【iPhone】iOS16.6で充電できない・バッテリーが増えない問題の詳細と対処

iOS16.6アップデート後、一部のiPhoneで充電してもバッテリー残量が増えない問題が発生しています。ユーザーからは、「iPhoneの充電がたまらなくなった」「アプデしたら充電できなくなった」などの声が挙がっています。

バッテリー残量が増えない、充電できない問題が発生

iOS16.6アップデート後、iPhoneを充電器に接続してもバッテリー残量が増えない問題が発生しています。この問題はiOS16以降から報告されていますが、症状によって原因や解決方法が多岐にわたります。

IOS16.6にしてからうちのiPhone全く放熱はなくなったものの、充電が本当にたまらん。なんでや

— ぶた (@But4m41) August 6, 2023

iPhoneアップデートしてから熱くもないのに充電勝手に保留されて80%以上充電できないんだけど仲間いる、、、？
最適化オフにしてもダメ

— クリみや (@ikknnyamap28) August 3, 2023

iOSアップデート後、iPhoneを充電してもバッテリー残量が増えない場合は、症状ごとに原因や解決方法が異なります。AppleサポートコミュニティやSNSでは、以下の症状ごとに報告が分かれる傾向があります。

iPhoneを充電してもバッテリー残量が中途半端な値から増えない場合は、使用している充電器（Lightningケーブル、ACアダプタ）の故障、あるいは非純正の充電器を使用している場合は互換性の問題が発生している可能性があります。

また、過去には「純正品と非純正品のUSB-A – Lightningケーブルでは充電できないが、USB-C – Lightningケーブルなら充電できた」や「ACアダプタでは充電できないが、車のシガーソケット経由なら充電できた」といった例もあります。

iPhoneのバッテリーや電源関連のコンポーネントが故障している可能性も考えられますが、まずは充電器や充電環境を換えることで改善しないか試してみることをお勧めします。

※ 予備の充電器が無い、安易に充電器の買い替えを試したくない場合は、Apple Storeや正規サービスプロバイダにデバイスを持ち込み、充電できない（バッテリー残量が増えない）ことを相談するようにしてください。

iPhoneを使用したり充電してもバッテリー残量が一切変化しない場合は、実際には充電できているものの、バッテリー残量の表示が正しく反映されていない可能性があります。

もし「iPhoneが勝手に再起動されてバッテリー残量が急激に減った」や「バッテリー残量があったのに電源が落ちて、バッテリー切れになった」といったことを経験したことがある場合は、この問題が発生している可能性が高いです。

これに当てはまる場合は、iPhoneの再起動やバッテリーの完全放電と満充電（充電したまま長時間放置）を試してみるようにしてください。

iPhoneを充電してもバッテリー残量が80%以上にならない場合は、バッテリーの劣化を防ぐ機能「バッテリー充電の最適化」が原因となっている可能性がかんがえられます。

バッテリー充電の最適化が有効化されていると、iOSがiPhoneの使用頻度や充電状況を学習し、起床後のiPhoneを使い始める直前までバッテリー残量が80%以上にならないよう、制限する場合があります。

また原因は不明ですが、バッテリー充電の最適化をオフにしても同じような症状になることがあり、この場合はバッテリー充電の最適化の再度オフ、再起動の併用で改善することがあります。

iPhoneの充電中に「充電保留中 iPhoneが通常の温度に戻ると充電は再開されます。」といった通知が表示され、バッテリー残量が増えなくなることがあります。

これは、iPhoneが"高温"または"低温"になりすぎると発生する保護機能となっており、iPhoneから充電器を外して適温に戻すことで、充電を再開できる場合があります。とくにスマホクーラーを使用している場合は、冷えすぎが原因になることがあります。

ただし、iOS16以降からiPhoneが適温であるにも関わらず「充電保留中」となるケースが報告されており、この場合はバッテリー充電の最適化をオフにして再起動し、時間をあけてから充電器を接続すると復旧できることがあります。