AppleがiPhoneなどiOSデバイス向けに、iOS15.5アップデートリリースしました。iOS15.5アップデートでは、Podcastで保存するエピソードの数を制限し、古いエピソードを自動で削除する設定などが追加されています。
目次
iOS15.5アップデート内容の詳細と変更点について
iOS15.5では、Apple純正アプリ「Podcast」で保存するエピソードの数を制限し、古いエピソードを自動で削除する設定の追加など、機能改善と不具合の修正が行われています。
iOS15.5アップデートのサイズは、筆者環境(iPhone 12 Pro)で641MBとなっており、リリースノートに記載されている変更点等の内容にしてはサイズが大きい印象です。
iOS 15.5には、以下の機能改善とバグ修正が含まれます:
•Apple PodcastにiPhoneに保存するエピソードの数を制限して、古いエピソードを自動的に削除する新しい設定を追加
•ホームのメンバーが到着/出発したときにホームオートメーションが作動しない場合がある問題を修正一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できない場合があります。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222
Podcastで保存するエピソードの数を制限できる機能が追加
iOS15.5では、iPhoneの設定→Podcast→自動的にダウンロードに、「1番組につき最新のエピソードのみ」「1番組につき最新の2話のエピソード」など、デバイスに保存するエピソードの数を制限できるオプションが追加されています。
初期設定では「すべての新しいエピソード」が選択されており、ストレージの容量がある場合は大量のエピソードがダウンロード(保存)されるため、ストレージの空き容量に応じた項目に変更すると良さそうです。
ホームのオートメーション、人が出発・到着した時が作動しない不具合が修正
iOS15.5では、ホームのオートメーション機能で「人が到着」「人が出発」といったトリガーを設定したアクションが作動しない不具合が修正されています。
もしホームのオートメーション機能を使用しており、アップデート以前に「家に帰ってきても照明が付かなかった」「家に帰ってきたらエアコンがつけっぱなしだった」といった経験がある場合は、今回修正された不具合が原因だった可能性が考えられます。
iOS15.5で対処された脆弱性、セキュリティコンテンツ
iOS15.5アップデートでは、Safariのプライベートブラウジングを使用していてもユーザーの行動を追跡できる可能性など、CVE-ID基準で34件のセキュリティコンテンツが対処されています。
- Safariのプライベートブラウジングを使用しているユーザーを追跡できる可能性
- 物理的にアクセスできる場合、ロック画面から写真にアクセスできる可能性(ショートカット)
- メモアプリで大量に入力するとアプリがフリーズする可能性
- アプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性(GPUドライバー、IOKitなど)
- 悪意のあるウェブコンテンツを処理すると任意のコードが実行される可能性(Webkit)
すべてのセキュリティアップデート内容については、Appleが公開している「About the security content of iOS 15.5 and iPadOS 15.5」で確認することができます。
iOS15.5で報告されている不具合の情報について
iOS15.5アップデートで不具合が発生した場合はコメントにて詳細を共有して頂けると幸いです。なお、コメントは全て読ませて拝読していますが、不適切な言葉を含むコメントについては承認しない場合がある他、コメント欄に反映されるまで時間を要する場合があります。報告が多い不具合については、優先して調査し記事として詳細をお知らせします。
iOS15.5アップデートの評判と感想
執筆時点、iOS15.5アップデートがリリースされてから間もないこともあり、iOS15.5に関する不具合の情報が少ないものの、リンゴループやアップデート直後に圏外になるといった問題を報告する声は見受けられません。
iOS15.4.1以前の不具合の修正状況については、ショートカットでクイックメモを取得できない不具合に関しては、iOS15.5でも継続しているとの声があり、その他の問題について言及する声は見つかりませんでした。
今後アップデートを適用するユーザーが増えるにつれて、アップデート適用による影響を報告する声が増えるものと思われるので、状況を見つつ随時追記していきます。
iOS15.5で複数報告されている不具合と詳細(2022年5月25日)
iOS15.5のリリースから日にちが経ち、iOS15.5に関する問題がAppleサポートコミュニティやTwitterで報告されていますが、iOS15.5は過去のバージョンに比べると、一件の不具合報告(投稿)に対して数百~数千のユーザーが賛同するような大規模な問題は少ない印象です。
不具合の傾向としては「通知」と「Safari」に関する問題はやや目立つものの、その他の問題に関しては「ごく一部」で報告されている程度なので、あまり大きな心配をすることなくアップデートを適用しても問題無いかと思います。
- 【iPhone】iOS15.5で通知がこない不具合、アップデートしても改善しないとの声が増える
- 【iPhone】iOS15.5でSafariのタブが消える、プライベートに移動する不具合の詳細と対処
- 【iPhone】iOS15.5のSafariで読み込み中のまま開けない、読み込みが遅い問題の詳細と対処
- 【iPhone】iOS15.5でiCloudに「Setup」や「SleepLockScreen」が表示される不具合の詳細と対処
iOS15.5アップデート実行時の注意事項について
iOS15以降、ストレージの空き容量不足が原因となりデバイスが延々と再起動を繰り返す状態(リンゴループ)になったり、インストール済みアプリのキャッシュやログイン情報等が消去される事例が増えています。
iOS15.5アップデートを実行する際には、これらの容量不足を原因とする問題を防ぐためにもストレージの空き容量を十分に確保することを強くお勧めします。
iOS15.5アップデート直後はバッテリーを多く消耗する場合がある
iOS15.5アップデート適用後の48時間~1週間程度は、内部処理の兼ね合いにより通常よりもバッテリーを多く消耗する場合があるため、長時間外出する際には小型のモバイルバッテリーを携帯すると安心です。
※ iOSアップデートの処理によりバッテリーを大量に消耗している場合は、設定アプリのバッテリー画面に「iOSをアップグレード中のためiPhoneは通常より多く使用されています。これによりバッテリーの持続時間に影響がある場合があります。」と表示される場合があります。
また設定アプリのバッテリー画面、App毎のバッテリー使用状況で特定のアプリがバッテリーを大量に消耗している場合は、App Storeで最新アップデートが配信されていないか確認し、アップデートがある場合はアプリをアップデートするようにしてください。(古すぎるアプリはバッテリーを多く消耗している場合があります)
バッテリーの持ち時間を改善する設定について
iPhoneのバッテリー消耗が激しく、外出先など電源が無い場所で頻繁にバッテリー切れとなるような場合は、以下の設定を変更するなどしてバッテリー駆動時間を延長させるほかありません。
ただし、全ての項目を実行すると不便になりかねないので、ご自身の使い方を見比べて「影響の少ない項目」のみ試すことをお勧めします。
- 画面ミラーリングの使用を控える
- iPhoneを低電力モードで使用する
- iPhoneの自動ロックを1分に設定する
- アクセシビリティ機能「自動で電話に出る」をオフにする
- 使用していないアプリのプッシュ通知をオフにする
- 画面の明るさを自動設定にする(設定>アクセシビリティ>画面表示とテキストサイズ>明るさの自動調節)
- コントロールセンターから手動で画面の明るさを暗くする
- 長時間の映像ストリーミングは可能であれば他デバイスで視聴する(テレビなど)
- 起動したアプリをマルチタスク画面から完全に終了しない(最小化した状態で使い続ける)
- プライバシー→位置情報サービスで、アプリの設定を可能な限り「使用中のみ」に変更する
- メールの受信頻度(フェッチ)やカレンダーのデータ取得頻度を減らす
- 設定→一般→Appのバックグラウンド更新で不要なアプリをオフにする
- バッテリー残量が20〜30%になる前に充電する
- Wi-Fi環境がある場合は積極的に利用する
- モバイル通信やWi-Fi通信の電波強度が低い、圏外になる場合は機内モードを使用する
- Wi-FiやBluetoothを使用していない場合はオフにする
- 設定→モバイル通信でWi-Fiアシストを有効にする
- 設定→バッテリー→バッテリーの状態に交換を勧めるメッセージ等が表示されていないか確認する
- 設定→Apple ID(自分の名前)→iCloud→iCloudバックアップ→モバイル通信経由でバックアップをオフにする
15.4.1でも発生していましたが、iPhone13miniで拡大鏡が動作しない不具合が継続しています。(起動しても画面真っ暗)
アプデ後、TikTokがすぐに落ちるようになりました
アップデート後に、Suicaのエクスプレス設定が外れていた状況となり、改札で他のメインカード(クレジットカード)が立ち上がってしまいました。見てみるとエクスプレス設定は残っているのに機能しておらず、あらかじめSuicaを起動しておいてもロックボタンダブルクリックを求められました。
結局iPhone自体を再起動したら治ったようですが、なかなかに怖い現象でした。
普段はサブ機にiPhone8とメインにiPhone12minを使ってます!
今回もAppleからのIOS 15.5への更新があったので、さっそく更新しましたが、iPhone8、iPhone12min共に、今のところまったく不具合などの問題はありませんでしたね!
12 Proですが、今のところこれといった不具合はないですね。
ただ、アップデート直後、動画のサムネイルが(これはWinで編集して後付でサムネイルを挿入したものですが)それが元のに戻ってしまった位でしょうか?
この点は、その後再度Windows PCでサムネイルを挿入してiTunesで同期したところ元に戻ったのでまあいいか、といった感じです。
iPhone8とSE2をアプデしました。
ここ1年くらい8の方から「よく閲覧するサイト」が消えてましたが復活しました!
しかし、この前のiOSから、iCloudでブックマーク同期すると、片方のiPhoneのお気に入りの順番がおかしくなる事案が発生しており、それは改善されておりませんでした。
解決方法があれば知りたいです。
アプデ後からパケ詰まりみたいなのが頻発して起こる。
ネットワークリセット試しても再発し、初期化するしかないっぽいですね、、
iOS15.5にアプデしたところ、今まで不具合だったアプリ等の容量肥大化は直ったみたいですが、今度は使わない機能 (モーションとフィットネスやPodcast等)を全てOFFにしてたのにいつの間にかONになってたりします。
Safariに関しても固まったり読み込めない等の不具合は継続しています。
iPhone8ですがios15.4で発生した「アプリ使用中に強制再起動、パスワード入力で起動しますが、すぐに強制再起動になる症状」はios15.4.1、ios15.5にアップデートしても改善されません。強制再起動で「音量を上げる」ボタンを押し、すぐに放す。「音量を下げる」ボタンを押し、すぐに放す。Appleロゴが表示されるまで、サイドボタンを押し続ける。以上を行って再起動しても改善されません。次のアップデートでは改善されますように祈ります。
iPhone XRとXS Maxの4台を15.5に
Mac Montereyにてアップデート後
インターネット接続がありませんと
メールアプリ、インスタ、Twitter、
Facebookなどで頻繁に出ます。
一瞬のようですがWi-Fi接続が
不安定になりました。
あとはアプリが挙動不審になってます。
15.5に限らず15でのバグは
メールアカウントを追加すると
14までは下に追加になっていったのに
順番がめちゃくちゃになります。
画面収録したものは途中から再生になり
そこから最初に戻って再生になります。
この二つとSafariの同期は去年11月から
Appleにフィードバックや
Appleケアにて相談しているにも関わらず
改善しておりません。
15.5にアップデートしました。(iphoneSE第2世代)
アップデート完了後、ソフトウェア・アップデートされましたの表示が出た際の「OK」が押せない。
そのため、操作ができません。
どうやらタップが反応しなくなったようです。
電源ボタンを押して強制終了を試みるも、「OK」が押せないため、電源も落とせない。
音量上げ下げ、ボタンや電源ボタン以外押せず、、、
操作ができないため、解決法があるのか不明です。
保存したビデオを読み込めませんと表示してビデオ再生ができない
15.5にしてから画面の自動ロック時間が半分以下で暗くなってしまうようになりました。
自動ロック5分で設定していても2分20秒で暗くなります。
1分で設定すると25秒くらい。
自動ロックなしにするとずっと暗くならないままです。
iPhoneはSE2なのですが、SE2と15.5の愛称だろうかと13Pro MAXを持っている人に試してもらったら私と全く同じ症状だったので、機種は関係ないようです。
もちろんバッテリーの低電力モードのところはオフにしています。
iOS15.4.1 → 15.5
(iPhoneSE1 32MB, IIJ-mio D回線)
5月30日15時にipswファイルでUpdate
発熱なし
Safariのタブがワンタップで開く確率が高まるが、まだたまに開かない。
Strage表示 問題なし
(結果が早くなり、前回の結果を記憶するようになった。SystemData:Update前6.15GB、1日後6.71GB、2日後6.84GB、3日後6.24GB、4日後5.17GB)
指紋認証 問題なし
wallet 問題なし
音声通話 問題なし
カメラのピント等 問題なし
iMessage 通知問題なし
LINE Chat 通知問題なし
(他の通知Off)
Battery
30日21時 87% → 4時 78%
31日21時 82% → 6時 74%
1日21時 93% → 5時 82%
2日21時 85% → 6時 75%
(15.3約10%、15.3.1約20%、15.4約10%、15.4.1約10%)
iOS15.5アップデートしましたがAmazonミュージックを有線にてサイバーナビに接続した所カバーアートが表示されなくなりました。早期改善求む!
里親募集サイト(ネコジルシ)の登録ができなくなりました。サイトに問合せたところ ios15.5の不具合が多数出ているとの事です。
iPhoneストレージのシステムデータが158Gになりました。
アップデートしてから、発熱と電池の減る速度が速くなった気がします。iOS15.5の影響なのかは分からないのですが、スクリーンタイムの設定時間がバグって使えなくなりました。
毎回アップデートするたびに新たなバグを生み出すのやめてほしいですね…
スリープ画面でのタッチができなくなりました。
pinコードは打てるのですが、タッチして開けなくなりました。色々試したのがダメでした。
開けば普通に反応します。
それと、早朝の時間全くiPhoneが開けなくなります。
時間が経つと急に開けます。
TKさんと同じです。
画面操作が出来なくなりました。
アップルに相談したところ,修理か交換を薦められました。
私の解決方法は,wifiがつながらない環境で操作すると治りました。
Appleさんいい加減にこれ直してほしい。
動画のアプリ開いてると 裏で他のAPPがアップデート待ちになってると
動作が動かなくなったり、動画見れなくなったりするの本当やめてほしい。
ソシャゲもそれで動かなくなったり、開けなくなる。これ迷惑すぎる。
iphoneXSmaxとIpad9.5を使ってます。iphoneの方はバッテリーの持ちが悪くなった気がします。
両方共通として、ボイスメモが5~6分で録音していない状態になる。ストップボタンを押しても
録音が止まらない。強制的に終了させるしかない。
ボイスメモは仕事で使う機会が多いので修正をして欲しいと思ってます
iOS15.3.1 → 15.5
(iPhoneSE2 64MB, IIJ-mio D回線)
7月7日にiPhoneを開通させ、動作確認後、OTAでUpdateしました。
発熱なし
Safariのタブの開きが悪い。
タブに×が表示されないことがある。
Strage表示 問題なし
指紋認証 問題なし
wallet 問題なし
音声通話 問題なし
カメラのピント等 問題なし
iMessage 通知問題なし
LINE Chat 通知問題なし
(他の通知Off)
Battery
9日22時 76% → 5時 74%
11日4時 81% → 8時 81%
11日23時 85% → 5時 85%
12日21時 84% → 4時 80%
13日21時 96% → 4時 91%
※ SE1(Battery Max. Cap. 87%)の15.5は約10%、15.3.1は約20%でした。
今日iPhone12のアップデートしました。
圏外になり、カードを入れ直したりリセットしましたが未だになおりません。
現在WiFiで使っています