2024年1月29日頃から、エラー「このApple IDは有効ではありません。」や「ご利用のアカウントは、App StoreおよびiTunesで無効になっています。」により、サインインできない障害が発生しています。
この影響により、アプリがダウンロードできない、アプリ内課金を購入できない、iCloudメールが送受信できない、iCloud Driveのファイルが開けないなど、Apple IDを使用するサービス全般で問題が報告されています。
目次
エラー「このApple IDは有効ではありません。」が急増
2024年1月29日頃から、Apple IDのサインインし直しを要求する通知「Apple ID設定をアップデート」が届き、指示に従ってパスワードを再入力すると、エラー「このApple IDは有効ではありません。」が発生し、サインインできない障害が発生しています。
なお、筆者の検証機(iPhone 14 Pro / iOS17.3、iPhone 12 Pro / iOS17.3)では問題が発生していないため、一部のデバイスやApple IDが障害の影響を受けている可能性があります。
確認できませんでした
このApple IDは有効ではありません。
iCloudメール、iCloud Drive、アプリ内課金やダウンロードできない問題
エラー「このApple IDは有効ではありません。」の影響により、iCloud Driveのファイルが開けない、同期できない、iCloudメールが送受信できないなど、Apple IDのサインインを必要とするサービス全般が利用できないとの声が増えています。
もしApple IDを必要するサービス全般でログインできない、開けない等の問題が発生した場合は、現時点ではユーザーの操作で問題を解決することができないため、Appleのサービス復旧を待つようにしてください。
やばい、Apple ID (iCloud)がおかしい結果、多分何もできない。とりあえず
・Apple Music
・Photos(「写真」)
・Podcast アプリ
・メール(Apple IDのアカウント)…— Weak Zetton (@zetton_zetton) January 28, 2024
Apple IDでサインインできないのでiCloud Driveに保存しているファイルが開けない。
— kurusaki (@y_kuru) January 28, 2024
「ご利用のアカウントは、App StoreおよびiTunes で無効になっています。」について
アプリ内課金やストアでアプリ等を購入した際に、エラー「ご利用のアカウントは、App StoreおよびiTunes で無効になっています。」が発生する問題が報告されています。
この問題についても、一連のApple IDに関する障害の影響を受けている可能性が考えられるため、時間をあけてから再度購入し直すようにしてください。
※ 短時間の間に繰り返し決済を行うような操作は、障害復旧のタイミングと重なると重複購入になる懸念があるため、時間をあけてから再度試すようにしてください。
ご利用のアカウントは、App StoreおよびiTunes で無効になっています。
OK
Appleシステム状況では正常稼働中(2024年1月29日午前5時)
2024年1月29日午前5時現在、Apple公式サイトのシステム状況では、すべてのサービスが正常に稼働しているとされており、Apple IDに関する問題については反映されていないようです。
基本的にシステム状況ページでは、Apple関連サービスの障害情報が随時表示されますが、稀にシステム状況に表示されない障害が発生することもあります。
今回の「このApple IDは有効ではありません。」についても、システム状況には表示されていませんが、同時期に国内外の多数のユーザーから問題が報告されていることから、一時的な障害である可能性が高いです。
Apple IDのサインアウトやパスワードの変更など、Apple IDに関する設定の変更は新たな問題が発生する懸念があるため控え、Appleからのアナウンス(システム状況ページの更新等)やサービスの復旧を待つようにしてください。
ここに表示されていない障害がある場合は、Appleサポートまでお問い合わせください。
Apple Developer Servicesのシステム状況をお探しの場合は、 こちらでご確認ください。
Appleサポートに問い合わせる方法について
エラー「このApple IDは有効ではありません。」や「ご利用のアカウントは、App StoreおよびiTunesで無効になっています。」について、Appleサポートに問い合わせる場合は、ブラウザでAppleサポートへの問お問い合わせを開き、製品別サポートのApple IDを選択することで、Apple IDによるサインインを省略して問い合わせることができます。
- ブラウザでAppleサポートへの問お問い合わせを開く
- 製品別サポートでApple IDをタップ
- Apple IDが無効を選択
- ご利用のアカウントは、App Storeおよび iTunesで無効になっていますを選択
- 続けるをタップ
- お問い合わせ欄の電話をタップ(記事公開時点では電話のみ選択可能)
- 折り返し電話の予約時間、姓名、メールアドレスを入力して続けるをタップ
「Apple IDが無効」の件情報開示ありがとうございます。
28日深夜より突然私のiPhoneだけでなくMacやiPadでも同症状に悩まされていましたが、お陰で自分だけの事象でないことがわかり安心しました。私の場合は29日13:30ごろに改めてAppleIDの更新を試みたところうまく認証されましたので情報共有まで。
どうやらその事象に遭遇しているユーザーの多くはアカウントが”mac.com”や”me.com”ドメインの古くからのAppleユーザでようでした。比較的新しめID”icloud.com”保有の家族(妻)は問題なしでしたね。私がプチ混乱している横で涼しい顔してiPhoneやMacbook使ってました。(笑)
コメント、その後の状況まで詳細ありがとうございます。
システム状況ページが更新されない状況下だったので、不安に感じた方も多かったかと思います。現在はすでに解消されているとのことで良かったです。
身近な方が平然と使えていたのであれば、自前の環境やセキュリティ上の問題なのかなど疑ってしまいますよね。
また再発しないことを祈るばかりです:(