iOS26アップデート後、電話やFaceTimeの「デフォルトの通話アプリ」がモバイル通信からFaceTimeオーディオに変更される不具合が発生しています。
この問題は筆者のiPhoneでも発生していますが、設定アプリの表示に不具合が発生しているようで、内部では本来のモバイル通信の設定は保持されており、実際の通話自体の動作には影響がないことを確認しました。以下詳細です。
目次
デフォルトの通話アプリがFaceTimeになる不具合が発生
iOS26アップデート後、電話やFaceTimeの設定で「デフォルトの通話アプリ」が「モバイル通信」から「FaceTimeオーディオ」に変更される不具合が発生しています。
この問題はコメント欄で複数のユーザーから報告があり、iOS26.0.1をインストールした筆者のiPhone 17でも同様の症状を確認しました。
iPhone17pro(iOS26)
電話アプリで「デフォルトの通話アプリ」をモバイル通信に設定しておいても表示が、勝手にFaceTimeオーディオに変更されてしまう。
この現象はFaceTimeアプリでも時々起こる。
iOS26.0.1でも改善されていない。
これまではこのようなことがなかったが、iOS26になってからおかしくなった。コメント投稿者:JAZZGIANTSさん
筆者はデフォルトの通話アプリを「モバイル通信」に設定していますが、電話やFaceTimeの設定を開くと「FaceTimeオーディオ」と表示されますが、設定を変更しようとすると「モバイル通信」が既に選択された状態になります。
FaceTimeオーディオは表示上の問題、内部はモバイル通信を維持
この問題は「デフォルトの通話アプリ」の設定が変更されたわけではなく、設定アプリの表示に不具合が生じており、内部では「モバイル通信」の設定が維持されている可能性が高いです。
実際に同様の問題が発生しているiPhoneで検証したところ、連絡先からiPhone使用者に発信すると通常の電話として発信され、FaceTimeオーディオは使用されませんでした。
念のため、デフォルトの通話アプリを意図的に「FaceTimeオーディオ」に変更して発信したところ、この場合はFaceTimeオーディオが使用されたため、検証環境では「設定アプリの表示上だけの問題」であることが確認できました。
設定の表示状態 | 内部の設定状態 | 通話で使われた機能 |
---|---|---|
FaceTimeオーディオ | モバイル通信 | モバイル通信(通常の電話) |
FaceTimeオーディオ | FaceTimeオーディオ | FaceTime |
設定画面のデフォルトの通話アプリの表示が不安定?
検証の過程でデフォルトの通話アプリの表示が「FaceTimeオーディオ」から「モバイル通信」に切り替わる様子を確認できたので、表示の反映処理が正常に動作しないケースがあると考えられます。
また、FaceTimeをアンインストールした後も「FaceTimeオーディオ」を選択できる現象も確認できたので、複数の不具合が同時に発生している可能性があります(再起動で改善)。
再起動すると設定が反映される可能性も
iOS26でデフォルトの通話アプリの表示が「モバイル通信」から「FaceTimeオーディオ」に変わっても「モバイル通信」が選択されていれば機能上の問題はありません。根本的な解決はiOSアップデートによる対応が必要です。
デフォルトの通話アプリを変更する手順:
- 「設定」を開く
- 「アプリ」をタップ
- 「デフォルトのアプリ」をタップ
- 「通話」をタップ
- 「モバイル通信」をタップ
表示の誤りが気になる場合は、再起動で改善する可能性があります。筆者の場合、再起動前は常に「FaceTimeオーディオ」と表示されていましたが、再起動後は表示が「FaceTimeオーディオ」から「モバイル通信」に切り替わるようになりました。
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