2025年6月20日現在、Amazonを装った詐欺メール「【Amazon】Amazonポイント付与に関するご確認のお願い」が出回っています。
メールには「ご返金状況を確認する」といったリンクが添付されていますが、リンク先はAmazonを装ったフィッシングサイトなので、クリックしないよう注意してください。
目次
「Amazonポイント付与に関するご確認のお願い」詐欺に注意
2025年6月頃から、「【Amazon】Amazonポイント付与に関するご確認のお願い」といった、Amazonを装った詐欺メールが確認されています。
筆者のメールアドレスにも届いていますが、「返金および10,000ポイント付与手続きを進めている」として、返金状況の確認を求める内容になっていますが、実態はフィッシングサイトへの誘導を目的とした詐欺メールです。
Amazonを装った詐欺メールは多く出回っていますが、このメールはAmazonの正規メールと見分けがつきにくいシンプルなデザインで、テキストリンクの色やロゴ画像も本物に似せられているので注意してください。
Amazon.co.jpをご利用いただき、誠にありがとうございます。
現在、返金および10,000ポイントの付与手続きを進めております。
ご登録のクレジットカード情報をご確認のうえ、アカウントへの反映をご確認ください。ご返金状況を確認する
このメールアドレスは配信専用です。ご返信はご遠慮ください。
..(以下コピーライト等 / 省略)
なお、差出人欄には「Amazon.co.jp/ビジネス」と表示されていますが、実際のメールアドレスは「no-reply-○○○@ki○○○.ed.jp」となっており、Amazonとは無関係のドメインが使用されていました。
Amazonを装ったフィッシングサイトに誘導
検証機で詐欺メールのリンク先を確認したところ、Amazon公式サイトを模倣したフィッシングサイトに転送されました。
このフィッシングサイトでは、Amazonアカウント情報とクレジットカード情報の入力を求められますが、これらを入力してしまうと、不正アクセスや不正利用の被害に遭う可能性が高いため、入力しないよう注意してください。
万が一アクセスしてしまった場合は、個人情報を入力せずにページを閉じてください。もしAmazonアカウント情報を入力してしまった場合は、以下の対処を行ってください。
- Amazon公式サイトのアカウントサービスでパスワードを変更する
- 注文履歴に不審な注文がないか確認
- 非表示にした注文に不審な注文がないか確認
- 身に覚えのない注文をあった場合はAmazonカスタマーサービスに連絡
もしクレジットカード情報を入力してしまった場合は、すぐにカード裏面に記載されている窓口に連絡し、フィッシングサイトでカード情報を入力したことを報告してください。
Amazonからのメールはメッセージセンターで確認
Amazonからの正規メールは、Amazon公式サイトのメッセージセンターにも同じ内容が配信されることが多いです。
そのため、受信したメールが本物か偽物か判断に迷う場合は、まずはメッセージセンターを確認して「メールと同じ内容のメッセージ」が届いていないか確認することをお勧めします。
メッセージセンターに配信されないパターンもある
Amazonアカウントに関する重要な一部メールは、メッセージセンターに配信されないことがあります。
こういったメールは「指定のリンク先で操作を必要とする可能性があるメール」であることが多く、本文末尾に「https://www.amazon.co.jp」で始まるテキスト形式のURLが記載されています。
このEメールがAmazonから送信されていることを確認するにはどうすればよいですか?
このEメールのリンクは「https://www.amazon.co.jp」で始まります。以下のリンクをいつでもブラウザに貼り付けて表示できます。https://www.amazon.co.jp/a/c/r/○○○
リンクを直接クリックすることなく、テキスト形式のURLが正しいドメイン(amazon.co.jp)であることを確認してから、コピー&ペーストでアクセスできるよう工夫されています。
※ AmazonおよびAmazon ロゴは、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
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