2025年5月12日現在、Amazonを装った詐欺メール「アマゾン: Amazon返金の確認」や「Amazon.co.jp返金の確認」が出回っています。
メールは「お支払いいただいたクレジットカードをご確認いただき、ログインアカウントへの入金をご確認ください。」といった内容で返金状況の確認を促されますが、フィッシングサイトへ誘導する詐欺メールなので注意してください。
目次
Amazon返金メールを装った詐欺メールが出回る
2025年5月12日現在、「アマゾン: Amazon返金の確認」や「Amazon.co.jp返金の確認」といった、Amazonの返金メールを装った詐欺メールが確認されています。
筆者のメールアドレスにも先月頃から同様の詐欺メールが複数届いており、いずれもリンク先で返金状況を確認するよう促す内容でした。
Amazon.co.jpをご利用いただき、誠にありがとうございます。下記の返金明細より、お支払いいただいたクレジットカードをご確認いただき、ログインアカウントへの入金をご確認ください。
普段から詐欺メールに警戒している場合でも、Amazonで商品を返品したタイミングと偶然重なってしまうと、騙されかねないので十分に注意してください。
偽サイトに誘導、Amazonアカウントを入力しないよう注意
この詐欺メールには複数のテキストリンクが設定されており、すべてAmazonを装ったフィッシングサイトへ誘導されることを確認しました。
フィッシングサイトはAmazon公式サイトを模倣しており、Amazonアカウント情報(メールアドレス、パスワード)やクレジットカード情報の入力を求められます。
Amazonアカウント情報を入力してしまうと不正アクセス被害に遭う可能性があるため、もし入力してしまった場合は以下の対処が必要です。
- Amazon公式サイトのアカウントサービスからパスワードを変更する
- 注文履歴に不審な注文がないか確認
- 非表示にした注文に不審な注文がないか確認
- 身に覚えのない注文をあった場合はAmazonカスタマーサービスに連絡
また、クレジットカード情報を入力してしまった場合は、カード裏面に記載されているヘルプデスクに連絡し、フィッシングサイトでカード情報を入力したことを必ず報告してください。
Amazon正規の返金メールの特徴について
Amazonから配信される正規の返金メールは、件名が「ご注文の返金について(注文番号)」となっており、メール本文に返金の詳細が記載されているため、リンクのクリックは必要ありません。
正規の返金メールに記載されている情報
- 注文番号
- 商品名
- 個数
- ASIN
- 理由
- 返金額(商品の小計)
- 返金先(クレジットカード等)
また、返金メールが本物か偽物か判断が難しい場合は、Amazon公式サイトのメッセージセンターに同じ内容の通知が配信されているか確認することをお勧めします。
リンクのクリックが必要な場合はテキスト形式のURLが記載
Amazonアカウントに関する重要なメールでは、正規メールであっても指定のリンク先での操作を求められることがあります。
こういった「指定のリンク先で操作を求めるメール」の場合、正規メールは本文末尾に「https://www.amazon.co.jp」で始まるテキスト形式のURLが記載されている特徴があります。
リンクをクリックせず、テキスト形式のURLを目視で確認し、正しいドメイン(amazon.co.jp)であることを確認してから、コピー&ペーストでアクセスできるよう配慮されています。
このEメールがAmazonから送信されていることを確認するにはどうすればよいですか?
このEメールのリンクは「https://www.amazon.co.jp」で始まります。以下のリンクをいつでもブラウザに貼り付けて表示できます。https://www.amazon.co.jp/a/c/r/○○○
※ AmazonおよびAmazon ロゴは、Amazon.com, Inc. またはその関連会社の商標です。
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