SOUNDPEATS(サウンドピーツ)が、クラウドファンディングサイト「Makuake」で新型ワイヤレスイヤホン「Truengine2(トゥルーエンジン・ツー)」のプロジェクト支援を公開しています。
目標金額500,000円に対して既に3,700,000円以上と目標金額の750%を越える支援を集めている注目のイヤホンですが、今回はレビュー用にサンプルを提供して頂いたので音質や使用感などについてレビューします。
目次
デュアルダイナミックドライバーを搭載したTruengine2
SOUNDPEATS(サウンドピーツ)の新型ワイヤレスイヤホン「Truengine2(トゥルーエンジン・ツー)」は、原音を忠実に再現する音質”Hi-Fiサウンド”を目指して開発された製品で、デュアルダイナミックドライバーと独自技術Crossoverによって、従来モデルよりも音質を大幅に向上させたモデルです。
搭載チップは、クアルコム社のワイヤレス向けチップ「QCC3020」を採用し、Bluetooth 5.0の対応、高い低遅延と安定性を実現しています。実際に視聴してみると、音量調整などの音楽操作の遅延も目立たず、再生中の音楽がプツプツと途切れるようなことも無く安定した動作です。
またイヤホン本体はタッチ操作にも対応しており、筐体をタッチするだけで音楽の再生や停止、音量調整、Siriの起動などの操作ができるようになっています。
最大連続音楽再生時間は約7時間、充電ケース併用で30時間以上に
イヤホンは連続音楽再生約7時間のバッテリー容量となっており、デュアルダイナミックドライバー搭載の為か重量は左右各約6.1gとAirPods(第2世代)に比べると若干重たいです。
付属のケースは、イヤホン本体を最大3.5回充電できる充電ケースとなっており、サイズは86 x 40 x 41mm、約72gです。充電ケースに関しては、購入時に「Tpye-Cポート対応」と「ワイヤレス充電対応」の2タイプから選ぶことができます。(ワイヤレス充電モデルの場合は別途充電パットの購入が必要)
1年以上の歳月をかけて作られたイヤーフックの完成度は高い
Truengine2に同梱されているイヤーフックは、数万人の耳の形を分析して繰り返しの微調整を1年以上続けて作られており、イヤーフック装着時の違和感が苦手な私でも違和感無く使えています。
イヤーフックのお陰もありイヤホンの装着感や遮音性はかなり良く、正直なところ音質よりもイヤーフックの完成度に驚いています。
Truengine2の再生音質やマイク性能について
音質に関しては個人によって差があるので参考程度として留めて頂きたいですが、私としては価格(通常9,980円)であることを踏まえると、音楽体験を優先するのであれば「他にも選択肢があるのかな?」と感じてしまう音質でした。(クラウドファンディングの特別価格6,088円〜なら納得できる音質)
もちろん、3,000円程度の安いワイヤレスイヤホンに比べると音質は圧倒的に優れていますし、低域や高域も聞き取ることはできるので普段使用としては十分なクオリティだとは思います。
ただ、私としては音全体がややモコッと籠もっている、音の輪郭がパキッとハッキリしていないなど、気になる点がいくつかありました。Hi-Fiサウンドを目指すのであれば、もっと透明感があってクッキリとした音質なら良かったかなと。低音に頼っている部分が否めませんでした。
マイク性能についてはノイズキャンセリング機能が備わっているものの、マイクの指向性が甘いのか相手に届く音量が遠い&小さいでイマイチな完成度だったので、こちらは改良余地が大いにありそうです。
音質やマイクに関してはダメ出しが多くなってしまいましたが、Truengine2の装着感やイヤーフックの完成度は本当に高いです。実際に今も2時間以上イヤホンを装着して音楽を聴いていますが、イヤーフックの違和感や痛みも無く、付け心地や遮音性は本当に優れている印象です。
ランニングやジョギングなどのフィットネスをする際のイヤホン脱落に悩まされているのであれば、優れた装着感と遮音性、決して悪くはない十分な音質のTruengine2は良い選択肢になると思います。
なお、価格はType-C充電版とワイヤレス充電対応版ともに9,980円となっており、Makuakeでプロジェクトの支援をすると6,088円〜購入することができます。興味がある方はぜひ。
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