2025年5月8日現在、iOS版X(旧Twitter)で「会話履歴をGrokに保存する(Allow Grok to remember your conversation history)」をオフにできない問題が発生しています。
この問題により、設定をオフにしても画面を切り替えるとオンに戻るため、X上では「Grokを使っていないのに勝手にオンになる」「会話履歴をオフにしてもオンに戻される」といった声が増えています。
目次
「会話履歴をGrokに保存する」が勝手にオンになる
2025年4月、対話型AI「Grok」に会話履歴の記憶機能が追加され、デフォルトでオンに設定されています。
会話履歴の保存が不要な場合は、Xで「会話履歴をGrokに保存する(Allow Grok to remember your conversation history)」をオフにすると無効化できますが、iOS版Xではオフにしてもオンに戻る状態が続いています。
Grok now remembers your conversations. When you ask for recommendations or advice, you’ll get personalized responses. pic.twitter.com/UXhX7BjS57
— Grok (@grok) April 17, 2025
バージョン10.96.1にアップデートしても改善しない
通常は「会話履歴をGrokに保存する」をオフにすると、設定がアカウントに適用されるため、プラットフォーム(ブラウザ版、アプリ版)を切り替えても設定が同期される仕様になっています。
しかし、iOS版Xでは設定が正しく保存されておらず、画面を切り替えるとオンに戻ってしまい、アカウントに設定が適用されない状態です。
執筆時点、iOS版Xの最新バージョンは「10.96.1」ですが、筆者のiPhoneでXアプリをアップデートしても問題が解消されないため、現在も修正されていない問題のようです。
ブラウザ版Xで設定をオフにすると反映される
ブラウザ版Xから「会話履歴をGrokに保存する」をオフにしたところ、iOS版Xアプリ側にも設定が反映されることを確認できました。
この問題はiOS版Xアプリの不具合である可能性があるため、アップデートで問題が修正されるまでは、Grokに関する設定はブラウザ版で行うことをお勧めします。
- ブラウザ版Xを開く
- 「設定とプライバシー」をタップ
- 「プライバシーと安全」をタップ
- 「Grokとサードパーティコラボレーター」をタップ
- 「会話履歴をGrokに保存する」をオフにする
会話履歴の保存を再度オンにする場合も、iOS版Xアプリからは変更が適用されないため、ブラウザ版Xから設定し直す必要がある点に注意してください。
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