iOS14.5アップデート適用後、一部のiPhoneで「Face ID(顔認証)の機能が動作しない」「Face IDとパスコード」が表示されない」「マスクを着けたままFace IDロックが解除できない」など、Face IDに関連する問題がAppleSupportCommunityで相次ぎ報告されています。
目次
エラー「Face IDは利用できません」が一部で報告
iOS14.5では、Apple Watch(watchOS 7.4)と連携することでマスクを着けたままFace IDロックを解除できるようになりましたが、一部のiPhoneでFace ID(顔認証)機能が正常に動作しない問題が報告されています。
不具合の症状はデバイスにより異なり、AppleSupportCommunityでは主に「Face IDがエラー(Face IDは利用できません)になる」「設定からFace IDとパスコードの項目が消えた」といった2つのケースが報告されています。(1 / 2 / 3)
Face ID Is Not Available
Try settings up Face ID later.
Face IDは利用できません
あとでFace IDを設定してみてください。
またiOS14.5アップデート適用後、ごく一部のiPhoneでFace IDの他にも、懐中電灯(ライト)機能やカメラ機能の動作も停止するといった事例も報告されています。
iPhone XS updated to 14.5. The flashlight, cameras and face ID stopped working.
Resetting to the factory does not give results. Installation via DFU too.
再起動や初期化、持ち込みによるサポートや修理も検討
iOSアップデート適用後、Face ID(顔認証)の機能が動作しない不具合はiOS13.XやiOS14.Xの頃にも報告されており、執筆時点ではiPhoneの再起動や初期化(復元)といった基本的な対処法を試すほかありません。
またiOS13.X当時の事例にはなりますが、最終的に本体の修理交換になったとの報告もあるので、もし上記の基本的な対処法を試しても改善しない場合はAppleサポートに修理交換の手配、Apple Store(Genius Bar)や正規サービス・プロバイダに持ち込み、修理等の相談をするようにしてください。
同じくです。あれこれやったもののダメで、Appleに問い合わせたら本体交換との事でした。(--;
— ֍ʎpıʞʎpıdS֎ (@SpidyKidy) October 16, 2019
マスクを着けたままFace IDロックが解除できない問題
iOS14.5でマスクを着けたままFace IDロックを解除する時のみ動作しない(ロックが解除されない)場合は、以下の必須となる環境や設定を満たしているのか再確認してください。
- Face IDに対応したiPhone X以降のモデル
- Apple Watch Series 3以降のモデル
- iOS 14.5以降のiPhone
- watchOS 7.4以降のApple Watch
- Apple WatchとiPhoneが通信できる距離にあること
- iPhoneでApple Watchでロック解除
- Apple Watchのパスコードロックがオンになっていること(Watchアプリ→パスコード)
- Apple Watchを装着していること
- 設定→Face IDとパスコード→Apple Watchでロック解除をオンにする
また着用しているマスクのデザインや色(ベージュ、グレーなど)によっては正常に動作しない事例も報告されているので、この場合は別のマスクを着用したり、マスクを手で覆うことでFace IDロックを解除できないか確認してください。
使うときだけ一瞬マスク下げる!
顔とiPhoneの間に適度な距離を持たせる。25センチから30センチくらい。