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【LINE】「復号しています」の原因とトークが読めない時の対処法

LINEでトークルームを開くと、メッセージの吹き出し内に「(鍵)復号しています…」と表示され、相手から届いたメッセージ内容が読めない場合があります。原因としてメッセージの暗号化機能「Letter Sealing」が関係していますが、本記事では詳しい原因や対処法について解説します。

暗号化されたメッセージの復号化中に表示されるメッセージ

執筆時点では最新バージョンのLINE(2020年1月21日/iOS版 ver.10.0.1)では、トークルームでのメッセージ内容は暗号化機能「Letter Sealing(End-to-end encryption, E2EE)」によって保護され、第三者が通信内容を解読できないよう作られています。(要:設定プライバシー管理Letter Sealingをオン)

LINEでは、より安心安全にお使いいただくため、トークルーム内のやりとりを暗号化する「Letter Sealing」を導入しております。
「Letter Sealing」とは、発信者の端末からLINEのサーバーを経由した受信者の端末までユーザー間のメッセージ内容を暗号化し、送信者と受信者以外にはメッセージ内容を解読できないように設計された暗号化通信方式(End-to-end encryption, E2EE)です。

引用:LINE公式ブログ

通常はトークルームを開いた時点で復号化(暗号化されたメッセージが読める状態になること)されるため、ユーザーはスムーズにメッセージを読むことができるものの、何らかの原因によって復号化の処理が遅れる(あるいは停止する)場合があるようです。

復号化が完了していないと「(鍵)復号しています…」と表示され、相手から届いたメッセージ内容を読むことができません。

Letter Sealingの復号化処理
Letter Sealingの復号化処理が追いつかない場合、メッセージ内容が「復号しています」と表示される。

Letter Sealingのオンオフ、再起動で改善

LINEのメッセージが「(鍵)復号しています…」となり読めない場合、そのまま復号化が完了するまで放置すると読めるようになる場合もありますが、以下の手順でLetter Sealingのオンオフやデバイスの再起動をすることでも復号化が完了する場合があります。

LINEの設定プライバシー管理Letter Sealingをオフにする。

Letter Sealingのオフ

デバイスを再起動する。(以下はiPhoneの再起動方法の参考です)

iPhone X以降の再起動手順

  1. サイドボタンと音量調節ボタンのいずれかを長押し。

  2. 「スライドで電源オフ」を左にドラッグ。

  3. 電源が完全に落ちて画面が暗転したら、再びAppleのロゴが表示されるまでサイドボタンを長押し。

iPhone 8以前もしくはiPod touchの再起動手順

  1. サイドボタンもしくは上部のボタンを長押し。

  2. 「スライドで電源オフ」を左にドラッグ。

  3. 電源が完全に落ちて画面が暗転したら、再びAppleのロゴが表示されるまでサイドボタンもしくは上部のボタンを長押し。

LINEで「(鍵)復号しています…」と表示されていたトークルームを開き、トークが読めることを確認した後、設定プライバシー管理Letter Sealingをオンに戻して完了です。

Letter Sealingのオン

著者情報

Ryo
こんにちは、「SBAPP」を運営しているRyoです。

Apple製品はiPhone 3GSから使い始め、国内でスマートフォンが急速に普及し始めた時期、iPhone 5が展開された頃から、主にiPhoneやiOSなどの使い方や不具合情報を10年以上にわたり発信しています。

現在はiPhoneやiOSの情報だけでは無く、SNSプラットフォームでの障害や不具合、フィッシング詐欺メール・SMSに関する注意喚起など、広範なテーマにわたる記事を書いています。

過去には「電気の見える化」に関するウェブアプリケーション開発、大規模システムの保守業務に従事していたことがあり、それらの経験を活かしてSBAPPを含むブログメディア等を運営しています。記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

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