iOS26アップデート後、Safariでウェブサイトを開くと、本来は画面下に表示されるメニューバーや広告が画面中央に表示される不具合が発生しています。
筆者のiPhoneでも同様の問題を確認でき、アクセシビリティ設定の「視差効果を減らす」や「クロスフェードを優先」をオフにすると解決できることがわかりました。以下詳細です。
目次
Safariでメニューや広告が中央にずれる不具合
多くのウェブサイトでは画面下部にメニューバーや広告を固定表示していますが、iOS26のSafariでは画面下部に表示されるはずのメニューバーが広告が画面中央にずれて表示されることがあります。
筆者のiPhone 17(iOS26.0.1)でも同様の症状を確認しており、羽田空港旅客ターミナルやメルカリなど企業運営のウェブサイトでも問題が発生しています(ユーザーの言及:ポスト1、ポスト2)。
「視差効果を減らす」の「クロスフェードを優先」が原因?
この問題が発生するとウェブサイトのレイアウトが崩れるため、サイト側の不具合のように見えますが、実際にはiOS26の機能が影響している可能性があります。
プログラマー向けのナレッジコミュニティ「Stack Overflow」では、アクセシビリティ設定の「視差効果を減らす」で「クロスフェードを優先」をオンにすると問題が発生するとの情報が共有されています。
実際に筆者の端末で「クロスフェードを優先」をオンにしたところ、複数のウェブサイトで画面下部のメニューバーや広告が画面中央にずれて表示される問題が再現されました。
「視差効果を減らす(設定 → アクセシビリティ → 動作 → 視差効果を減らす)」をオンにしてから、「クロスフェードを優先」をオンにすると、固定配置の動作がかなりおかしくなります。
翻訳・引用:Stack Overflow
「クロスフェードを優先」をオフにすると解消
Safariで画面下部のバーや広告が中央にずれて表示される場合は、以下の手順でアクセシビリティ設定を変更すると、正しい位置に表示されるようになります。
クロスフェードを優先をオフにする手順:
- 「設定」を開く
- 「アクセシビリティ」をタップ
- 「動作」をタップ
- 「視差効果を減らす」もしくは「クロスフェードを優先」をオフにする
「視差効果を減らす」や「クロスフェードを優先」のオンオフでも改善しましたが、デバイスを再起動すると問題が再発するため、その都度設定を変更して対処する必要があります。
iOS26.1 betaで修正されたとの情報も
現在開発者向けに配信されているiOS26.1 betaでは、この問題が修正されているとの情報が複数のユーザーから報告されています。
ただし、これはベータ版の情報であり、正式リリース時の仕様とは異なる可能性がある点に注意が必要ですが、現時点では「修正される見込みがある」と考えられます。
iOS26.1の正式リリースまでは「視差効果を減らす」や「クロスフェードを優先」をオフにして対処し、アップデート後にこれらの設定をオンにした状態で動作を確認し、問題がなければ設定を元に戻すことをお勧めします。
iOS 26.1 の Chrome では、まだこの問題が発生しています。 Safari では解消されているようです。
翻訳・引用:Stack Overflow
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