。また、着信履歴を削除して誤発信を防止しておくと安心です。(誤操作による発信に注意)
「NTTファイナンス」を名乗る、国際電話からの着信、自動音声ガイダンスによる架空の未納料金を請求するなどの詐欺が多く発生しています。
NTTファイナンスでは、国際電話によりお客様に連絡をしたり、未納料金等の支払いを案内することはございません。
決して応じることのないようご注意ください。引用:NTTファイナンス
+1(600)の電話番号は北米の可能性、ただし偽装の可能性も
+1(600)から始まる国際電話番号に含まれる、国番号「+1」は北米のものとなっており、後に続くエリアコード「600」は、北部カナダの遠隔地での衛星電話サービスで使われているものです。
ただし、一般的に使われている電話番号では無いことから、VoIPを使用して電話番号を偽装(発信者IDスプーフィング)している可能性もあるため、必ずしもこの地域から発信されたとは限りません。
Area code 600 is a telephone area code in the North American Numbering Plan for non-geographic use in Canada of specialized telecommunication services such as telex applications, caller-pays cellular, ISDN, and mobile satellite communication services.[1]
One of the area code's most common uses is the provision of satellite phone service in remote areas of Northern Canada where conventional telecommunications infrastructure is not available.
引用:Wikipedia
発信者IDのスプーフィングでは、VoIP(ボイスオーバーインターネットプロトコル)が使用されます。これにより、詐欺師は好きな電話番号と発信者IDを作成できます。受信者が電話を取ると、詐欺師はだます目的で機密情報を取得しようと試みます。
引用:Kaspersky
関わりのない電話番号からの着信を消音にする(iPhone)
iPhoneを使用している場合は、今まで関わったことの無い電話番号の着信を消音にできます。見覚えのない電話番号からの着信は、調べてから折り返しているような場合にも便利な機能です。
- 設定アプリを開く
- 電話をタップ
- 不明な発信者を消音をタップ
- 不明な発信者を消音をオンにする
※ 不明な発信者の消音をオンにすると、不明な着信は留守番電話サービスに転送され、電話アプリの履歴タブに記録が残ります。(sbapp.net)
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