2025年12月に配信されたiOS18.7.3は、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRが対象機種となっており、iPhone 11以降には配信されませんでした。
ただ、iPhone 11以降でもApple Beta Software Programを利用することでiOS18.7.3を入手できましたが、この抜け穴とも言える方法が制限されました。以下詳細です。
目次
iPhone 11以降でiOS18.7.3へのアップデートが制限
2025年12月にiOS26.2とiOS18.7.3がリリースされましたが、iPhone 11以降ではiOS26.2しか選択できず、iOS18.7.3へのアップデートが制限されました。
iOSはマイナーアップデートを重ねるほど動作が安定する傾向があるため、リリースから1年以上経過し、成熟したiOS18.7.3を選択できないのは、安定性を重視するユーザーには痛手です。
この問題の対処法として、当初は「Apple Beta Software Program」を利用することで、iPhone 11以降でもiOS18.7.3にアップデートできましたが、現在はこの方法も制限されています。
ベータ版を利用した回避策も制限された
iOS18.7.1のiPhone 11 Proで、ベータアップデートの「iOS 18 Public Beta」を選択した状態でソフトウェアアップデートを確認したところ、最新版と判定されiOS18.7.3を入手できませんでした。

Redditやコメント欄でも同様の報告があるため、Appleが「iOS 18 Public Beta」を介したアップデート方法を意図的に制限したものと考えられます。
本来の「プレリリースソフトウェアを試用するためのプログラム」とは異なる目的での利用が増加した影響も考えられますが、結果的にユーザーの選択肢が減ったことに変わりはありません。
18.7.3アップデートはすべての最新のiOSデバイスと互換性があり、数名の方がiOSベータ版プロファイルを使用してインストールに成功していましたが、本日現在、ベータ版プロファイルを利用して18.7.3を入手するという抜け道は修正(パッチ)されました。
引用:Reddit
iOS18.7.3について、iOS26.x動作機種にはベータ版として配布されていましたが、その配布が停止されたようです。
iOS18.7.2の状態だと、iOS18のベータ版を選択しても、iOS18.7.3は表示されず、iOS18.7.2で「iOSは最新です」と表示されます。
AppleのiOS26.xへの移行は本気度が更に高くなったように見えますね。コメント投稿者:キリさん
セキュリティ維持にはiOS26.2へのアップデートが必要
iOS26.2とiOS18.7.3には共通のセキュリティアップデートが含まれるため、iPhone 11以降で最新のセキュリティを保つには、iOS26.2へのアップデートが必須です。
今後iOS18.7.4がリリースされる可能性もありますが、iOS18.7.3と同様にiPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRを対象とする可能性があります。
AppleJPEG
対象:iPhone 11以降、iPad Pro 12.9インチ(第3世代)以降、iPad Pro 11インチ(第1世代)以降、iPad Air(第3世代)以降、iPad(第8世代)以降、iPad mini(第5世代)以降
影響:ファイルを処理すると、メモリが破損する可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、この問題に対処しました。
CVE-2025-43539:Michael Reeves氏(@IntegralPilot)
AppleJPEG
対象:iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR、iPad Pro 13インチ、iPad Pro 12.9インチ(第3世代)以降、iPad Pro 11インチ(第1世代)以降、iPad Air(第3世代)以降、iPad(第7世代)以降、iPad mini(第5世代)以降
影響:ファイルを処理すると、メモリが破損する可能性がある。
説明:配列境界チェック機能を改善することで、この問題に対処しました。
CVE-2025-43539:Michael Reeves氏(@IntegralPilot)


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