2026年4月2日、iPhone向けにiOS18.7.7 (22H340)アップデートがリリースされました。
iOS18.7.7は、当初iPhone XS/XR向けに配信されていましたが、今回のビルド更新版により、iOS26に対応したデバイスでも利用できるようになりました。
脆弱性を悪用した攻撃「DarkSword」への対処が含まれているため、iOS18を使用している場合はアップデートをおすすめします。
目次
iOS18.7.7が全機種で利用可能。XR/XR以外にも対象拡大
iOS18.7.7は、3月末にiPhone XS/XR向けに配信されたものですが、今回のビルド更新(22H333 → 22H340)により、iOS26対応の他の機種でも利用可能になりました。
iOS 18.7.7
417.2MBこのアップデートには重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザーに推奨されます。
Appleソフトウェアアップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/100100
iOS18.7.7の対応機種
iPhone:
- iPhone XS / XS Max / XR※
- iPhone 11 / 11 Pro / 11 Pro Max
- iPhone SE(第2世代以降)
- iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max
- iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max
- iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max
- iPhone 15 / 15 Plus / 15 Pro / 15 Pro Max
- iPhone 16 / 16 Plus / 16 Pro / 16 Pro Max / 16e
iPad:
- iPad Pro 13インチ (M4)
- iPad Pro 12.9インチ (第3世代 〜 第6世代)
- iPad Pro 11インチ (第1世代 〜 M4)
- iPad Air 13インチ (M2 〜 M3)
- iPad Air 11インチ (M2 〜 M3)
- iPad Air (第3世代 〜 第5世代)
- iPad (第7世代 〜 A16搭載モデル)
- iPad mini (第5世代 〜 A17 Pro搭載モデル)
※ iOS18.7.7 (22H340)自体はダウンロードできますが、署名が停止されています(2026年4月2日12時20分時点)。
攻撃手法「DarkSword」に対処した重要なアップデート
iOS18.7.7 (22H340)には重要なセキュリティ修正が含まれており、iOS18.4~iOS18.7を対象とした攻撃「DarkSword」への対処が含まれています。
注意: 2026年4月1日より、iOS 18.7.7をより多くのデバイスで利用可能にしました。これにより、自動アップデートをオンにしているユーザーは、DarkSwordと呼ばれるウェブ攻撃に対する重要なセキュリティ保護を自動的に受け取ることができます。DarkSwordエクスプロイトに関連する修正は、2025年に初めて提供されました。
翻訳・引用:Apple
DarkSwordとは?ツールキットも流出
DarkSwordは、iOSの複数の脆弱性を悪用したエクスプロイトチェーン攻撃の一種で、攻撃を受けるとデバイス内の個人情報や認証情報が盗まれる可能性があります。
ハッキングツールキットも流出しており、専門家からは「脆弱性はすぐに使える」「iOSの専門知識は不要」とも指摘されています。
GitHubにアップロードされたファイルはHTMLとJavaScriptのみで構成された単純なものであり、誰でもコピー・アンド・ペーストして「数分から数時間もあれば」サーバー上でホストできると彼は述べています。
翻訳・引用:TechCrunch
iOS26対応機種でも「iOS18を使い続ける」選択肢
iOS26対応機種でiOS18に留まっている場合でも、今回のビルドにより、デバイスを保護しつつiOS18を使い続ける選択肢ができました。
iOS18.7.7 (22H333)をインストール済みの場合でも、ビルド更新後のiOS18.7.7 (22H340)にアップデート可能です。
追記:iPhone XS / XS Max / XRで22H340の署名が停止された影響で、iOS18.7.7の22H333から22H340へのアップデートが完了できない状況です。
iOS18.7.7では25件のセキュリティ問題が修正
iOS18.7.7 (22H340)では、CVE-ID(脆弱性識別子)基準で25件の問題が対処されており、Apple公式サイトで詳細情報が公開されています。
iOS18.7.7のセキュリティアップデート内容(一部):
- アプリが重要なカーネル状態を漏洩させる可能性(CVE-2026-28867)
- アプリにシステムを突然終了されたり、カーネルメモリに書き込まれる可能性(CVE-2026-20687)
- ローカルの攻撃者が、ユーザのキーチェーン項目にアクセスできる可能性(CVE-2026-28864)
- 悪意のあるWebコンテンツを処理すると、コンテンツセキュリティポリシーの適用を回避される可能性(CVE-2026-20665)
- 悪意のあるWebコンテンツを処理すると、同一生成元ポリシーを回避される可能性
実機検証1:iPhone XSはiOS18.7.7 22H340へのアップデートに失敗
筆者のiPhone XS MaxをiOS18.7.7 22H333から22H340へアップデートしたところ、「アップデートを検証できません」エラーが発生しました。

アップデートを検証できません
iOS 18.7.7は一時的に使用できません
あとでやり直してください。
他のユーザーからも同様の報告があるため、一時的な問題により検証に失敗している可能性があります(X上の投稿)。
追記:iPhone XR/XS/XS Maxでは22H340の署名が停止されたことで検証に失敗しているようです。前回の22H333の署名は継続しています。
実機検証2:iPhone 11 ProはiOS18.7.7 (22H340)にアップデート完了
iOS18.7.1をインストールしたiPhone 11 Proでは、約19分でiOS18.7.7へのアップデートが完了しました。サイズは496.7MBでした。
アップデート完了後のストレージ使用量は、システムデータのみ4.72GB増となりました。Wi-Fiやモバイル通信も問題なく使用できています。
| 項目 | iOSのサイズ | システムデータ |
|---|---|---|
| iOS18.7.1 | 11.29GB | 3.62GB |
| iOS18.7.7 (22H340) | 11.29GB | 8.34GB |
アップデートは「OTA」推奨(文鎮化リスクの回避)
iOS18以降、Microsoft Store版iTunesやAppleデバイスアプリでiOSアップデートすると、エラーが発生し文鎮化する問題が報告されています。
根本的な原因や回避方法が判明していないため、当面の間はOTA(設定→一般→ソフトウェアアップデート)でのアップデートをお勧めします。
筆者自身、現行のiOS26.4時点でもOTAを使用していますが、iTunesでのアップデートを控えるようにしてからは文鎮化していません。
ただし、OTAでもアップデートに失敗する可能性は十分に考えられるため、アップデート前には必ずバックアップの作成を強くお勧めします。
iCloudバックアップの作成手順:
- 「設定」を開く
- 「Apple Account」をタップ
- 「iCloudバックアップ」をタップ
- 「今すぐバックアップを作成」をタップ
iOS18~iOS18.7.7までに報告されている不具合
iOS18~iOS18.7.7までに報告されている不具合を以下の表にまとめました。
iOS18.7.7で表に記載された問題が発生した場合は、対処欄に記載されている方法で改善できないか試してください。
| 問題 | 対処 |
|---|---|
| 画面が暗転して「読み込み中」になり、ロック画面に遷移する(クラッシュ) | マルチタスク画面、Appスイッチャでバックグラウンドアプリを終了する |
| 電源オフ中にスクリーンタイムが加算される | 電源オフ前にマルチタスク(Appスイッチャー)でアプリを完全に終了する |
| Face IDが使えない | ・iPhoneの強制再起動 ・スクリーンタイム(コンテンツとプライバシーの制限)のオフ ・設定のFace IDとパスコードで「Face IDとプライバシーについて」を開き下までスクロールする |
| LINEなど一部アプリの通知がこない | ・アプリを削除して再インストール ・通知に関する設定全般(通知、低電力モード、集中モード)の見直し ・デバイスの再起動 |
| Safariが遅い、落ちる | ・SafariとiPhoneの再起動 ・拡張機能のオフ ・VPNのオフ ・Safariの履歴とWebサイトデータの消去 ・Safariの全Webサイトデータの消去 |
| 画面がフリーズする | ・デバイスを強制再起動する ・ストレージ空き容量を十分に空ける ・Appスイッチャーで全てのアプリを終了する ・頻発する場合はデバイスの初期化と復元 |
| デバイスが発熱しバッテリー消耗が速い | ・48時間以上の時間をあける ・バックグラウンドのアプリを終了する ・設定でアプリ毎のバッテリー使用状況を確認する ・記事最後のバッテリー対策の設定等を試す |
| Wi-Fiが繋がらない、不安定 | ・iPhoneの再起動 ・ネットワーク機器の再起動 ・ネットワーク設定のリセット |
| ワイヤレス充電が遅い、充電できない | ・iPhoneの強制再起動 ・充電器が純正あるいは互換認定品か確認する 設定→バッテリーでバッテリー充電の最適化のオフ、充電上限を変更する(一部機種) |
| マイナンバーカードなどの読み取りができない | ・ケースの着脱や読み取り位置の確認 ・iPhoneの初期化 Apple StoreやAppleサポートで診断ツールによる検査を受ける |
| Siriや音声入力が反応しない | ・iPhoneの再起動 ・多言語キーボードから単一言語キーボードに変更 |
| CarPlayが一部車種で繋がらない(iOS18.4.1以降) | ・iPhoneの強制再起動 ・「設定」→「一般」→「CarPlay」→「自分の車」で登録を解除、再登録 ワイヤレスの場合は有線接続、有線の場合はワイヤレス接続に切り替える MFi認証を受けたケーブル、あるいはApple純正ケーブルを使用する |
| iOSアップデート中にiTunesが落ちる | ・Apple公式サイトで配布されているWindows用iTunesを試す(Microsoft Store版を使わない) ・別のPCにインストールしているiTunes、MacのFinderでデバイスを復元する |
| Siri、LINE、Discordなどでマイクが使用できない | ・iPhoneの再起動で改善するものの、再発報告あり。 |
| Safariの動作が重い、読み込みが遅い | ・iCloudプライベートリレーのオフ ・Safariで開いているタブを全て閉じる ・Safariの履歴とWebサイトデータを消去 ・Safariで設定している拡張機能のオフ ・WebKit機能フラグをデフォルトに戻す ・iPhoneの再起動・強制再起動 |
| アラームの音量が小さくなる | ・設定アプリ上で音量を手動で大きくする ・ショートカットのオートメーションで就寝前に自動で音量が最大になるよう設定する |
| 電話アプリのキーパッドの検索候補に一部の連絡先が表示されない | 現在も解決方法が見つかっていません。新しく追加した連絡先が表示されない傾向があります。改善事例がありましたらコメント頂けますと幸いです。 |
| SIMが「許可されていないSIM」となりSMSの受信が不可になる | ・デバイスの再起動 ・物理SIMの再挿入 ・eSIMの再設定 ・デバイスの初期化と復元 ・SIMの交換 |


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