2026年10月27日、iPhone用のセキュリティ修正を含む、iOS26.7.2アップデートがリリースされました。
「悪用された可能性がある」と報告されている脆弱性は含まれていませんが、CVE-ID基準で134件もの脆弱性が修正されています。以下詳細です。
目次
iOS26.7.2で134件の脆弱性が修正
iOS26.7.2アップデートでは、iPhone用のセキュリティ修正が行われており、新機能の追加や既存機能の変更は確認されていません。
セキュリティ修正の詳細は「About the security content of iOS 26.7.2 and iPadOS 26.7.2」で公表されており、CVE-ID基準で134件の脆弱性に対処したことが明かされています。
修正された脆弱性の中にはiOSの中核である「カーネル」に関するものが14件含まれているため、早めのアップデートをおすすめします。
| コンポーネント | 影響 | CVE-ID |
|---|---|---|
| WebKit | 悪意のあるWebコンテンツを処理すると、任意のコードが実行される可能性 | CVE-2026-112697 ほか3件 |
| ImageIO | 悪意のある画像を処理すると、任意のコードが実行される可能性 | CVE-2026-64759 |
| Kernel | アプリが予期しないシステムの終了を引き起こしたり、カーネルメモリに書き込みを行う可能性 | CVE-2026-84495 |
| Security | アプリがサンドボックスから脱出できる可能性 | CVE-2026-65363 |
| App Store | リモート攻撃者がWebContentのサンドボックスから脱出できる可能性 | CVE-2026-112690 |
| Wi-Fi | 物理的に近くにいる攻撃者がプロセスのメモリを改ざんできる可能性 | CVE-2026-113909 |
| Security | ローカルの攻撃者がユーザーのキーチェーン項目にアクセスできる可能性 | CVE-2026-28864 |
| CoreMedia | 悪意のあるアプリがユーザーの許可なくカメラにアクセスできる可能性 | CVE-2026-86990 |
| Photos Storage | アプリがユーザーの写真ライブラリにアクセスできる可能性 | CVE-2026-112676 |
| Siri | 端末を物理的に操作できる攻撃者が、ロック画面から連絡先にアクセスできる可能性 | CVE-2026-84614 |
※ 上記のセキュリティアップデート内容は、Appleが公開した情報を筆者が整理したものです。全134件の修正内容はApple公式サイトで確認してください。
iOS26.7.2とiOS27.2どちらが良い?
今回のiOS26.7.2と同じタイミングでiOS27.2がリリースされており、ソフトウェアアップデート画面でどちらにアップデートするか選択できます。
iOS27.2にアップデートする場合は、ソフトウェアアップデート画面の下部にある「iOS27にアップグレード」をタップすると詳細が表示されます。
iOS27.2ではSiri AIが日本語に対応するなど、iOS27.0がリリースされた当初よりもiPhoneで「できること」が増えています。
一部で予測変換が単語単位になる問題などは報告されていますが、Siri AIを活用して効率化したい場合はアップデートを検討すると良いと思います。
iOS26.7.2のアップデートサイズと所要時間
筆者のiPhone 11 ProをiOS26.7.1からiOS26.7.2へアップデートしたところ、ダウンロードサイズは2.25GB、約30分でアップデートが完了しました。
アップデート前後のiOSサイズは13.04GBと変化はなく、システムデータは13.2GBから14.02GBに増加しました。
システムデータのサイズは使用環境により差が大きいため参考程度ですが、iOS26.7.2にアップデートしたからといって容量が大幅に減るようなことはなさそうです。
iOS26以降に報告されている不具合と対処
以下はiOS26以降から報告が続いている不具合を一部抜粋した表です。該当する問題が発生した場合は対処法を参考にしてください。
情報提供のお願い:
iOS26.7.2アップデート後に発生した問題がありましたら、コメント欄で詳細を共有していただけると幸いです。投稿コメントは承認後に反映されます。
| 問題 | 対処 |
|---|---|
| 画面の明るさを最小にしても暗くならない | iPhoneの再起動 |
| 動画が勝手に倍速再生される(X・YouTube・TikTok等) | iPhoneの再起動 |
| App Storeのアプリが起動時にクラッシュして開けない | ・アプリのアップデート ・アプリの再インストール |
| メールやカレンダーが表示されない、真っ白になる | ・iPhoneの再起動 ・各メール/カレンダーアカウントのオンオフ ・各メール/カレンダーアカウントの再ログイン |
| カメラの映像がグレーになり何も映らない、QRコードが読み取れない | iPhoneの再起動 |
| ホーム画面の壁紙が真っ黒になる | ・iPhoneの強制再起動 ・壁紙を別のセットに切り替えて元に戻す ・壁紙をカスタマイズして画像を設定し直す |
| 電話アプリで「連絡先を着信拒否」が表示されない | ・電話アプリの表示形式を「クラシック」と「統合」で切り替える |
| システムサービスのデータ通信量が増加する | iOS26.4で再発報告。数年前から続く問題でデバイスの再起動を控えると緩和する傾向。 |
| 「iOSは最新の状態です」でアップデートできない(USB-C端子搭載モデル) | iPhoneをリカバリーモードに切り替え、PC経由でアップデートできた事例が報告 |
| SafariのWebサイトデータで一部サイト情報が削除できない | 回避方法が見つかっていません。必要に応じてブラウザの変更の検討も。 |
| 一部の車両でCarPlayが使用できない問題(ブロックノイズ、ジャギー等) | 根本的な解決方法が見つかっておらず、解決にはAppleまたは車載機器側のアップデート対応を待つ必要があります。 |
iOS26.7.2で発熱やバッテリーの減りが早い時の対処
iOS26.7.2アップデート後は内部処理の影響でバッテリーの減りが早くなったり、発熱する場合があります。
筆者の端末もiOS26.6で一時的な発熱を経験しましたが、約20分で手に持っても「熱い」と感じない「温かい」程度まで下がりました。
iOS18.7.7からiOS26.7にアップデートした端末でも発熱を経験しており、バージョンを大幅に更新すると顕著に発熱する印象です。
アップデート直後のバッテリーパフォーマンスの低下は一時的な問題である可能性があるため、48時間ほど様子を見るようにしてください。
メジャーリリースでは特に、アップデートの完了直後に、バッテリー駆動時間や熱性能への一時的な影響に気付くことがありますが、これは正常な動作です。検索用データやファイルのインデックス作成、新しいアセットのダウンロード、アプリのアップデートなどのセットアップ処理がバックグラウンドで行われ、完了まで時間がかかるためです。
もし数日経ってもバッテリーパフォーマンスが改善しない場合は、以下の設定や使い方を見直すことも試してみてください。
バッテリーの減りを抑える設定と使い方:
- インターネット共有(テザリング)を使用しない場合はオフ設定→モバイル通信→インターネット共有
- モバイル通信が繋がらない、圏外になる場所では機内モードをオン
- アプリの位置情報を必要最低限のみ許可設定→プライバシーとセキュリティ→位置情報サービス※ 位置情報を常時必要とするアプリ、ナビや緊急速報等はオフにしないでください。
- iPhoneの自動ロックを短くする設定→画面表示と明るさ→自動ロック
- 画面の明るさを自動にする設定→アクセシビリティ→画面表示とテキストサイズ→明るさの自動調節
- 不要なアプリのバックグラウンド更新をオフ設定→一般→アプリのバックグラウンド更新
- インストール済みアプリを最新バージョンにアップデートする
- ホーム画面やロック画面に配置するウィジェットを最低限まで減らす
- マルチタスク画面(Appスイッチャー)でアプリを頻繁に終了しない
- 外観モードをダークに変更する設定→画面表示と明るさ→ダーク
✓ 検証済み 検証・調査の詳細
検証対象
iOS 26.7.2
iOS 26.7.1 / iOS 26.7.2
OS
iOS26.7.2
端末
iPhone 11 Pro
検証結果・調査概要
iOS26.7.1からiOS26.7.2へアップデートしました。ダウンロードサイズは2.25GB、約30分で完了しました。アップデート前後でiOSのサイズは13.04GBのまま変わらず、システムデータは13.2GBから14.02GBに増加しました。









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