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iOS26.6.1アップデートと不具合を解説、29件の脆弱性修正とプライベートリレーの改善を確認

2026年8月18日、AppleからiPhone用のセキュリティ修正を含むiOS26.6.1アップデートがリリースされました。

アップデートのリリースノートには記載されていませんが、筆者の環境ではiCloudプライベートリレーでIPアドレスが漏れる問題の解消を確認しています。

端末によって前後しますが、筆者のiPhoneではダウンロードサイズは704.6MBとなっており、約14分でアップデートが完了しました。以下詳細です。

iOS26.6.1はセキュリティ修正を含むアップデート

今回リリースされたiOS26.6.1アップデートでは、カーネルやWebKitなどに関する29件の脆弱性が修正されています。

iOS 26.6.1
704.6MB

このアップデートには、iPhone用のセキュリティ修正が含まれています。

Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/100100

引用:iOS26.6.1アップデートのリリースノート

アップデートのリリースノートには記載されていませんが、筆者の端末で検証したところ、以下の問題が解消されていることを確認しました。

筆者環境で改善を確認した問題:

  • iCloudプライベートリレーでIPアドレスが漏えいする問題
  • ショートカットのオートメーション「アプリを開いているとき」が動作しない問題

Appleからの発表がないため、根本的な問題が修正されたとは断定できませんが、これらの問題が起きていた場合はiOS26.6.1で解消する可能性があります。

iCloudプライベートリレーでIPアドレスが漏れる問題

Appleのサブスクリプション「iCloud+」では、Safariでウェブサイト側に接続情報や位置情報を知られないようにする「iCloudプライベートリレー」を利用できます。

iOS26.6以前では、ウェブサイト側の実装によってIPアドレスが漏れる問題が明らかになり、実際に筆者の環境でも確認していました。

iOS26.6.1アップデート後、検証サイトで確認したところ、ISPのIPアドレスは表示されなくなっていました。

リリースノートに記載されていないため「修正された」とは断定できませんが、少なくとも筆者の環境では問題が解消しています。

iCloudプライベートリレー使用時のIPアドレス抽出結果の比較(iOS26.6.1)

ショートカットのオートメーションが動作しない不具合

iOS26.6では、ショートカットのオートメーション「アプリを開いているとき」と「閉じているとき」が動作しない不具合が報告されていました。

筆者のiPhoneでも同様の問題を確認していましたが、iOS26.6.1アップデート後にオートメーションを有効化したところ問題なく動作しました。

ただし、端末を再起動した直後はオートメーションがすぐに動作せず、実行通知が届くまで約3分かかるため、アップデート直後は「動作しない」と体感するケースがあるかもしれません。

iOS26.6.1で29件の脆弱性が修正

iOS26.6.1では、CVE-ID基準で29件の脆弱性が修正されており、iOSの中核である「カーネル」に関する修正が3件含まれています。「悪用が確認された」との記載を含むものはありませんでした。

コンポーネント 影響 CVE-ID
Audio アプリが機密性の高いユーザ情報を漏えいさせる可能性がある CVE-2026-65339
ImageIO 画像の処理によりサービス運用妨害(DoS)が発生する可能性がある CVE-2026-65347
ImageIO 画像の処理により任意のコードが実行される可能性がある CVE-2026-65346
IOGPUFamily 悪意のあるWebコンテンツの処理によりメモリが破損する可能性がある CVE-2026-64788
Kernel リモートの攻撃者が予期しないシステム終了を引き起こす可能性がある CVE-2026-65343
Kernel アプリが予期しないシステム終了を引き起こす、またはカーネルメモリを読み取る可能性がある CVE-2026-65349
Kernel アプリが予期しないシステム終了を引き起こす、またはカーネルメモリを破損させる可能性がある CVE-2026-65330
Telephony 特権的なネットワーク位置にいる攻撃者がIPSec認証を回避し、ネットワーク通信を傍受する可能性がある CVE-2026-65329
WebKit 悪意のあるWebコンテンツの処理によりSafariが予期せずクラッシュする可能性がある CVE-2026-64784 / CVE-2026-43795 / CVE-2026-65338 /
CVE-2026-64782 / CVE-2026-64781 / CVE-2026-65351 /
CVE-2026-65340 / CVE-2026-65337 / CVE-2026-65336 /
CVE-2026-65335 / CVE-2026-65333 / CVE-2026-65332 /
CVE-2026-65331 / CVE-2026-64780 / CVE-2026-65334
WebKit 悪意のあるWebコンテンツの処理によりメモリが破損する可能性がある CVE-2026-65341 / CVE-2026-43794
WebKit 悪意のあるWebコンテンツの処理によりプロセスが予期せずクラッシュする可能性がある CVE-2026-64715
WebKit 悪意のあるWebコンテンツの処理によりプロセスが予期せず終了する可能性がある CVE-2026-64787
WebKit History 悪意のあるWebサイトへのアクセスにより機密データが漏えいする可能性がある CVE-2026-64778
WebKit Storage 悪意のあるWebコンテンツの処理によりSafariが予期せずクラッシュする可能性がある CVE-2026-64779

前回のiOS26.6で86件の脆弱性が修正されており、iOS26.6未満からiOS26.6.1にアップデートした場合は、上記以外の問題も修正されます。

※ 上記のアップデート内容は、Appleが公開している「About the security content of iOS 26.6.1 and iPadOS 26.6.1」を筆者が整理したものです。

iOS26.6.1アップデートの所要時間と容量の比較

筆者のiPhone 17では、iOS26.6からiOS26.6.1へのアップデートでダウンロードサイズが704.6MB、所要時間は約14分でアップデートが完了しました。

アップデート前後のストレージ使用量を比較したところ、iOSが21.96GBとなっており、前回のiOS26.6アップデート後と変化ありませんでした。

システムデータは5.83GB(+1.61GB)と増えていますが、端末の使用状況によって増減するため、iOS26.6.1による影響とは考えにくいです。

iOSバージョン iOSのサイズ システムデータ
iOS26.3.1 20.37GB 1.14GB
iOS26.3.1(a) 20.39GB 6.79GB
iOS26.4 21.75GB 9.71GB
iOS26.4.1 21.74GB 10.9GB
iOS26.4.2 21.74GB 5.95GB
iOS26.5 21.76GB 4.16GB
iOS26.5.1 21.76GB 1.07GB
iOS26.5.2 21.76GB 4.27GB
iOS26.6 21.96GB 4.22GB
iOS26.6.1 21.96GB 5.83GB

※ ストレージ使用量はiOSアップデート直後に計測(iPhone 17)。
※ システムデータは端末の使用状況によって異なります。

iOS26以降から報告されている不具合と対処法

以下はiOS26以降から複数のバージョンを通して報告されている一部の不具合です。

すべての端末で発生するわけではありませんが、該当する問題が発生した場合は、対処法の欄を参考にしてください。

情報提供のお願い:
iOS26.6.1アップデート後に発生した問題がありましたら、ぜひコメント欄で詳細を共有していただけると幸いです。投稿コメントは承認後に反映されます。

問題 対処
メールやカレンダーが表示されない、真っ白になる ・iPhoneの再起動
・各メール/カレンダーアカウントのオンオフ
・各メール/カレンダーアカウントの再ログイン
カメラの映像がグレーになり何も映らない、QRコードが読み取れない iPhoneの再起動
ホーム画面の壁紙が真っ黒になる ・iPhoneの強制再起動
・壁紙を別のセットに切り替えて元に戻す
・壁紙をカスタマイズして画像を設定し直す
電話アプリで「連絡先を着信拒否」が表示されない ・電話アプリの表示形式を「クラシック」と「統合」で切り替える
システムサービスのデータ通信量が増加する iOS26.4で再発報告。数年前から続く問題でデバイスの再起動を控えると緩和する傾向。
「iOSは最新の状態です」でアップデートできない(USB-C端子搭載モデル) iPhoneをリカバリーモードに切り替え、PC経由でアップデートできた事例が報告
SafariのWebサイトデータで一部サイト情報が削除できない 回避方法が見つかっていません。必要に応じてブラウザの変更の検討も。
一部の車両でCarPlayが使用できない問題(ブロックノイズ、ジャギー等) 根本的な解決方法が見つかっておらず、解決にはAppleまたは車載機器側のアップデート対応を待つ必要があります。

iOS26.6.1で発熱やバッテリーの減りが早い時の対処

iOS26.6.1アップデート後、内部処理の影響によって一時的にバッテリーの消耗が早くなったり、本体が発熱することがあります。

メジャーリリースでは特に、アップデートの完了直後に、バッテリー駆動時間や熱性能への一時的な影響に気付くことがありますが、これは正常な動作です。検索用データやファイルのインデックス作成、新しいアセットのダウンロード、アプリのアップデートなどのセットアップ処理を、デバイスはバックグラウンドで行い、完了まで時間がかかるためです。

引用:Appleソフトウェアアップデートについて

前回のiOS26.6では、筆者のiPhone 17でもアップデート後に約20分間の発熱を確認しましたが、iOS26.6.1に関しては体感できる発熱はありませんでした。

アップデート後からバッテリー残量が急速に減少した場合でも、一時的なものであることが多いため、まずは48時間ほど様子を見るようにしてください。

バッテリーの持ちを改善したい場合は、以下の設定や使い方を見直す方法もありますが、まずは様子を見ることをお勧めします。

バッテリーの減りを抑える設定と使い方:

  • インターネット共有(テザリング)を使用しない場合はオフ(設定モバイル通信インターネット共有
  • モバイル通信が繋がらない、圏外になる場所では機内モードをオン
  • アプリの位置情報を必要最低限のみ許可(設定プライバシーとセキュリティ位置情報サービス)※ 位置情報を常時必要とするアプリ、ナビや緊急速報等はオフにしないでください。
  • iPhoneの自動ロック(設定画面表示と明るさ自動ロック)を短くする
  • 画面の明るさを自動にする(設定アクセシビリティ画面表示とテキストサイズ明るさの自動調節
  • 不要なアプリのバックグラウンド更新をオフ(設定一般アプリのバックグラウンド更新
  • インストール済みアプリを最新バージョンにアップデートする
  • ホーム画面やロック画面に配置するウィジェットを最低限まで減らす
  • マルチタスク画面(Appスイッチャー)でアプリを頻繁に終了しない
  • 外観モードをダークに変更する(設定画面表示と明るさダーク
✓ 検証済み

検証・調査の詳細

検証対象

iOS26.6.1

OS

iOS26.6.1

端末

iPhone17

検証結果・調査概要

iOS26.6からiOS26.6.1へアップデートしたところ、ダウンロードサイズは704.6MB、所要時間は約14分でした。iCloudプライベートリレー使用時にISPのIPアドレスは検出されず、ショートカットのオートメーションも動作しました。体感できる発熱は確認していません。

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