先日リリースされたiOS14.5アップデートを適用後、一部のiPhoneでバッテリーパフォーマンスの悪化が報告されており、「一晩放置したらバッテリー残量が無くなった」「バッテリーの消耗が異常に早い」などの声が増えています。
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iOS14.5でバッテリーの消耗が早い等の声
iOS14.5アップデート適用後、AppleサポートコミュニティやTwitterなどのSNS、当ブログのコメント欄などで「バッテリーの消耗が早くなった」「バッテリーの減りが早い」など、バッテリーパフォーマンスが悪化したとの事例が複数寄せられています。
XSです。
14.5にした直後のバッテリー消費が異常でした。今再起動して様子を見ています。
iPhone7 Plusですが14.5にしてから充電していない状態で一晩置いておいて朝起きたらバッテリー残量ほぼ0
こんな状態初めてです
iOSアップデートによる影響の場合はメッセージが表示
iOSアップデート適用後、数時間〜数日の間は内部処理の兼ね合いによりバッテリーパフォーマンスが著しく低下する場合があり、その場合は設定→バッテリーの所見および提案に以下の「iOSをアップグレード中のため〜影響があります」といった旨が表示されることがあります。
iOSをアップグレード中のためiPhoneは通常より多く使用されています。これによりバッテリーの持続時間に影響がある場合があります。
上記の文言が表示されている場合やiOSアップデート適用してから間もない場合は、アップデートによる内部処理が完了するまで待つことで、バッテリーパフォーマンスが回復することがあります。
iPhone 11の場合は再調整による影響も?
iPhone 11をお使いの場合は、一部の端末で生じていたバッテリー状態の予測精度の問題の対策として、バッテリーの最大容量やピークパフォーマンスの再調整がiOS14.5アップデート適用後に発生する場合があります。
* バッテリーの状態報告システムによって、iPhone 11モデルの最大バッテリー容量とピークパフォーマンス性能を再調整し、一部のユーザにバッテリーの状態が不正確な推定値で報告されていた問題に対処(https://support.apple.com/HT212247)
ピークパフォーマンス性能等の調整がが行われている場合、設定→バッテリー→バッテリーの状態にその旨が表示されます。
上記の調整機能がバッテリーパフォーマンスに影響を与えているとは限りませんが、もしメッセージが表示されている場合は消えるまで待ち、その後バッテリーパフォーマンスに変化が無いか確認してください。
iOS14.5で設定を見直してバッテリーパフォーマンスを延長する
バッテリーパフォーマンスの低下が激しく、あまりにもバッテリーの消耗が早い場合は以下の設定を変更するなどし対処してください。
- ホーム画面で使用するウィジェットを減らす
- 表示が動的に変化するウィジェット、Siriからの提案を使用しない
- コントロールセンターから画面の明るさを不便にならない範囲で暗くする
- 設定→一般→アクセシビリティ→ディスプレイ調整→明るさの自動調節をオンにする(常に明るい画面で使用していた方に効果的)
- 設定→バッテリーでバッテリーを著しく消耗しているアプリはないか確認し、バッテリーを多く消耗しているアプリの使用を控える、もしくは削除する
- iPhoneの適温範囲(0〜35度)では無い環境での使用を控える
- バッテリー残量が僅かになった時、どうしても長持ちさせたい時に設定→バッテリー→低電力モードをオンにする
- Wi-Fiを使用しない場合:設定→Wi-Fiをオフ
- Bluetoothを使用しない場合:設定→Bluetoothをオフ
- AirDropを使用しない場合:設定→一般→AirDrop→受信しないに変更
- 設定→プライバシー→位置情報サービス→各アプリ→このAppの使用中のみ許可に変更(バックグラウンドで起動するものは”常に許可”にしてください)
- 設定→一般→Appのバックグラウンド更新で、バックグラウンドでの動作が不要なアプリをオフ
- 圏外エリアでは設定→機内モードをオンにする。
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